ハワイのホテル、グルメ、ショッピング、オプショナルツアーなどの旅行情報 ホノルルから「ハワイ観光に役立つ最新情報」を毎日更新

ハワイ歩き方事務局

ワイキキ水族館

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2004年08月01日

今回は、ワイキキの東端にあるファミリーに人気の施設「ワイキキ水族館」をじっくりご紹介しましょう。規模は小さいながら、今年オープンから記念すべき100周年を迎え、展示内容の充実度もなかなかのハイレベル。珍しいハワイアン・モンクシールも、間近に見ることができます チビッコが参加できる楽しいプログラムもいろいろ実施中なので是非、家族揃って出かけてみてくださいね。

ワイキキ水族館

世界一巨大なシャコ貝も


世界一巨大なシャコ貝(中央)もある水槽「南太平洋の珊瑚礁」

ダイヤモンドヘッドの裾野、カピオラニ公園の海側に位置する「ワイキキ水族館」。1904年の創立で、アメリカの公立水族館としては3番目に古い歴史を持ち、建物の規模は小さいながら、熱帯太平洋の海洋生物の展示・研究では世界的に有名で、数々の賞も獲得しています。特筆すべきは、ハワイ固有の生物の展示。意外に知られていませんが、ハワイに生息する海洋生物の約3割がハワイ固有種、つまりハワイ以外では見られない稀少な生物なのです。そういった珍しい生物が数多く見られるのが、この水族館の魅力。そのほか、展示の目玉として、ハワイにもわずか1200頭しか生存していないハワイアン・モンクシールや、生きている貝としては世界一巨大なシャコ貝、ミニチュアの龍のようにも見えるシー・ドラゴンなども。加えて、様々な教育プログラムも実施しており、実に年間35万人が訪れる、人気施設となっています。


日本語による音声ガイドを示すロッシター館長

以前は、英語での説明パネルしかありませんでしたが、3年前からは各展示物の解説を一人ひとり、日本語をはじめ、英語やドイツ語の音声で聞ける装置(オーディオ・ツアー・ワンド)をエントランスを入った受付で、無料で借りられるようになったことで、これまで以上に展示内容がグッと分かりやすくなりました。嬉しいことに、今年10月中には、5歳〜10歳を対象とした子供向けの解説テープも完成する予定です。この水族館の運営には、ハワイ大学が大きく関わっていることでも分かるように、チビッコ向けの教育プログアムも豊富なだけに、今から楽しみですね


アメリカ動物園&水族館協会の最優秀展示物賞も獲得した水槽「コーラル・ファーム」

ダイバーが見る海の世界を再現
館内の展示ギャラリーは、大きく5つに分かれています。「南太平洋の海のコミュニティ」ギャラリーでは、鮮やかなグリーンの珊瑚など、26種以上の珊瑚と熱帯魚が共存する水槽「ラグーンの共同体」や、世界一巨大なシャコ貝も含め、カラフルな海の世界が覗ける巨大な水槽「南太平洋の珊瑚礁」などが楽しみ 次の、「ハワイの海のコミュニティ」ギャラリーでは、ココヘッド沖、カネオヘ湾など、ハワイ各地の海を再現した水槽が見もの。たとえば、波の荒いココヘッド沖の海底は珊瑚礁はなく岩場、浅瀬で波も静かなカネオヘ湾は珊瑚礁が美しいなど、生物だけでなく海底風景も含め、ダイバーが海中で見るのと全く同じ海の様子が再現されています。


子供達に人気のハワイの珊瑚礁を再現した水槽「珊瑚礁の端」は庭にあります

その他、天井まである巨大水槽を鮫やカマスなど大物が遊泳する「珊瑚礁のハンター達」ギャラリー、タツノオトシゴの親戚であるシー・ドラゴンが展示されている「生物の多様性と環境への適合」ギャラリー、古代ハワイアンが使った釣り道具や、フィッシュポンド(いけす)を再現した水槽などがある「漁業と資源保護」ギャラリーも、興味深い内容。じっくり見学して欲しいセクションです。

一方、館外に目を移すと、2頭の雄のハワイアン・モンクシールが遊ぶ一角や、ハワイの珊瑚礁を再現し、実際に生物に手を触れることもできる水槽「珊瑚礁の端」、アメリカ動物園&水族館協会の最優秀展示物賞である「ビーン賞」を今年獲得した水槽「コーラル・ファーム」なども必見。1日に4回、モンクシールのショー(と言っても、歯を示すなど教育的な内容で、曲芸などではありません)も実施されているので、時間が合えば見学してみてくださいね。

