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日系移民150周年祝賀会で秋篠宮様がスピーチ(動画)

投稿者: Eriko 更新日:2018年06月10日

Imperial Highness Prince Akishino made a speech at The Gannenmono 150th Anniversary Comemoration and Symposium in Honolulu

「アロハ・スピリット」、日本人移住者を語る時忘れてはならない

2018年6月4日(月)~9日(土)、秋篠宮ご夫妻がハワイを公式訪問されました。今回の秋篠宮様の訪問についての記事はこちらのニュース記事をご覧下さい。

お2人は、6月6日(水)と7日(木)にオアフ島のシェラトン・ワイキキで開催された日系移民150年記念関連の式典(Gannenmon 150th Anniversary Commemoration/Symposium and Association of Nikkei and Japanese Abroad 59th Anual Convention)にご出席されました。

6月7日(木)に開催された「日系移民150周年祝賀会」では、秋篠宮様がハワイの日系移民に向けて祝いのおことばを贈られました。

元年者(Gannenmono)とは、1868年(明治元年)に日本の横浜から契約労働者としてハワイへ最初に到着した153名の日本人のことです。200年以上続いた鎖国時代が終了し近代日本の始まりとなった明治元年に海外へ出航したことや、ハワイ日系移民のパイオニアであることなどから彼らは「元年者」と称されています。

秋篠宮様は、ホノルルにおける元年者150周年記念式典へ参加出来たことの喜びを表すとともに、ハワイ日系移住者の歴史を振り返り、困難や努力を重ねてハワイ独特の「アロハ・スピリット」を忘れずハワイの発展に貢献してきたことなどについて言及されました。殿下のお祝いの言葉は下記をご覧下さい。

以下ホノルルにおける「元年者150周年記念式典及びシンポジウム」にて、秋篠宮殿下おことば(原文まま):

「初めに、キラウエア火山の噴火に関し、多大な被害を受けた人々に対し、お見舞いの気持ちをお伝えいたします。噴火がおさまり、被災者が一日も早く、もとの生活を取り戻すことを心より願っております。

この度、「ホノルルにおける元年者150周年記念式典及びシンポジウム」に出席できましたことは、私たちにとりまして大きな喜びであります。ハワイ州政府知事ならびにハワイの日系アメリカ人コミュニティを代表する元年者委員会のお招きに心からの感謝の意も表したいと思います。

日本では明治元年にあたる1868年、150人ほどの日本人、いわゆる「元年者」が新たな機会を求めて太平洋を渡り、ホノルルに到着しました。移住者にとっては言葉や生活習慣、そして文化が全く異なるハワイでの厳しい生活と労働でしたが、その中でも約50人の人々がその後もこの地に留まりました。その後17年間、後続の移住者がなかったことから、元年者自体はハワイで日本人社会を形成するにはいたりませんでした。

しかし、1871年の日本ハワイ修好通商条約が締結されたことを受け、やがて官約移民、私約移民など様々な形をとりながら、1924年末までに約22万人の日本人が移住者としてハワイに渡り、主としてサトウキビ農園などで一所懸命に働きました。農園における重労働の中、移住者たちは、厳しい労働条件のもとで懸命に作業に取り組みました。

この勤勉さと懸命に働くことに対する姿勢は、日本語の「頑張る」という精神に駆り立てられていました。この言葉は、今も日系アメリカ人にとっては馴染みが深く、懸命に働くことの重要性および勤勉さ、内なる強さ、実直さを通じて困難を克服することを意味していると思います。そして、この精神は一世から二世、それに続く世代へと受け継がれていきました。

ハワイへの日本人移住者の歴史を振り返るとき、一世や二世の人たちが様々な困難を克服しながら、ハワイの発展に大きな貢献を果たしてきたことを、末永く心に刻みたいと思います。特に、第二次世界大戦期の苦境を乗り越え、日系アメリカ人が、ハワイという繁栄したコミュニティの創造と発展に大きく寄与してきたことは真に誇るべきことでありましょう。ここに改めて、我が国とハワイならびに我が国とアメリカ合衆国の友好と親善に対する皆様のたゆまぬご尽力に対し、深く敬意を表します。

また、日本人移住者の歴史を語る時、忘れてはならないのは、異なる文化、異なる民族を寛容に受け入れるハワイ固有の「アロハ・スピリット」であります。1920年代には、日系人はハワイの全人口の4割以上を占めるまでになりました。そしてこの精神により、日本的価値観や文化が抑圧されることが少なく、比較的安定した日本的生活を享受できたことがあげられましょう。

ハワイ州政府ならびに当地の皆様に、日本人移住者と日系アメリカ人を、社会の肝要な構成要員として、寛容に受け入れて下さっていることに感謝し、また、本年を通して、様々な記念行事の開催にご尽力いただいていることを有り難く思います。

終わりに、本日開催されるシンポジウムをはじめ、本年予定されている多くの記念行事が良き契機となり、日本とハワイの友好親善および相互理解が更に促進されることを切に期待するとともに、ハワイ州が今後一層発展し、繁栄することを心から祈念し、私の挨拶といたします。

ご清聴ありがとうございました。」

(平成30年6月7日)

シンポジウムでは、元年者の歴史や起源について紹介され、歴史専門家たちによるパネルディスカッションが行われました。元年者の子孫たちによるディカッションでは、それぞれが自分のルーツを初めて知り驚いたこと、元年者に対する尊敬と感謝の気持ちを述べていました(下写真)。

日本語スピーチ大会で優勝した地元の学生たちによるスピーチも披露されました。

秋篠宮ご夫妻は、6月6日(水)に開催された「第59回海外日系人大会」にも参加されました。同イベントについての記事はこちらをご覧下さい。

元年者の歴史については、別の機会に同ウェブサイトで改めてご紹介したいと思いますのでお楽しみに。

さらに2018年6月5日〜2019年2月24日の期間、ダウンタウンのビショップ博物館では元年者の展示会が開催されています。日本語ガイドツアーも行われていますのでハワイ旅行の際にぜひ参加してみてください。詳細はこちらのウェブサイトをご覧下さい。

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第59回海外日系人大会について

海外日系人大会は、海外に在住する日本人、日系人が母国日本で一堂に会し、在住国における日系社会の現状を報告しあうための会合です。海外各地に存在する日系社会の横のつながりを広げ、日本国民の海外日系社会に対する理解を促し、国際交流、対日理解の促進、強化をはかることが目的とされています。毎年、20数ヵ国から数百名が来日、参加しています。

◎Gannenmono 150th Anniversary 公式ウェブサイト https://kizunahawaii.com/

ハワイ日系移民150周年を記念し、秋篠宮ご夫妻ご訪問

 

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