Hawaiian monk seal dies from shark bite trauma
医療チームの努力も虚しく
絶滅危惧種に指定されているハワイモンクアザラシが先週、サメに噛まれた外傷が原因で死亡していたことがわかりました。
ハワイモンクアザラシは、ハワイ固有種のアザラシで、生息数は推定で1,500頭と世界で最も絶滅が危ぶまれている海洋哺乳動物の一種で、野生生物保護団体などによる地道な保全活動が続けられています。
ホノルル・スターアドバタイザー紙によりますと、カウアイ海洋野生生物座礁ホットラインに今月初旬、カウアイ島の海岸に負傷して動けなくなったアザラシを発見したとの通報が入り、職員らが現場に急行。管理用タグ「RM28」が付けられた、地元ではよく知られているハワイモンクアザラシを保護しました。
RM28はサメに襲撃されたとみられ、重傷を負っており、沿岸警備隊によりハワイ島カイルアーコナにある医療施設「ケ・カイ・オラ」に搬送され、手当を受けていました。一時は回復の兆しがみられたものの、搬送から6日後の1月16日、医療チームの懸命な治療も虚しく「RM28」は死亡しました。
なお、負傷したハワイモンクアザラシを発見した場合には、米海洋大気庁(NOAA)のホットライン(888-256-9840)に通報してください。
(Honolulu Star-Advertiserより)
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