Hawaii County opening viewing area as lava falls over Pulama pali
■プラマパリの溶岩流
(溶岩が崖にながれだしている様子、2016年6月にUSGSが撮影)
現在活発な活動を続けているハワイ島キラウエア火山の溶岩は、プラマ・パリ(崖)の急斜面を滝状に流れており、2013年以来初めて、カラパナから見学できるようになっています。
溶岩流を見学したい人のために、ハワイカウンティ(郡)は、このほどパーキングエリアを解放しました。さらに、ハワイ時間6月30日(木)より、ハワイ火山国立公園への新しい緊急アクセス道路(3マイル)を、 毎日午後3時〜9時の時間帯、解放するとの事です。
ハワイ郡防衛局によりますと、見学者は徒歩での見学のみが許可されています。緊急車両と地元在住者以外の車両は、駐車をして砂利道を歩いてくださいとのことです。2014〜15年にポア地区に溶岩が流出し非難警告が出された際には、溶岩が旧緊急アクセス道路まで流れ出し、$10ミリオン(約10億ドル)の損害が出たと言われています。
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(2016年6月27日溶岩湖の様子、USGS撮影)
ハワイアン火山観測所の科学者であるジェフ・スットン氏は、今日中に溶岩は約1,500フィート上昇し、崖の底まで到達するだろうと話しています。溶岩が崖に到達するまでには一日平均約300フィートの溶岩が上昇しているとのことです。今週の火曜日まで比較的ゆっくり流れていた溶岩は、次第に速度を早めてきています。
ハワイ火山国立公園のスポークスマンによりますと、見学者は、Chain of Craters Road(チェーン・オブ・クレーターズ・ロード)にそった展望台から、溶岩流を見学できるそうです。溶岩のところまでハイキングも可能ですが、往復11マイルかかるため一般向けではないということ。それでもハイキングを望む人は、完全装備で行ってほしいとのことです。また溶岩に近づくことでメタンガスの発生による危険性もあるということです。
ハワイ郡防衛局は、国立公園の淵を歩く予定の人も往復6マイルかかるということを承知の上で、ウォーキングシューズ、日焼け止め、防寒用のジャケット、水などを常備してから挑んでほしい、と呼びかけています。2016年5月4日に活動を始めたキラウエアの溶岩は、現在、プウ・オオ火道の東部斜面より4マイルほど上昇しています。
(Honolulu Star Advertiserより)
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