この時期のハワイの風物詩と言えば、なんといっても「ホノルルシティライツ」でしょう。歌にもなったホノルルシティライツとは、ホノルル市のダウンタウンで毎年行われる、クリスマスのイルミネーションのことなのです。と、いっても日本でよく行われるびっしりとライトで覆うタイプのイルミネーションではありません。もっと素朴であたたかみあふれるクリスマスの飾り付けが特徴。シャカのポーズを決めたハワイらしいサンタさん夫妻や雪だるま、子どもたちや積み木など、まるで絵本から飛び出てきたようなオブジェが並び、その中心には大きなクリスマスツリーが。12月2日に行われるクリスマスツリーの点灯式では、ホノルル市長自らが音頭を取り、コンサートやエレクトリカルパレードなどが行われます。毎年何万人もの人々が訪れる一大イベントなんですよ。この時期ハワイにおられる方は、見に行ってみるのも面白いですよ。場所はダウンタウンの市庁舎前、シビックグラウンドです。
今年ももう大詰め。気付けば12月ではありませんか! 12月と言えばクリスマスですよね。我が家は数年前までは生木のクリスマスツリーを毎年飾っていたのですが、環境のことも考えて繰り返し使える人工のものに変えました。そうすると枝を払ったり、水遣りをすることもなく、簡単にすぐ飾れるようになって、クリスマス飾りが憂鬱じゃなくなりました。今年は11月23日の感謝祭が終わったとたんにクリスマスのデコレーションをスタート。家の壁に沿って電球をめぐらせ、ドアには大きなリースを飾り、ホリデー気分に浸っています。
ところで、アメリカの映画やドラマには、クリスマスツリーの足元に大量のプレゼントの箱が置いてある光景がよく登場しますよね。最初はびっくりしたのですが、アメリカって質より量なのか、大量のプレゼントを一つ一つラッピングして、ツリーの根元に置くのって普通のことなんですね。最初は「なんて贅沢な!」ってビックリしたんですけど、実は一つ一つのプレゼントはそんなに高級なものではなく、たとえばTシャツとか、お菓子などだったりします。
そして、そのすべてに「○○からXXへ」など、プレゼントを贈る相手と贈り主の名を書いたラベルを貼るんです。そしてクリスマスの日には、一斉にプレゼントを開けてお礼を言い合うんですよね。ラッピングはビリビリッと破ります。日本育ちの私には最初はちょっと信じられない光景でした。日本の実家はプレゼントは1個だけ。寝ている間にサンタさんが枕元に置いてくれていました。そして、包装紙はそっとはがして、綺麗にたたんでブックカバーなどに再利用したりして。我が家が特別慎ましかったのかもしれませんね。でも、アメリカでも日本でも、そこに流れるクリスマスの精神のようなものは同じ。相手を思いやる気持ちは同じですよね。今年は家族にどんなプレゼントを用意しようかな?
<夫へのプレゼントがなかなか決まらない 明子>