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ハワイ歩き方事務局
人気連載「ハワイでサーフィン」

第10回 大きな海にマハロ

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2005年03月01日

陽射しが徐々にハワイらしくなってきました。夏が待ち遠しいですね。今、ノースショアには20〜30フィート(約6〜9メートル)の波が打ち寄せています。ハワイは本当に1年中がサーフシーズンなのですね。

ハワイでサーフィン 最終回 大きな海にマハロ



私を魅了したワイマナロビーチ

1年を振り返って
ハワイに来て、早14カ月。昨年2月にワイマナロ・ビーチに行って、海に入って遊んだ思い出が今でも鮮明に浮かんできます。青く透き通る海、力強い波、心地よい風、白い砂浜、まぶしい太陽。「日本は寒い冬で、みんなは電車に揺られているのに、私はこんなに開放的な場所で、しかも海に浮かんでいる」。あの時、そういう思いが湧きあがってきた、あの快感は今でも忘れられません。大きくゆったりと打ち寄せる波。その波を見てビーチ・アクティビティに興味がわき、ルームメイトからサーフィンを教えてもらうことになったのでした。それをきっかけに、「ハンズ・ヒーデマン・サーフ」の協力を得て、「アクティビティ番外編」として、私の奮闘ぶりをご紹介することになりました。意外と引っ込み思案で行動に移すことが苦手な私が、この企画を通していろいろな挑戦をしたことは、自分でもちょっぴり驚きです。

サーフ・スポット
最終回ということで、最後にハワイの「サーフ・スポット」について触れておきたいと思います。サーフ・スポットとは、文字通りサーフィンをする場所。もちろん名前が付いていない場所もたくさんありますが、サーファー達はこのサーフ・スポットの名前を使って、サーフィンをする場所を特定します。

サーフ・スポットには、さまざまな名前が付けられています。灯台の近くは「ライトハウス」、有名どころでは「バンザイパイプライン」。「パラダイス」、「クイーン」、「ライスボール」(おにぎり)、「ゾンビ」、「マリファナ」なんていうのもあるのです。(由来はいったい何なのでしょうか!?)

主なサーフ・スポット
こちらは王道、結構みんなここに行くことが多いらしい。アラモアナ・ビーチ。(私はまだ行ったことがありません。)

Bowls (ボールズ)
アラモアナ・ビーチパークのマジック・アイランドの先にあるポイントです。残念ながら、私はまだ行ったことがありません。「サーフィン、どこでやってるの? ボールズ?」って、よく聞かれるので、相当人気が高いポイントのようです。友達の話によると、夏はとても良い波がくるそうです。

ワイキキでもみんなサーフィンしています。ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・ホテルの前、デュークス像があるところ。ここは?

Canoes (カヌーズ)
ワイキキビーチのデュークス像があるところのポイントです。場所がワイキキのど真ん中にあり、常にとても混雑しているので、人にぶつかったりしないように、マナーを守ってくださいね。ビーチにはレンタル・ボード屋さんもあって、旅行者でも簡単にサーフィンに挑戦できる場所です。波も結構穏やかなので、初心者でもOKです

私が実際にトライした場所
ハンズ・ヒーデマン・サーフのレッスンで何度も練習した所

Tonggs (トングス)
カイマナ・ビーチから海に入り、左手にあるダイヤモンド・ヘッドの方に漕ぎ出したところ。途中、とても浅く、リーフがせり出している場所があるので、パドリングで沖に出るときには注意してください。穏やかな波が来る、初心者向けの場所だと思います。

週末になるとルームメイト達と一緒に出かけていたダイヤモンド・ヘッド

Cliffs (クリフス)
ここはちょうど崖のようにダイヤモンド・ヘッドが切り立ったところなので、おそらくそこから名前が取られたと思います。「ライトハウス」というポイントから少し東にあるところです。上級者は外側の波(沖の方)へ、自信のない初心者は内側の波(ビーチの方)へ。風が強いので、水面が随分ラフになることもしばしば。ここもリーフブレイクのポイントです。「行きはよいよい、帰りは恐い」ではないですけど、私はよく沖から戻るときに、なぜか岩があるところに向かってパドリングしてしまい、岩が近づいてきてビックリ。疲れている上に、後ろから波に押されるので、慌てて方向を変えようとしてもうまくいかず、岩にぶつかりそうになったこともあります。風も強いのでウィンド・サーファー達もたくさん沖にいます。そちらにも注意を払ってくださいね。

大きな波に恐怖心を抱いたタートル・ベイ

Turtle Bay (タートル・ベイ)
いろいろ調べてみると、やはりノースショアは初心者向けではないことが発覚。「レッスンとはいえ、よくここでサーフィンにトライしたな」と、今さらながら感心してしまいます。第7回「憧れのノースショア」でもご紹介しましたが、ここは砂浜が少なく、岩場から海に入るので、大きいボードによろめき、ボードを壊したり、怪我をしないように注意してください。波も高いので、海に落ちた後に自分のボードで頭を打ったりしないよう、十分気をつけてください。頭をカバーしながら水面にあがり、頭の近くにボードがないのを手で確かめてから顔を出してくださいね。ここでハンズ・ヒーデマン・サーフのレッスンを受けるのはオススメです。波が大きい分、スリルは満点です

「ハワイでサーフィンやってみたい」、と思っている方も多いのではありませんか? 危険を伴うスポーツですが、もしそういう気持ちが少しでもあるのなら、ハワイに来たら是非トライし、波と遊ぶ楽しさを満喫していただきたいと思います。沖からのビーチの眺め、さらに遠くからせせりたって来る波、その光景だけでもとても印象的です。疲れたらサーフボードの上で浮かんでいるだけでも、結構楽しいですよ。

マハロ(ありがとう)
最後になりましたが、私をサーフィンに連れて行き、その面白さを教えてくれたルームメイトのキム、なかなか上達しない私を支えてくれたハンズ・ヒーデマン・サーフのコーチ陣、カリフォルニアでサーフィンに連れて行ってくれたダン、波をキャッチできない私のボードを何度も押してくれたマーチン、一緒にサーフィンを楽しんでくれた同僚達、みんなに心から感謝の言葉を贈りたいと思います。「マハロ」


(2005年3月取材)

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