Gov. Ige announces new requirements for international visitors aligned with Federal Government
11月2日(火)ハワイ州のイゲ州知事が会見を行い、ハワイ州は、11月8日(月)から開始されるアメリカ合衆国の新型コロナウイルス対策の新入国規制に基き、現行のハワイ州内での渡航規制を改め、海外からの旅行者を歓迎すると発表しました。
旅行者など米国非居住者がハワイへ渡航する場合
11月8日(月)から改正される米国の海外からの渡航者に対する入国規制により、日本人観光客(非居住者)にとってこれまでと大きく変更される点は以下です。
(1)ワクチン接種を完了して2週間経過していない人は、飛行機に搭乗できない(対象年齢は18歳以上)
米国非居住者が海外からハワイ州へ直接渡航する場合は、ワクチン完了証明書と出国前3日以内に行ったコロナの陰性証明書(NAATまたは抗原検査)を飛行機搭乗の際に提示しなければ搭乗が出来なくなります。陰性証明書は航空会社が認識できるものが必要です。
(2)PCR検査はハワイ州が承認したクリニックではなく、アメリカ向けの陰性証明を発行できるクリニックであればどこでも利用できる
現在ハワイ州の渡航規制では、ハワイ州が承認する医療機関でPCR検査を行わない限り10日間の自己隔離が義務付けられていますが、11月8日(月)以降はこの規制が改訂されます。
(3)セーフトラベルのサイトでの登録やQRコードが不要になる(米国の他州からの経由がなく直行便でハワイに来る場合)
これまでは渡航の際にセーフトラベルズ・ハワイへの登録が必須でしたが、今後は日本からハワイへ直行便で渡航する場合には登録は不要になります。
(4)ハワイに到着した際にスクリーニングチェックがなくなる。ただし、ランダムにワクチン証明や陰性証明がチェックされる場合はある。
航空会社が渡航時に乗客のスクリーニングを行いますので、ハワイ到着後のチェックはランダムで行われるもの以外はなくなります。
米国居住者(市民権やグリーンカード保持者など)がハワイへ渡航する場合
米国居住者(市民権保持者やグリーンカード保持者など)がハワイへ渡航する場合には、ワクチン接種完了を証明するものとフライト前3日以内の陰性証明、または出国の1日以内に取得した陰性証明書が必要となります。
また、米国居住者でワクチン接種を完了していない人は渡航の際に1日以内、ワクチン接種を完了している人は3日以内に取得したPCR検査の証明書が必要となります。
陰性証明書は非居住者と同様、ハワイ州が承認するものでなく、米国が承認する検査方法で行われ航空会社が確認できるものであれば大丈夫です。(※現在、日本語版でも大丈夫な航空会社もあるようなので問い合わせてみてください)
日本から米国の他の州を経由してハワイへ渡航する場合
米国の非居住者でもアメリカの他州を経由してハワイに到着する場合、米国内の旅行と同様とみなされるため、「Safe Travels Hawaii Program(セーフトラベルズ・ハワイ・プログラム)」に登録するなど、ハワイ州が米国内の渡航者向けに行っている規制に従うことが必要とされます。例えばカリフォルニア州経由でハワイへ到着する場合です。
米国内の旅行者を対象にハワイ州が行っている規制は以下の通りです。
‐自身のデジタルデバイスから「セーフトラベルズ・ハワイ」にアカウントを作成して、旅行の詳細やヘルスフォームなど、正確な情報を記入し、ハワイ到着の際に検査を受けて提示する。
ハワイ渡航の際に承認されるワクチンの種類とワクチン免除の年齢
11月8日からは、ハワイ州は米国の方針に基づき、ワクチンの種類はFDA(アメリカ食品医薬品局)が承認するファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソン社の3種に加え、世界保健機関(WHO)承認のアストラゼネカ(英国)、シノファーム(中国)、シノバック・バイオテック(中国)を承認します。
また18歳未満の子どもや医療上の理由でワクチンを受けられない人は免除されます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
日本からハワイを含め米国に旅行される際には、ワクチン接種完了を証明するものに加えて、出発の3日前に取得した陰性証明書の提示がなければ航空機への搭乗が出来ませんので、くれぐれもお気を付けください。
11月8日(月)から実施される、アメリカ合衆国の入国規制の詳細については下の記事をご覧ください。
◇ハワイ旅行者11/8からワクチン接種完了義務化、その詳細が明らかに
(上の記事はホノルルスターアドバタイザーを基に作成しました)
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