このコーナーでは、現地在住の「ハワイの歩き方」編集部が集めたハワイ暮らしに役立つ情報をご紹介します。ハワイでの滞在や生活に、もちろん旅行者にも役立つ情報が満載です。
ハワイ在住者の交通手段 2
ハワイで生活していて移動手段を考えるとき、オアフ島では現在のところ車かバスか自転車か(オートバイは車と自転車の中間ということで割愛)、というのが一般的な選択肢です。前回はザ・バスと車での移動に関して良い面と悪い面などについて書きましたが、今回は自転車とタクシーについてです。
■自転車 安くて速く小回りが利き、脚力だけで進む自転車はエコで健康的な選択肢。いつでも暖かいハワイではサイクリングも気持ちよくできますし、街中にも自転車ラックが至る所にあるので、駐輪するにしてもとても便利です。日本と違うところは、ハワイでは自転車も車と同じように車道を走らなければならないことです。歩道を使うと法律違反なので気をつけましょう。
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渋滞知らず |
狭い隙間をすいすい行ける自転車は渋滞もそっちのけで移動可能 |
安い |
車に比べるとかなり安く入手可能。中古などを個人売買すると特に安く購入できる。街中で至るところにある自転車ラックに無料で駐輪できる |
便利 |
遠出の際や疲れたらバスの前についているバイク・ラックに自転車を載せ、バスに乗ることもできる。駐輪するにしても小さいスペースにとめられる自転車は便利 |
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盗難 |
車と同じで盗難が多い。自転車用のロックなどはつけていても、カットされて簡単に盗まれてしまう。警察に報告しても被害総額$500以下のものは報告書を受けるだけで、まともに取扱ってくれない。盗まれたものが見つかることはめったにない |
危険 |
ハワイの道やドライバーは自転車やオートバイにあまり優しくない。たまに自転車専用レーンのある道もあるが、基本的に車と同じ法規で道を使うため、煽られたり無理に追い越されたりして危険 |
天候 |
オアフ島では突然雨が降ってくることも珍しくない。また強い日差しの中ヘルメットをかぶるのは暑いため、多くの自転車利用者が何もかぶらずにいるが(さらに軽装)、一度事故に会うと大変な怪我に |
地理 |
オアフ島には坂が意外に多い |
少人数 |
1-2人でしか出かけられない |
荷物量 |
持ち運べる荷物の量はかなり限られる |
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●年齢層:健康な若者 ●生活単位:一人暮らし ●予算:低 ●滞在期間:短−中期 ●生活パターン:何でも割りと手近にある人口過密な地域に住む人。日本では幅広い年代層の人が自転車を利用しますが、ハワイでは道路の使い方も違いますし、体力のない方にはお勧めできません。やはり行動範囲が狭くなってしまうので、他の移動手段(バスなど)と組み合わせると便利です。
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■番外編−タクシー ワイキキ内に家も仕事場もあるという人で良い意味で行動範囲が狭いため、普段の徒歩移動とお友達の車に同乗して移動する以外はタクシーを使うというツワモノもいます。言わずもがな悪い点はコストがかかる、ということですね。メーターの料金だけでなく、ハワイではチップも必要ですし、悪い運転手に当たるとお釣りをくれないという人もいます。そういう場合はきちんと請求しましょう。また、ワイキキの外ですとショッピングセンター近辺にしかタクシーはいないので、帰りのタクシーを電話で呼び寄せるなどしなくてはいけません。
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■番外編2−大容量輸送交通 西はカポレイ地区から東はハワイカイまでホノルルの道路渋滞はかなりのもので、年々悪くなるばかり、ということで当局は緩和策を長年考えてきました。ハイウェイの増設などたの選択肢も検討されましたが、現在のところ西のカポレイからハワイ大学マノア校までをつなぐ大容量輸送という方法に決まっています。まだ計画段階のため鉄道になるかモノレールになるかなどについてはまだ具体的には決まっておらず、工事着手は早くても2009年予定。詳しくはこちらをご覧ください(一部日本語あり)。
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