ハワイ灯籠流しに4万人以上が参加
Lantern Floating Ceremony Held at Magic Island
■波間にただよう幻想的な灯籠は3500個
5月28日(月)、アラモアナ公園のマジック・アイランド付近で、今年14回目を迎える「ハワイ灯籠流し」が開催され、地元の人をはじめ日本、世界各地から約4万人もの人が集まりました。この日は、アメリカの祝日「メモリアル・デー」で、元来は戦没将兵を悼む日として知られていましたたが、現在ではなくなった家族や愛する友人すべてを偲ぶ日として認識されています このイベントの主催は「真如苑」と「Na Lei Aloha財団」。この日のためにボランティアの人々が3500個の灯籠を用意するなど、準備を重ねてきました。当日会場には2ヵ所の大きな舞台が用意され、舞台を取り巻くように用意された多数の観覧席やアラモアナビーチ全体に、亡くなった人々の名前を記した灯籠を手にした多数の人々が集まりました。その中には、来賓としてピーター・カーライルホノルル市長夫妻、加茂佳彦日本国総領事をはじめ、政治、軍、ビジネス、非営利団体、各宗教の代表者などの姿も見られました。 午後6時式典スタート。まず舞台上では、ライアテア・ヘルムとジェフ・ピーターソンによる演奏が行われ、美しいフラも披露されました。続いて登場したのが、兄弟デュオの「ブラザーズ・カジメロ」。コーラスとフラを率いての荘厳なパフォーマンスに会場からは大きな拍手が送られました。 カウナカイヴァ・カナカオレによるチャントのあとは、ハラウ・カ・リコ・プア・オ・カラニアケアのフラが奉納され、ほら貝の響き渡る中、親灯籠と真如苑の僧侶達が入場。真如苑苑主の伊藤真聰師が登場し、「皆がアロハの心のように人を尊重し、他を尊重し、様々な多様性を受け入れれば、平和な世の中が来ると信じています」と挨拶しました。 灯籠を清める儀式のあとは、親灯籠が僧侶とともにボートに乗り込み海へ。続いて人々がすねまで海に漬かりながら、アラモアナ・ビーチへ火が灯された灯篭を流しました。 波間にたゆたう3500個の灯籠は、夕暮れ時のアラモアナ・ビーチを美しく彩り、ビーチはその様子を写真に収めようとする人々でいっぱいになりました。なお、これらの灯籠は、沖合いですべて回収され、きれいに修繕されて、来年の灯籠流しで再利用されるそうですよ。 来年この時期にハワイに来られる方はぜひ見に行ってみてくださいね。 なお、ハワイの灯籠流しの写真はFacebookのアルバムでもご覧いただけます。 |
●ランタン・フローティング・ハワイ(ハワイ灯籠流し) ホームページ(英語):www.lanternfloatinghawaii.com |
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