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ハワイ歩き方事務局

ハワイ州立美術館

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2003年10月01日

ディナーショーやフラダンスにサンセット・クルーズ… ハワイには楽しいアクティビティがいっぱい揃っています。このコーナーでは、家族連れやグループでハワイ旅行を満喫できるアクティビティ情報を随時、ご紹介しています。

ハワイ州立美術館

Hawaii State Art Museum

35年の構想がここに結実


初めてハワイに辿り着いたポリネシアンを描くハーブ・カヴァイヌイ・カネ作「ダイバーシティ・オブ・ハワイ」

「ハワイに生きる人々の歩みを形にしたい」という長年の住民の願いが叶い、2002年11月3日にオープンした「ハワイ州立美術館」。ハワイの芸術家たちによる作品数では最大コレクションを誇るこの美術館では、力作の数々がハワイならではのユニークな文化を浮き彫りにしています。ハワイで建物を建造する際、「建設費の1%を環境美化のために彫刻や絵などの視覚芸術に費やさなければならない」とする州法が全米で初めて1967年にハワイで施行されて以来、ハワイ州立文化芸術財団は、1400人の芸術家から約5000点の芸術品を収集しました。同州立美術館では、この中から厳選した360点を通じ、1115平方メートルのギャラリーを「ハワイの遺産」、「アジア移民のルーツ」、「芸術家の社会的意識」、「伝統と価値観」、「大地や海に触発された芸術家」と6つのテーマに分け、ハワイの多彩な芸術的、文化的遺産を見せてくれます。


癌の痛みを紛らすために無数の数字を綴ったデボラ・ネーマドの記録「ペーパード・オーバー」

展示物全体を通して見ると、ハワイのカパ(樹皮布)やウクレレ、キルト、また日本の刺繍や楽焼など、ハワイに根付いている民俗文化が、西洋芸術の影響を受けて、独自に発展してきたことが分かります。人と文化の交差点という特別な地理的条件に恵まれたハワイで、西洋美術と太平洋諸島、アジアの文化を融合しながら、新たに生みだしてきた文化的特色が多くの作品に垣間見られます。展示物には、国内外で名を馳せる著名な芸術家の作品も多く、その大半が、ニューヨーク・メトロポリタン美術館やワシントンDCのスミソニアン博物館などにも出展しています。一方、ハワイ原住民の文化と伝統を正統に受け継ぐパム・バートンやショーン・ブラウンなどの作品は、「統治権」や「環境」といった社会問題を扱い、楽園の異なった顔を写し出しています。

ハワイの多彩な文化を様々な角度から…


サトル・アベ作「イースト・ミーツ・ウエスト」

第二次世界大戦後は、急速に高まったアジアへの関心が牽引力となって、ハワイの芸術家にも新しいコンセプトとアプローチがみられるようになりました。西洋美術が主流だった環境下で、アジア人の芸術家たちは、それぞれが受け継ぐべき遺産や伝統に注目し始めました。イサミ・ドイやテツオ・オチクボなど、多くの2世アジア人芸術家たちが、充実した教育機関で西洋の絵画をはじめとする様々な芸術的手法や素材に触れることができたのも追い風となり、これらの芸術家たちがハワイの現代芸術に見られる文化的背景に貢献しています。

ハワイで活動する芸術家たちはまた、この島の地理的な条件にも多大な影響を受けています。広大な海や起伏に富んだ大地、高く澄み切った空は、芸術家にとっては肉体的、精神的な活力源であり、常に関心を寄せているものなのです。ロナルド・コワルケやウィルソン・スタンパーなどの作品は、ハワイの自然から感じられる創造力やパワー、美しさ、破壊力などを表現しています。

エントランスにもユニークな彫刻品がズラリ。写真はフランク・シェリフ作「ビークル#7」作者の近所に住み着いた12匹のネコのヒゲを集めて創作した「803ウィスカーズ」丸く開いた口にご注目。中にはナント「ヒトの手」が。とってもリアルで不思議な作品
美術館には前衛的なアートワークの数々が。ハルエ・マクベイ作「キャトルパス」ハワイ原住民の文化と伝統を正統に受け継ぐ作品も多数展示ハワイアンの魂を感じさせるジーン・シャーロット作「コ・ケ・クムリポ」
米軍の軍事演習場と化したカホオラヴェ島に関する社会派アートも多数力強さと繊細さが微妙なコントラストを描く絵画の数々ビーチサンダルとブーツを記号にハワイの多様な文化を表現した「エ・コモ・マイ」

●ハワイ州立美術館
場所:250 South Hotel Street, 2nd Floor Honolulu, HI 96813(No1 Capitol District Building内)
開館時間:10:00-16:00(火〜土) 日、月曜日及び祝祭日は休館
電話:586-0900
入館料:無料
駐車場:美術館周辺の路上メーター・パーキングを利用
アクセス:ワイキキ・トロリー(レッド・ライン)で州庁舎前の停留所からすぐ
ワイキキからザ・バス2番で、アラモアナ・センターから西、またはエヴァ廻りのバスのほとんどがハワイ州立美術館付近に停車
詳しくはハワイ基礎知識「ザ・バス活用編
ホームページ(英語):www.state.hi.us/sfca

■ハワイ現地最新情報 / ハワイ州立アート・ミュージアム

No1キャピタル・ディストリクト・ビルのお話

◎No1キャピタル・ディストリクト・ビルの歴史
ハワイ州立美術館が建つ場所には、かつて初代ロイヤル・ハワイアン・ホテルがありました。ホテルが建設されたのはカメハメハ統治下の1872年。イオラニ宮殿の向かいに建つこのホテルは、ホノルルの主要ホテルとして、ハワイ王室を訪ねる海外からの賓客を45年間もてなしてきました。1917年、YMCAがこの建物を買収し、陸海軍YMCAを開設。1926年までには、木造だったこの建物の老朽化が目立ち始め、現在のスペイン教会様式の化粧漆喰ビルに建て替えられました。新しいビルは1928年にオープン。意匠を凝らした石造りに鉄製の柵、装飾の施された照明とデザインも一新。イタリア風のスタッコ仕上げや建築学的ディテールはフローレンスのダヴァンサティ宮殿をモデルにしたものです。第二次世界大戦勃発後に「アームド・サービスYMCA」と改名してからは、大戦が終わるまで米軍の保養所として使用されていました。1978年には国の歴史的文化財として登録され、1989年に大掛かりな修復がされた後、「No1キャピタル・ディストリクト・ビル」と改名されました。


(2003年10月取材)

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