Visitor fee bill likely in next legislative session
ハワイの自然環境を守るため、ビジター料金を検討
次の州議会で、ビジター料金に関するいくつかの提案がされる可能性が出ています。
KHON2の報道によりますと、次期ハワイ州知事のジョシュ・グリーン氏は選挙活動中に、訪問者1人につき50ドルのビジター料金の徴収を検討すると述べていましたが、現在、ほかにより良い方法があるのではないかとの意見を持つ人たちが出てきているとのことです。
ビジター料金は、気候変動の問題とそれによる天然資源への影響に対して取り組むための資金に使われる予定で、グリーン氏はさらに、アフォーダブル住宅計画の資金にも充てることができるだろうと述べています。
ハワイ大学経済研究機構の研究者たちはこのほど、「過去に提案されたグリーン・フィーは一部の人たちに料金を課し、その他の人たちには請求しないという内容で合法性に問題があり、州議会を通過しませんでした」と、ビジター料金に対する忠告を行いました。
リチャード・オオニシ議員は労働観光議会の議長を務めた6年間にビジター料金の案が失敗するのを見てきており、ハナウマ湾の入場料金を25ドルにしたことを事例に、特定の場所に料金を課すのがより良いアプローチだと提言しています。
一方で、グリーン次期州知事は声明で「我々のチームは、気候変動の影響に対して、長期的に且つインパクトのある対策を以って取り組む必要があります。訪問者にグリーン・フィーを課すことは理にかなっており、ハワイの自然環境を守るためにこれらの料金を徴収する方法はあると思っています。出来ないという考えではなく、出来るという考えで取り組んでいきたいと思います」と述べています。
ハワイ州観光局の広報担当であるイリヒア・ギオンソン氏は、「すべての訪問者に料金を課すのはロジスティクスの問題や法的な問題に直面するかもしれませんが、ハワイを訪問する人たちにハワイの自然をケアしてもらうための最善策について次期政権と話し合いができるのは楽しみです」と述べています。
（KHON2より）
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