Blue Note Hawaii
■豪華ゲストの演奏を間近で楽しめる大人のジャズクラブ!
2015年年末、アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート内にオープンして以来、ワイキキの大人のジャズクラブとして高い評価を得ているニューヨーク発の「ブルーノート・ハワイ」。ブルーノートは、ニューヨークやワシントンDC、ミラノ、東京、名古屋などに展開するジャズクラブで、著名なアーティストによるバラエティに富んだジャンルの音楽が楽しめるライブスペースとして知られています。ブルーノート・ハワイの魅力は、音響のよさ、舞台との距離感と居心地の良さ、そして豪華な出演ミュージシャンたち。特に出演ミュージシャンは、ジャズ界の大物から、ハワイアン音楽のスター、日本や他の外国人スターとバラエティ豊かで、何度通っても新たな発見があります。
「ブルーノートに行ってみたいんだけど、どうしたらいいの?」とお思いの方も多いのでは? そこで、今回はMyハワイ編集部がブルーノート・ハワイへの行き方を解説したいと思います。
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ブルーノートに行くには、まずチケットを購入することから始まります。まずは、こちらのブルーノート・ハワイの特集ページを見てみてください。その中ほどの「イベントの詳細はこちら」というボタンをクリックします(図上)。そうするとカレンダーが出てきますので、その中で行きたいイベントをクリックし、オンラインでチケットを購入することができます。オンラインのチケット購入が不安な方は、ホテルのコンシェルジュやジャパニーズ・ゲストサービスにお尋ねください。他には、カレンダーで日程を調べた後に、ブルーノート・ハワイのボックスオフィス(チケット売り場)は、アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾートの2階(ロビー階)にありますので、そちらに直接出向くこともできます。
ブルーノート・ハワイは、アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート内にあります。カラカウア通り沿いの上の入り口を入り、すぐ左手のエレベーターで2階に上がると、右側にはフロントがあります。その右奥がブルーノートハワイの入り口です。入り口の脇にはボックスオフィスがあります。
ブルーノートに行くのは、ちっとも難しくはありません。私たち編集部員もよくブルーノート・ハワイに音楽を楽しみに行っているんです。先月はハワイが生んだウクレレの巨匠ジェイク・シマブクロのコンサートを見に行ってきましたよ。共演はハワイ・シンフォニーのチェロ奏者ジョシュ・ナカザワ。チェロとウクレレという大小の弦楽器の素晴らしいコラボに注目です! こんな特別な演奏が楽しめるのも、ブルーノートならではですよね
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ところでブルーノートは通常、午後6時30分と9時、一晩に2回公演が行われます(例外あり)。カテゴリーの違いはあるものの、席選びは先着順になりますので、少なくとも30分前には付くようにしておきましょう。
私たちが出かけたジェイクのライブは午後6時30分からだったのですが、ちょっと早めに入場しドリンクを楽しみます。会場は広々としていますが、後ろに向かって段差があるため、どの席からもゆったりと舞台を見渡すことができます。
座席には3つのクラス(プレミアム、ロッジ、バー)があります。舞台前部にはぎっちりとテーブルが並べられ、まさに「かぶりつき」といった感じ。ここがプレミアムですね。席の間隔もほどよく近く、私たちはステージのすぐ近くに案内してもらいました。すぐに手を伸ばせばミュージシャンに届いてしまいそう。ロッジはプレミアムの後ろ、ソファーとテーブルの席が段差になって並んでいます。お食事をしながらゆったりと楽しみたい方はこちらがいいかも。バー席は、舞台まではちょっと遠いかな? でも、お値段は一番リーズナブルです。
ブルーノート・ハワイでは1人$10のドリンクまたはフードの注文が必要です。私はコスモポリタンをオーダー。口当たりもよく、ジェイクの演奏にぴったりです。ビールやオニオングラタンスープ、チーズ盛り合わせ、ハンバーガーなどもありますよ。飲み物や食べ物を選ぶ時間も必要だから、早めに入場してくださいね。
ゆったりとカクテルを楽しんでいると、さりげなくジェイクが登場! 会場からは盛大な拍手が送られます。まず最初はジェイク一人での演奏です。ビートルズのナンバーや、話題の曲をメドレーで。素晴らしい音色と技巧にゾクゾク。時に静かに、時に激しく、キラキラとした音が会場に満ち、観客をウクレレの世界へ連れて行ってくれます。ジェイクの表情も音に合わせてクルクルと変化します。
会場にはジェイクのご家族も来られていました。オリジナル曲「143」は、奥様に捧げる曲。まだ携帯電話が普及していなかった時代、人々はポケベルでメッセージを送り合ったものですよね。様々なポケベル用語が作られたのですが、「143」とは「I LOVE YOU」の意味。Iが1文字、LOVEが4文字、YOUが3文字だから143なんですね。ジェイクはこのメッセージを当時はガールフレンドだった奥様に送っていたそうです。息子さんへの曲は、「Dragon(ドラゴン)」です。激しくて重厚な音色が響き渡り、会場は大いに盛り上がりました。
後半はハワイ・シンフォニーのチェロ奏者、ジョシュ・ナカザワとの共演。ジェイクとハワイ・シンフォニーの共演をきっかけに、2人は知り合い、一緒に演奏を始めたそうです。ハワイ・シンフォニーとジェイクが演奏したのは、バイロン・ヤスイ博士作曲の3つの楽章からなるウクレレとオーケストラ協奏曲「カンパネッラ」。ハワイ大学マノア校の名誉教授、ヤスイ博士が元生徒のジェイクのために作曲したこの協奏曲は、「ジェイクのためのコンチェルト」とも呼ばれています。
2人の共演はまず、「ブルー・ハイク」というゆったりとしたナンバーからスタート。チェロの柔らかい音色に跳ねるようにパリッとしたウクレレの調べが絡まり、まるで海にいるかのような気分です。弦楽器同士でありながら、違った性格の2つの楽器が美しく交じり合い溶け合って、魅惑の世界に連れて行ってくれるかのようでした。
最後はもちろん「ハナホウ(アンコール)」の嵐。いつまでも拍手が鳴り響きました。
ミュージシャンと一体となって楽しめるブルーノート・ハワイ、本当におすすめです。これからも大物ミュージシャンが続々登場、素晴らしいステージが楽しめます。ぜひ、ご旅行中に一度、足を運ばれてみてはいかがでしょう? 詳細は、ブルーノート・ハワイの特集ページをご覧ください。
◎ブルーノート・ハワイ BLUE NOTE HAWAII
電話:(808)777-4890
ウェブサイト(日本語): https://jp.bluenotehawaii.com/
◎アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート
住所:2335 Kalakaua Ave., Honolulu, HI 96815
電話:(808) 921-9711
ウェブサイト:jp.outriggerwaikiki.com
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