サーフ・スポット 最終回ということで、最後にハワイの「サーフ・スポット」について触れておきたいと思います。サーフ・スポットとは、文字通りサーフィンをする場所。もちろん名前が付いていない場所もたくさんありますが、サーファー達はこのサーフ・スポットの名前を使って、サーフィンをする場所を特定します。
サーフ・スポットには、さまざまな名前が付けられています。灯台の近くは「ライトハウス」、有名どころでは「バンザイパイプライン」。「パラダイス」、「クイーン」、「ライスボール」(おにぎり)、「ゾンビ」、「マリファナ」なんていうのもあるのです。(由来はいったい何なのでしょうか!?)
主なサーフ・スポット ●こちらは王道、結構みんなここに行くことが多いらしい。アラモアナ・ビーチ。(私はまだ行ったことがありません。)
Bowls (ボールズ) |
|
アラモアナ・ビーチパークのマジック・アイランドの先にあるポイントです。残念ながら、私はまだ行ったことがありません。「サーフィン、どこでやってるの? ボールズ?」って、よく聞かれるので、相当人気が高いポイントのようです。友達の話によると、夏はとても良い波がくるそうです。 |
●ワイキキでもみんなサーフィンしています。ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・ホテルの前、デュークス像があるところ。ここは?
Canoes (カヌーズ) |
|
ワイキキビーチのデュークス像があるところのポイントです。場所がワイキキのど真ん中にあり、常にとても混雑しているので、人にぶつかったりしないように、マナーを守ってくださいね。ビーチにはレンタル・ボード屋さんもあって、旅行者でも簡単にサーフィンに挑戦できる場所です。波も結構穏やかなので、初心者でもOKです! |
私が実際にトライした場所 ●ハンズ・ヒーデマン・サーフのレッスンで何度も練習した所
Tonggs (トングス) |
|
カイマナ・ビーチから海に入り、左手にあるダイヤモンド・ヘッドの方に漕ぎ出したところ。途中、とても浅く、リーフがせり出している場所があるので、パドリングで沖に出るときには注意してください。穏やかな波が来る、初心者向けの場所だと思います。 |
●週末になるとルームメイト達と一緒に出かけていたダイヤモンド・ヘッド
Cliffs (クリフス) |
|
ここはちょうど崖のようにダイヤモンド・ヘッドが切り立ったところなので、おそらくそこから名前が取られたと思います。「ライトハウス」というポイントから少し東にあるところです。上級者は外側の波(沖の方)へ、自信のない初心者は内側の波(ビーチの方)へ。風が強いので、水面が随分ラフになることもしばしば。ここもリーフブレイクのポイントです。「行きはよいよい、帰りは恐い」ではないですけど、私はよく沖から戻るときに、なぜか岩があるところに向かってパドリングしてしまい、岩が近づいてきてビックリ。疲れている上に、後ろから波に押されるので、慌てて方向を変えようとしてもうまくいかず、岩にぶつかりそうになったこともあります。風も強いのでウィンド・サーファー達もたくさん沖にいます。そちらにも注意を払ってくださいね。 |
●大きな波に恐怖心を抱いたタートル・ベイ
Turtle Bay (タートル・ベイ) |
|
いろいろ調べてみると、やはりノースショアは初心者向けではないことが発覚。「レッスンとはいえ、よくここでサーフィンにトライしたな」と、今さらながら感心してしまいます。第7回「憧れのノースショア」でもご紹介しましたが、ここは砂浜が少なく、岩場から海に入るので、大きいボードによろめき、ボードを壊したり、怪我をしないように注意してください。波も高いので、海に落ちた後に自分のボードで頭を打ったりしないよう、十分気をつけてください。頭をカバーしながら水面にあがり、頭の近くにボードがないのを手で確かめてから顔を出してくださいね。ここでハンズ・ヒーデマン・サーフのレッスンを受けるのはオススメです。波が大きい分、スリルは満点です! |
「ハワイでサーフィンやってみたい」、と思っている方も多いのではありませんか? 危険を伴うスポーツですが、もしそういう気持ちが少しでもあるのなら、ハワイに来たら是非トライし、波と遊ぶ楽しさを満喫していただきたいと思います。沖からのビーチの眺め、さらに遠くからせせりたって来る波、その光景だけでもとても印象的です。疲れたらサーフボードの上で浮かんでいるだけでも、結構楽しいですよ。
マハロ(ありがとう) 最後になりましたが、私をサーフィンに連れて行き、その面白さを教えてくれたルームメイトのキム、なかなか上達しない私を支えてくれたハンズ・ヒーデマン・サーフのコーチ陣、カリフォルニアでサーフィンに連れて行ってくれたダン、波をキャッチできない私のボードを何度も押してくれたマーチン、一緒にサーフィンを楽しんでくれた同僚達、みんなに心から感謝の言葉を贈りたいと思います。「マハロ」
|
コメントを残す