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ハワイ歩き方事務局
人気連載「ハワイでサーフィン」

第05回 夏真っ盛り、エンジョイ夏休み

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2004年08月01日

日本もハワイも夏休み。ワイキキビーチなどの海にはたくさんのサーファーや子供たちで溢れています。私にとっても、子供たちにとっても、サーフィン体験は夏の思い出の一つとして大切に刻まれています。

ハワイでサーフィン 第5回 夏真っ盛り、エンジョイ夏休み


今、こんなに混雑してるんですよ、信じられますか?

夏休みで観光客アップ
夏、真っ盛り。夏休みをエンジョイしようと、ハイシーズンを迎えたハワイには、以前にもまして人が増えています。ワイキキを散策すると、ビーチの沖にはたくさんのサーファーとボディボーダーの姿が見られます。冬の間はオアフ島の北側、ノースショアの方が波が高いのですが、夏は南側、ワイキキの方が波が立ちます。7月の終りから、ワイキキではロングボードのサーフコンテストが開催されています。私が少しだけ見に行ったときには、ほとんど波がなく、こんな波でコンテストなど本当にできるの? という感じでしたが、沖にはたくさんのサーファー達が波を待っていました。8月の後半にはサーフィンの父「ディーク・カハナモク」の生誕を祝うイベントで、ロングボード・コンテンストがあるようです。先週の「ハワイの歩き方」現地最新情報にも掲載されていましたね! しかし、海辺でブランチなどをとりながら(ちょっと優雅に聞こえます?)眺めていると、ものすごい数のサーファーが沖に漂っています。私は正直、あんなに多くの人がいるところでは、怖くて練習できないです。


この子はロングボーダーのお父さんと一緒にサーフィン楽しんでいました

子供たちもサーフィン
今、私と同じ家に、ニュージャージー州から来たジェニファーという女性が住んでいます。彼女はYMCAのサマースクールの先生をするために、2カ月ハワイに滞在しています。なんとも羨ましいことに、彼女はほとんど毎日、子供たちと一緒にサーフィンを習っているそうです。私がお世話になっているハンズ・ヒーデマン・サーフ・スクールのコーチたちが、指導をしているそうです。ジェニファー曰く、「彼らは、うるさい子供たちにも辛抱強く指導してくれる」とのこと。子供たちも、「ちょっと年上のお兄さん」という感じの彼らと一緒にアクティビティを楽しむのは、両親や友達だけで遊ぶのとはちょっと違い、新鮮なようですね。

その子供たちに大人気と噂のタッカー先生に、グループレッスンを受けました。この先生、とにかく元気がよくて、すぐにパドリングでへこたれる私達を常に叱咤激励してくれます。これなら、子供たちも楽しいに違いないですね 私がレッスンを受けたときのグループにも、日本人のお父さんと息子さんが参加していらっしゃいました。最初、息子さんはちょっと怖かったのか、元気が無かったんですけど、何度もトライするうち、だんだん表情が明るくなってきて、最後にお父さんに「乗れたよー」と、元気に話しかける笑顔はとても輝いて素敵でした。私にもし子供がいたら、夏休みのたった1日でもいいから、こういう経験をさせてみたいですね。

ジェニファーが子供たちをサーフィンに連れて行くとき、まずサーフィンは危険を伴うスポーツだ、ということを一番に伝えるそうです。怪我をさせないための大事な教育ですね。その時に、私が怪我した時の様子を話して聞かせているそうです。ワイキキでは、水辺で浮き輪に浮かんで遊んでいる人たちのすぐそばで、サーフボードを浮かべている人がいます。大きな波が来なければ大丈夫だとは思いますが、サーフボードは、ソフトな素材に包まれていても、体にぶつかるとかなり痛いし、切り傷を作ってしまう可能性も大きいです。浮き輪とは違うので、子供たちを水辺で遊ばせるときには、お父さん、お母さんは十分周りにも気を配ってくださいね。


こんなに混んでいる中で、サーフボードで遊ぶのは危ないかも


snake? or rip?