ナイトツアーや宿泊プログラムも人気
ワイキキ水族館ではその他にも、年間を通じて様々な教育プログラムを実施中です。以下、子供も参加できる楽しいプログラムを簡単にご紹介しましょう。

教育プログラム
プログラム名 開催日時 料金 内容
Exploring the Reef by Day 8月29日(日)8:00〜など 大人$10、子供$8 早朝2時間半にわたり、水族館の学者と共にワイキキ周辺の岩礁を探訪。生物の生態や珊瑚礁の安全な歩き方などを学びます。5歳から参加可
Aquarium After Dark 9月17日(金)19:00〜など 大人$7、子供$6 21:00まで、閉館後の水族館を、懐中電灯を手に巡ります。はたして、ロブスターは眠るのか? 魚はイビキをかくのでしょうか? 夕暮れ後の珊瑚礁の変化なども見学する、人気プログラムです。5歳から参加可
Overnight with the Sharks 19:00〜翌8:00 朝食込みで大人$30、子供$25 寝袋を持参で水族館に泊まります。鮫の研究家と共に鮫のモデルを作るなど、クラフトやゲームを楽しんだり、鮫の生態についてレクチャーを受けたり。夜はもちろん、早朝にも懐中電灯を手に、就寝中の魚を見て歩くのも楽しみ。5歳から参加可
Small Fry 8:30〜10:00または10:30〜12:00 親子ペアで5週間(クラスは5回)$70 1歳から3歳までの幼児と、保護者のペアで参加する5週間の学習コース。週に1度、1時間半にわたり、クラフトやゲーム、歌や踊り、もちろん展示物の見学も含めて、海の生物について楽しく学びます。



1日に4回、教育的な内容のモンクシールのショーも実施中

なお、9月以降のスケジュールは、9月上旬に発表予定。クラスの種類、内容は若干変更になる可能性があるので、詳細は水族館にお問い合わせください。

以上のように、見学して楽しいだけでなく、教育的なプログラムも充実したワイキキ水族館。大人も子供も、ハワイの海の魅力が存分に体験できる、隠れた人気スポットなのです。館長のアンディ・ロッシター氏によれば、「ワイキキ水族館を満喫する一番の秘訣は、展示物を接近して見ること」。見どころは、カラフルな熱帯魚ばかりではありません。各水槽内の珊瑚も岩も、人工物は皆無。全てが海中の世界そのままで、天然の産物なのが、この水族館の魅力です。しかも、珊瑚や岩に生息する微生物も、目を凝らしてよ〜く見てみてください。「30分くらいでサッと見回って、『あまり見るものがなかった』なんていう人がいますが、それは間違い。水槽に顔をつけるようにして、細部を観察すれば、いろいろ新鮮な驚きの発見があるはずですよ」とロッシター館長。ハワイの海の神秘を、ワイキキ水族館で再発見してみてくださいね

ワイキキ水族館
The Waikiki Aquarium
住所:2777 Kalakaua Ave., Honolulu, HI 96815
電話:(808)923-9741
教育プログラムについての問い合せ:(808)440-9007
Eメール: mheckman@waquarium.org(教育プログラムの問い合せのみ)
開館時間:9:00〜17:00、入館は16:30まで。クリスマスは閉館
料金:大人$9、13歳〜17歳$4、5歳〜12歳$2、4歳以下は無料
ホームページ:waquarium.otted.hawaii.edu

(2004年8月取材)

■現地最新情報 / 全米で3番目の歴史を誇るワイキキ水族館が創立100周年記念イベント開催

子連れ旅行のアドバイスとおすすめグッズ

海中世界をボトルにあしらったハンドソープ
衛生上、外から帰った際の手洗いは大切。一家揃って徹底させたい習慣ですネ。手洗いを面倒くさがるチビッ子も多いですが、海中世界をボトルにデザインした、こんな愛らしい抗菌性ハンドソープ(Soft Soapブランド)なら、手洗いタイムがグッと楽しくなることウケアイ。タツノオトシゴやタコ、それにディズニー映画「ファインディング・ニモ」でお馴染みのクラウン・フィッシュをあしらったものなど、種類はいろいろ。よく見ていただくと分かるように、魚の種類だけでなく、背景の海底風景までボトルごとに異なっているなど、凝ったデザインが魅力です。サマータイムなら、このまま洗面台のインテリアとしてもすんなり収まってしまいそう。ギフトにもオススメです ロングスなどで、1つ$2.19前後。

この記事が属するカテゴリー: オプショナルツアー, ファミリー, 子ども向けアクティビティ
関連キーワード: ファミリー, 水族館,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*

さらにおススメ