最近立て続けに、日本とハワイの子どもたちの交流に立ち会う機会がありました。子どもたちの笑顔もさることながら、頭が下がったのが、ボランティアの皆さんの素晴らしい働きです。きっとリオ五輪でも、たくさんのボランティアの方が縁の下の力持ちとして、大会の円滑な運営のために一生懸命働かれることと思います。私も空いた時間に、ボランティアとしてできることをいろいろとお手伝いしていけたらと実感している今日この頃です。
先日「ザ・チェンジ・アカデミー」という、新しい教育プログラムを取材してきました。日本とハワイの高校生たちが一緒に15日間の合宿をする中で、次世代に繋がるリーダーシップを身につけるのが狙いだそうです。タロイモ畑を訪ねたり、ハワイアンの教えを学んだり、地元の起業家たちからビジネスについての話を聞いたりしながら、参加者それぞれの目標を達成する能力を身につけていくんです。
まず見学したのは、ハワイアン・ホスピタリティの授業。先生を囲んで楽しく対話しながら、ハワイアンの価値観について学んでいきます。ハワイ在住の長い私も再発見ことが多く、アロハ・スピリットについて、今一度考えることができました。日本とハワイの高校生たちが笑顔で交流している様子は、見ていてとても心温まるものでしたね。
また、最終日を前に、参加者のプレゼンテーションも見学に行きました。参加者の高校生たちがそれぞれ、ザ・チェンジ・アカデミーで学んだこと、自分が変わったこと、これからのビジョンについて壇上で発表したのですが、皆目がキラキラと輝いていて、希望に満ちていて、それはもう頼もしかったですよ。この子達ががんばってくれれば、将来はさらに良いものになるに違いないと、思わず目頭も胸も熱くなってしまったのでした。
小さな気付きが行動を呼び、やがて大きな変革がやって来る… ちょっぴり大げさですが、そんな歴史の一幕に立ち会えたようで、とても嬉しい取材でした。
<若かったあの頃に戻れたらなあ… 明子>