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Eriko

アンティ・ルアナ アウトリガーホテルのハワイアンカルチャー部長(後編)

投稿者: Eriko 更新日:2017年12月05日

Aunty Aya's Kila Kila Hawaii: vol.8

AuntyAYAのKILAKILAハワイのおしゃれトーク

私は商社OLとして社会人デビューをし、バブリーな時代を過ごしました。その頃は、ブランドもこれしか持たないという強いこだわりを持っていました。しかし、阪神大震災を経験し、価値観がガラっと変わりました。お金を出さなくても良いものはあると気づいたのです。お金をつかう喜びよりも自然の中で得る喜びを楽しむようになりました。若かりし頃にかじったヨットに熱中をしたのもこのころ。そのヨットの縁でハワイに住むことになりました。自分の心の変化とともに生き方が変わり、自然の流れでハワイに住むことになったのだと思います。

Myハワイで「恋するハワイのおしゃれ術」の連載をしたのは、なんと8年前! 今回「キラキラ(KILAKILA)ハワイのおしゃれトーク」を開始することとなりました。KILAKILAとはハワイ語で「壮大な」という意味です。ハワイの自然に密着したライフスタイルとファッションを少し掘り下げてお伝えできたらな〜と思っています。

アウトリガー・ホテルズ&リゾートのハワイアンカルチャー・プログラムとは?

前編に続き、アンティ・ルアナのハワイアンカルチャーの知識は学校や本で習得したものではありません。お祖母様から教わったものだといいます。アンティ・ルアナは初孫だったそうです。そして物事を理解できる年齢になると、お祖母様は時間を作ってはご自分の知識をルアナさんと分かちあったそうです。他のお孫さんたちにも同じように接したそうです。ハワイアンの口承文化を大切にされていたのでしょうね。だから、アンティ・ルアナも心の奥深くまで染み込む愛情にあふれたお話ができるのだと思います。

そんなアンティ・ルアナの思いがたっぷり入ったアウトリガー・ホテルズ&リゾート(以下アウトリガー・ホテル)のハワイアンカルチャー・プログラムには、フラやウクレレなどのワークショップももちろんありますが、ユニークなプログラムもあります。

ホテルの名前にもなっている「アウトリガー」、ポリネシア独特の船の形と航海術で知られていますね。アウトリガー リーフ ワイキキ ビーチ リゾートでは、使わなくなった歴史のあるアウトリガーカヌーをホクレア号やハワイロア号の修復に携わっている方たちを招いて年に4回、宿泊客たちと手を加えているそうです。

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展示されている「カレレ」もその一つ。100年以上も前にハワイで活躍したカヌーを修復したのです。

フロントデスクの壁には様々なアウトリガーの絵画が飾ってあります。

その1番右下にあるのがホクレア号の絵。

これらの絵はアーティスト、ハーブ・カヴァイヌイ・カネさんによって描かれました。

彼の写真があるライブラリーには博物館並みの貴重な資料が置いてあります。

カーペットの模様は前編で紹介したアフプアア(古代ハワイの土地分割単位)が描かれています。

ホテルの柱にはカパ(樹皮皮布)の模様を描くスタンプ、オヘカーパラの模様が。

このようなアウトリガーホテルの歴史を含むストーリーをアンティ・ルアナから聞くツアーもあるのです。

この日はリン・クックさんによるハワイのペトログリフ(象徴となる岩石や洞窟内部の壁面に、意匠、文字が刻まれた彫刻)のワークショップが開催されていました。

リンさんはご自分の足でハワイのペトログリフを探索し、描きスタンプを作成しています

リンさんからハワイのペトログリフの様々なお話を聞きながら、スタンプを使ってカードを作っていきます。長年、フラの名門、カイルアのハーラウ、モーハラ・イリマに所属されているリンさんもとても興味深いお人柄です。

私もカードを作りましたよ。

スイートルーム宿泊者が利用できる「ボヤージ47」という部屋  

現在、アウトリガー・リーフホテルのレストランはリニューアル中。ハワイアンコンセプトを盛り込んだレストランに生まれ変わるそうで、アンティ・ルアナはアドバイザーとして大忙しでした。

お話を聞いたのは、スィートルームにご宿泊の方が利用できる「ボヤージ47」というお部屋。名前の由来はホテルの創業年、1947年からきているそうです。

ここにはハワイアンハーブのママキ茶もあります。デトックス効果が高く、高血圧、高コレステロールや内臓にも良いとされています。アンティ・ルアナも毎朝必ず飲むそうです。

他にもハワイらしいグアバやタロのパン、野菜、果物など、朝食、軽食メニューが並びます。

ラナイからの景色も素晴らしい。

ボヤージ47は近々、1階の海側に移動予定だそうです。

ハワイでのドレスコード

最後にアンティ・ルアナにハワイでお出かけされる際のドレスコードについて聞きました。

「高級レストランに行かれる場合はロングパンツが良いでしょうけど、観光でいらっしゃる方が聞かれるドレスコードはきっとカジュアルな海辺で開催されるルーアウでの服装だと思うの。だから、短パンでいいと思うわ。楽しい時間を過ごすのには、ご自分が心地よいのが一番。でも、せっかくだからアロハシャツは着てね。女性もハワイアンな感じの服を着るといいわね。足元はスリッパ(ビーチサンダル)でも大丈夫よ。土地っ子は海辺では靴をはかないもの。ビーチではすぐに裸足になって歩くわ。気持ちいいし、海に浸かることもできるしね。カップルならペアルックも良いわね。初めてハワイにいらした新婚さんはアロハなペアルックにあこがれるでしょう?! それも楽しい思い出になると思うわ。家族の場合もおそろいや雰囲気が似ているといいわね。あとで写真を見たときに楽しい思い出がよみがえるもの。」

なるほど、ルーアウなどカジュアルな食事イベントは、男性は短パンにアロハシャツ、女性はハワイらしいドレス、ビーチサンダルもありだそうですよ。

アンティ、ルアナとの楽しいおしゃべりが永遠に続いたらと思った昼下がりでした。

アウトリガーリーフホテルのハワイアンカルチャープログラムは下記からご覧になれます。
http://jp.outriggerreef.com/aloha.aspx

AuntyAYA

AuntyAYAのプロフィール

服飾デザイナーとして(株)ワールドの神戸本社にて9年間、伊藤忠商事(株)の契約社員として大阪、東京、ニューヨークに計6年間勤務。現在はオアフ島のカハルウバレイにて「心身ともにできるだけシンプルにナチュラルに生きる」をモットーに、釣りバカな相棒と迷い犬だった愛息子MJ、手作り人形のリトルピカケと暮らしています。得意技は私生活も仕事も「でもどり」。趣味はフラ、マリンスポーツ、トレッキング。ノアノア、カイルア店のマネージャー、メールオーダーなどのお問い合わせはnoanoakailua@gmail.com まで
個人ブログはこちら:ameblo.jp/auntyaya

この記事が属するカテゴリー: アロハダイアリー, 暮らし

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