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Izumi

パンデミック後、ハワイ州内で最も訪問者数の多い観光スポットは?

投稿者: Izumi 更新日:2022年11月12日

Geolocation data offers new insight on popular areas visited by locals, tourists

一番はワイキキのメインストリート、カラカウア通り

ハワイ観光、カラカウア

新しいデータをもとに、ハワイにおけるパンデミック後の観光産業の回復に関して新しい見方が出ています。

ハワイ・ニュースナウの報道によりますと、ハワイ州観光局がスマートフォンからの位置情報データを使って、ハワイ州内で最も訪問者数の多い観光スポットがどこかを調査したとのことです。以下のグラフは2022年9月において、最も訪問者数が多かった場所トップ6を示します。

ハワイ観光(ハワイ・ニュースナウ掲載より)
グラフの見方:上から順番に訪問者数が多かった場所トップ6を示します。右グラフは、ハワイ住民(青色)とハワイ州外からの訪問者(水色)数の比率を表します。

オアフ島のカラカウア通りがやはり州内で最も訪問者数の多い場所となり、続いてカイルア・タウン(オアフ島)、アップカウントリー・マウイ(マウイ島)、チャイナタウン(オアフ島)、アラモアナセンター(オアフ島)、最後にコオリナ・リゾート(オアフ島)という結果でした。そして、これらトップ6の場所はいずれも主にハワイ住民が訪れているという結果です。

観光業界の専門家でハワイ大学教授のジェリー・アグルサ博士は、ワイキキやアラモアナセンターなど人気の観光スポットでさえもハワイ住民の割合が多い理由を以下のように述べています。「買い物客数の大幅な回復がまだ見えていません。ハワイには観光客が戻ってきていて、彼らは以前よりもお金を使ってくれていますが、その大半が米本土からの訪問者です。過去2、3カ月で海外からの訪問者数も少しずつ増えていますが、海外市場最大の日本からの波がまだ来ていません。」

続けて、「2019年の日本人訪問者数は160万人でした。今月は数千人で、まだ程遠い数字です。以前の10%にも達していません」とアグルサ博士は述べています。

では、州内で住民よりも訪問者数が多かった場所はどこでしょう?

マウイ島では、ラハイナのフロントストリート、ホエラーズ・ビレッジ・ショッピング・センター、カアナパリ・カイ・ゴルフ・コース、ラハイナ・マーケット・プレイス・ショッピング・センターでした。

オアフ島では、ドール・プランテーション、クヒオ・ビーチ・パーク、パールハーバー・ナショナル・メモリアル、フォート・デロシー・ビーチ・パークでした。

ハワイ観光(ハワイ・ニュースナウ掲載より)

海外からの観光客数の回復は観光業界が期待していたよりもはるかに遅いです。最近日本がコロナ関連の渡航規制を大幅に緩和し、ハワイにも多くの日本人観光客が戻ってくることが期待されていましたが、2019年のパンデミック前の数字と比べるとまだ程遠い状況です。

日本は依然として最大のマーケットであるものの、今年9月の訪問者数は24,000人強で、2019年同月に比べて83%減少しています。

アグルサ博士は「日本人の多くは約半年前から旅行の予約を始めますが、その頃はまだ渡航規制が厳しいときでした。また、現在円安ドル高の状況も影響しています。さらにもう一つ、日本の旅行者にとって障壁となるのが日本の航空会社を利用する場合、燃油サーチャージの支払いがかかってくるということです」との見解を示しました。

(Hawaii News Nowyより)

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