ワールド・チャンピオン・ツアー 一番大きな大会はヴァンズ・トリプル・クラウン。3つのコンペティションが開催されます(暫定的ですが、今季の女性の大会は2つ? のようです)。このコンペティションは、2004年ワールド・チャンピオン・ツアー最後のコンペティション。最終的にこのコンペティションの結果で、2004年度のワールド・チャンピオンが決まるという、大事な大会なのです。
■VANS TRIPLE CROWN OF SURFING■
Men
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日程
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会場
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1. ヴァンズ ハワイアン・プロ |
11/12〜24 |
ハレイワ アリイ・ビーチパーク |
2. オニール ワールド・カップ・オブ・サーフィン |
11/26〜12/7 |
サンセット・ビーチ |
3. リップ・カール・プロ パイプ・ライン・マスターズ |
12/8〜20 |
バンザイ・パイプライン |
Women
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日程
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会場
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1. ロキシー・プロ |
11/12〜24 |
ハレイワ アリイ・ビーチパーク |
2. ビラボーン・プロ・マウイ |
12/8〜20 |
マウイ島ホノルア・ベイ |
* タートル・ベイ・リゾート・ウイミンズ・プロ |
未定 |
本年度の予定は現時点で未定です |
 素敵なデザインのハワイアン・プロのポスター |
私と同様、サーフィンのコンペティションは、まだ見たことがないけれど、今回見てみようかな? と思っていらっしゃる方、この機会に一緒にコンペティションについて勉強しましょう! ルールなどを知らなくても、もちろんプロサーファーのプレーは十分に楽しめると思いますが、スポーツは何でもルールや仕組みを知っているとさらにゲームを面白く観戦できるものですよね。
まず、このWorld Champipn Tour (WTC)に参加できるのは48人。うち、45人は世界ランキング45位まで、残りの3名は「ワイルド・カード」と呼ばれる人々で、ランキング外であっても活躍を注目された人が推薦枠で選ばれます。「世界ランキング45位」までの選定は、昨年度WTCトップ30位までの選手と、World Qualifying Series(WQS)トップ15位までの選手となっています。
コンペティションの方法です。 [第1ラウンド] まず、3名1組(16組)で試合を行います。ここでは成績順に1位から3位までランク付けをされ、全員が次ぎのラウンドに進みます。ただし、1位は第3ランドへ一気に進みます。(16名がこの時点で第3ラウンドに自動的にアサイン。第2ラウンドは残り32名が第2ラウンドを競います)
[第2ラウンド] 32名が4名1組(8組)に別れて試合を行います。ここでの3、4位は予選落ち。1、2位の2名(8組ですので合計16名)が第3ラウンドへ進みます。
[第3ラウンド] 第1ラウンドで1位だった16名と、第2ラウンドで勝ち抜いてきた16名の総勢32名で第3ラウンドが戦われます。4名1組(8組)に別れ、ここでも第2ラウンドと同様、1、2位の2名(8組ですので合計16名)が準々決勝に進みます。
[準々決勝] 4名1組(4組)に別れ、同様に1、2位の2名(4組ですので8名)が準決勝へ。
[準決勝] 4名1組(2組)で、1、2位の2名(2組ですので4名)が決勝戦に進出します。
[決勝] 最後に残った4名で決勝を戦い、1位〜4位までの順位が決まります。
ここで、疑問になるのは、「どうやって採点するの?」ということです。過去のコンペティションの様子を見てみました。あまり「技」などを知らない私。どのライドを見ても、「すごい、すごい」としか思えない。そして、最後には、「え? どちらもサーフィンしてるだけなんですけど?」と口をあんぐり開けた状態。早速、採点方法についても調べてみました。
ジャッジは、4人の国際審判員によって行われます。ライドの内容によって、0〜10の範囲で採点し、最高点と最低点を除いた点数の平均で獲得ポイントが決まります。採点の基準は、committed, radical manoeuvres(全力を投じ、先鋭な技術で)、innovative(革新的な)、progressive(連続的で)… これでは、まるで雲をつかむよう。採点方法だけを抑えておいて、今冬の大会は、プロ選手たちの華麗なライドを素直に楽しみ、もしテレビなどで放送された時に解説を聞くことができたら、彼らの技の素晴らしさを後で復習することにします。 |
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