月日の経つのは早いもので、もう8月ですね。8月のお盆休みを利用して、ハワイへこられる方も多いと思います。Myハワイでは、ハワイ旅行を計画中の方のお役に立てるよう、毎日様々な記事を更新しています。ぜひ参考にしてくださいね。
そういえば、最近ホノルル市内で話題となっているのが、バイクシェアプログラム。街のあちこちに自転車ラックが設置され、水色の自転車がずらりと配置されています。クレジットカードやアプリで借り出すことができますので、利用してみても面白いかもしれません。ただし、自転車で歩道を走るのは禁止されている場所がほとんどですから、気をつけてくださいね。
アロハ、明子です。私はハワイに18年ほど住んでいますが、産まれたのは福岡市で、小学校3年生からは大阪の堺市で育ちました。だから出身地を聞かれると大阪と答えています。ところで、わが故郷の大阪とハワイの間に60年も続く草の根交流があることをご存知ですか?
この交流は戦後の大阪で、困窮しきった状態のなか、戦災孤児たちの保護施設を運営していた聖家族の家のシスターたちと、「狼犬部隊」のニックネームを持つ米国陸軍第27歩兵連隊の兵隊さんたちが出会ったことがきっかけで始まりました。孤児院を訪れた同部隊のヒュー・オライリー軍曹と兵士たちは、子どもたちの悲惨な状況を知り、パンやチョコレート、毛布や石炭などを持って訪れると共に、「給料の一部を子どもたちのために」という、募金活動を始めました。
朝鮮戦争後、ハワイに移動した狼犬部隊とオライリー氏、今度は聖家族の家の子どもたちをハワイに招待するという活動を始めました。その後「ピースブリッジ」という非営利団体が組織され、今でも毎年、ハワイに子どもたちを招いているのです。
今年も、聖家族の家から子どもたちがハワイにやってきたので、出迎え&記者会見に行ってきました。子どもたちは次々とレイをかけてもらい大歓迎を受け、元気に英語で挨拶しました。聞くところによると、その後アメリカ人家庭の養子となる子どもたちも多いそうです。
草の根活動だけあって、あまり知られていない活動だとは思うのですが、このような素晴らしい交流が、今後もずっと続いていってほしいと心から思いました。
<子どもたちの笑顔につい涙腺がゆるんでしまった 明子>