このコーナーでは、現地在住の「ハワイの歩き方」編集部が集めたハワイ暮らしに役立つ情報をご紹介します。ハワイでの滞在や生活に、もちろん旅行者にも役立つ情報が満載です。今回は、特別企画として、アロハの心を訪ねるために福島を訪ねたホノルル・サンライズ・ロータリー・クラブの3人に密着レポートしました。
特別企画、ホノルル・サンライズ・ロータリークラブがアロハの心を福島へ!
■寄付金とアロハの心を届けに福島へ! 今回は、ホノルルで集めた寄付金とアロハの心を届けるために福島県相馬市を訪れた「ホノルル・サンライズ・ロータリークラブ(以下サンライズ)」の活動をご紹介します。 |
■約200万円の寄付金を集め、いざ日本へ 今回の福島行きのメンバーは、サンライズ所属のマサ・エダムラ、アレン・カメモト、そしてデーブ・アードマンの3氏。ちなみにデーブ・アードマンは、ハワイの歩き方の母体であるパックリム・マーケティング・グループの社長を務めています。 今回の目的はサンライズがハワイで集めた義援金$24,500(約200万円)を届けること。この義援金は、相馬ロータリークラブと相馬市役所を通じて震災で孤児となったり、困難な状況にある子どもたちのサポートのために役立てられます。同じく集められた$5,000(約40万円)は、新潟ロータリークラブへ。福島に住めなくなり新潟で暮らす人々のために役立てられます。また、相馬市立磯部小学校も訪ねます。 |
■人数分のトモダチTシャツとハワイのお菓子をお土産に 「トモダチTシャツとともに、ハワイならではのアロハ精神を伝えたい…」と、サンライズの3人は使命感と責任感に、襟元を正します。アロハTシャツに加えて、ハワイならではのマカダミア・ナッツ・チョコレートやクッキーなどのお土産も用意しました。 さあ、福島へ出発です! |
■福島の惨状を目の当たりにして 原発事故、地震、そして津波と3つの災害がいっぺんに襲ってきた相馬市は、家屋が倒れ、横倒しになった多数の船がまだあちらこちらに残っています。周囲の惨状に胸を痛めながら、やや小高い場所にある磯辺小学校に向かいました。 |
■子どもたちの笑顔、アロハを感じた交流のひと時 場所を移して体育館へ。デーブ・アードマンは、子どもたちにALOHAの意味を伝えました。ハワイでは挨拶代わりに使われることばアロハ。ハワイ語で「アロ」は分け与えること、「ハ」は息づくこと。つまり友情ということを意味します。さらにALOHAの5文字は以下の単語で構成されているのです。Aは「Ala=思いやり、気配り」、Lは「Lokahi=協力」、Oは「Oia’i’o=誠実」、Hは「Ha’a ha’a=つつしみ」、Aは「Ahonui=忍耐」。つまり苦境にあっても誠実で慎みのある心をもって協力し、お互いを思いやるという「精神」を意味しているというわけです。ALOHAの言葉に託した、サンライズのメンバーの、そしてハワイの人々の気持ちに、子どもたちは大きくうなずいてくれました。そのあとは、皆で楽しく英語のゲームやダンスを楽しみました。心に大きな傷を抱えながらも、笑顔で楽しむ子どもたちと一緒に、サンライズのメンバーも童心に戻って楽しみました。 ハワイは日本が大好きです。東日本大震災支援には、長期的に取り組みます。これからも、私たちに出来ることを精一杯していく所存です。 (編集部より:このたびの東日本大震災による犠牲者の皆様に哀悼の意を表すとともに、被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。一刻も早く状況が改善され、復興の道が開けますことを願ってやみません。) |
(2011年7月更新)
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