日本から桜便りが届くたびに、なんともうらやましい気分になるハワイ在住の私たち。日本の春の風物詩、お花見が懐かしいです。ハワイにも桜はあるのですが、南洋桜なので、いまひとつ日本の桜とは風情が違うんですよ。
この時期、ハワイの各ホテルではイースターのブランチビュッフェなどが多数紹介されます。元はキリスト教の行事であるイースター(復活祭)というと、日本ではあまりなじみがないと思いますが、ハワイでは子どもたちが卵に色を塗ったり、卵探しを楽しんだりと、様々なクラフトなども楽しめる日曜日として、人々の間に広く浸透しています。この時期ハワイに来られる方は、イースターの催しに参加してみてはいかがでしょう。
先日、公園でポストのような箱を見かけました。子どもたちが開け閉めしていたので見てみると中に小さな本が数冊入っていて、箱には「Little Free Library(リトル・フリー・ライブラリー)」と書いてありました。この小さな箱は図書館だったのです。
後日、新聞の記事で紹介されていたのですが、「リトル・ライブラリー」は読書活動推進を目的にウィスコンシン州で2009年に始まり、大人もこどもも誰でも簡単に利用できるようになっています。中に入っている本から好きなものを選び、それを読んだら元に戻すか、又は代わりに自分の持っている本を持ってきて入れるという仕組み。現在全米で5万個以上あり、ハワイ州には14個あるそうです。ポストのようなものもあれば、可愛いお家のような形のもの、プラスチックの箱など見た目は様々。
身近に、そして気軽に本を借りることができるのは、とても良いシステムだな~と思っていたのですが、なんと先日、カイルアにあったリトル・ライブラリーが何者かによって盗まれたというニュースを目にしました。リトル・ライブラリーを利用していた人たちはきっとがっかりしていることでしょう。何の目的で盗んだのかはわかりませんが、犯人が頭を冷やして元に戻してくれるといいのになと願わずにはいられません。
<もっともっとリトルライブラリーが増えるといいな。 かな>