さて、私のサーフィンへの道ですが、残念ながら、「いつでもサーフィン」という訳にはいきません。サーフィンをやっている人の話を聞くと、ほとんど毎日海に出ているみたい。誰に聞いても、「毎日、海に出ないとうまくならないよ」、とは言われるのですが、仕事の前、朝5時に起きて、自転車にボードを積んでワイキキまで行き、サーフィンした後に出社する… ほどの体力はありません。それでも週末にチャンスがあれば、サーフィンに出かける友達について海に行っています。一人でサーフィンに出かける人もいますが、私のような初心者は、教えてもらえるだけではなく、前回お話した通り、突然怪我をしたりする可能性もありますから、誰かお友達とグループで行くのが一番安心です。また、波に乗れた 長く乗れたターンできた(私はもちろんできません)とか、ビーチに上がった時にその喜びをシェアできるのは、私にとっては大きな喜びとなっています。

実は、私のサーフ仲間(なんて大胆な表現使っていいのでしょうか?)は、アメリカ人、スコットランド人、オランダ人です。ハワイには日本人をはじめ、アジア系の人とメインランドからの人ばかりと思っていましたが、案外ヨーロッパ出身の人も多く住んでいます。


左からスコットランド人、アメリカ人、日本人。私は最初、スコティッシュ・アクセントの英語を全く聞き取れませんでした

私達の共通語はもちろん英語。アメリカン・アクセント、スコティッシュ・アクセント、さらにダッチ・アクセント英語が飛び交う中、私は彼らの話に取り残されます。実は、スコティッシュ・アクセントの英語を初めは全く聞き取れなかったのです。ダッチ・アクセントの英語も私にとっては結構難関。でも、それだけではなく、私は彼らの表現にも時々ついていけません。もともと英語も儘ならない私は、おしゃべりに花を咲かせるみんなの顔を順番に見つめるだけ… そんな中、彼らが時々、サーフィンのことを話すときに特別に使っている単語があることに気づきました。サーフィン用語とまでは言わないと思いますが、サーフィンのことを話すときによく使われる言い回しなども、新米の私にとってはとても新鮮です。

オランダ人が叫んでいます。「The guy screamed at me, he said I snaked his wave.」。”snake”? ヘビ? snakeは波を盗むって感じでしょうか。波はみんなでシェアするべきものなのに、それを奪ったという意味のようです。他の人が、彼に向かって、「俺の波を横取りしたな」と怒って叫んでいたようです。後で、「俺はsnakeしてないのに。俺が女だったら絶対文句言われないのに」と、毒づいていました。海の上での男同士の熾烈な戦い!? テイクオフするのには優先順位があるようです。それにしても女性には文句を言わないって、本当なのでしょうか? 女性でもマナーが悪いと、罵声を浴びせられるのでは? 海の男は何があっても女性には優しいのでしょうか? とにかく、順番は守りましょう。どこの世界でも、マナーは大切です。

アメリカ人が他の友達をからかっています。「He said he ripped But he was just waiting for waves!」。そして別のアメリカ人が大笑いしています。何のことか私には分かりません。「”ripped”? ん〜、なんかターンすることかな?」。”rip”は、私が思っている通り、ターンすることを指しています。ところがこの単語、基本は「裂ける」という意味で、実はオナラをするという意味にも使うようです(ズボンが裂けるくらいすごいオナラ?)。彼が波を待っている姿しか見ていなかった彼女達。「彼はターンしたぞ と自慢していたけど、ボードの上に座って波を待ってる間にオナラしたんじゃないの?」というジョークだったようです。ちょっと悪意があるかしら…

その他、私が気づかずに聞き流している言葉がたくさんあるはず。みんなが大笑いしていても、私だけが口をポカンと開けて笑えないなんて、それはちょっと寂しい。彼らが早口だから聞き取れないと思っていたけれど、いろんなスラングを私が知らないからなのですね。彼らとおしゃべりする中で、ちょっとしたスラングなどを覚えるのも、サーフィンを通して文化を学ぶことにつながります。すごく興味があって、言葉はその世代や文化をよく表すものだと思うので、私が学生だったら、「サーファーの言語と行動」とでも題して、自由研究の題材にしたいくらいです。

どうしましょう!? サーフィンの技術はからっきしなのに、しゃべり方だけがサーファーみたいになっちゃって、ハワイに居るのに「丘サーファー」になってしまったら!? (ちょっと古かったですか、この言い回し…)


(2004年8月取材)

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