North American travelers lift Hawaii’s hotel occupancy
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2021年に入り上昇傾向に
今年に入りアメリカ本土からハワイへ来る旅行者が増加し、観光業を盛り上げる一方で、海外からの旅行者の欠如がハワイの観光業回復を妨げていることがわかりました。
今年5月にはホテルの需要が上昇したことから、客室の価格平均が2019年より高くなりました。ハワイのホテル業界はパンデミック当初からすると回復を見せているものの、ホテル客室稼働率と販売可能な客室1室あたりの収益は以前と比べて低いままです。
6月21日(月)、ハワイ州観光局は、ハワイのホテル客室稼働率が5月には61.5%まで上昇したと発表。この数値は、ハワイの月ごとの客室稼働率では2020年2月以来最も高く、この時期と比較すると84.7%上昇しています。さらに2020年4月は50.8%、3月は43%、2月は31%、1月23%と、今年に入り回復してきているのがわかります。
しかしハワイ・ホテル・アライアンス会長のギブソン氏は、ハワイ州の通常のホテル客室稼働率は76~77%で、5月の上昇でもまだ利益を出すレベルには達していないと述べています。
ハワイ州は6月15日に、ハワイ隣島間の渡航規制を解除しました。また、ハワイ州内でコロナウイルスのワクチン接種を終了した人が、州外へ渡航しハワイに戻ってくる場合の新型コロナウイルスの陰性証明提示と到着後10日間の自己隔離義務を解除しました。
さらに、ワクチン接種率が60%に達すると同様の渡航規制緩和をアメリカ本土からの渡航者にも適用、70%でハワイの渡航規制が全て撤廃されることが発表されており、今後はこれらに伴うハワイ観光の回復が注目されそうです。
(Honolulu Star-Advertiserより)
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