 波についてもっと勉強が必要 |
なぜ、ハワイでは怪我しなかったの? ハワイに戻ってきても、懲りずにサーフィンに行く私。怪我をして1週間、ようやく傷口がふさがったばかりなのに? ちょっと、無茶だったかな?
海を眺めていると、やっぱりハワイとサンディエゴの波は違う。どうしてかな。海が深いのかな? 海や波についてよく分かってない私に、いつも海に入る前に、友人が波の状態などを教えてくれます。そして、私がどの辺りに行けば練習できるかも、教えてくれます(何も知らないで入ると、危険ですからね)。
「ユミ、カリフォルニアの波はビーチブレイクだから、カールするのが早いの。だから、早く波をキャッチしないといけないのね。だから、カリフォルニアの人はショートボードを使っている人が多いの。ハワイはリーフブレイクだから、ゆっくりカールするのよ。それから、沖の方から何度も何度も波ができるから、ロングボードで長く波に乗るのを楽しむ人も多いの。今日は風が強いし、潮がだんだん満ちてきてるから、結構波が荒いんだけど、ユミはビーチに近い内側で、小さくなった波で練習するといいよ」
ビーチブレイクとは、海底が砂で覆われている所でできる波。リーフブレイクは海底がコーラルリーフまたは岩で覆われている所で出来る波。波の種類は大きく分けて3つ、この2つの波ともう一つ、ポイントブレイク。ポイントブレイクは、岩場にぶつかる波のことだそうです。
どうして私が怪我をしたか、分かりました。ハワイでは、「ああ、海面が盛り上がってきた〜、波がくる〜、波がきた〜!」と、自分の所に波がくるのをある程度の時間を持って確認できるのですが、ラ・ホーヤではそのタイミングがすごく短くて、慣れていない私は次の波がすぐに来ることを予測できなかったのです。そして、なぜダンが大きめのショートボードを私に薦めたかも分かりました。カリフォルニアではショートボードが主流。彼らからみると、私にはロングボードとショートボードの中間くらいの長さが一番合ってるんでしょうね。勉強になりました。
 近くに多くのサーファーがいると、やっぱり怖いです… |
私がいつも練習に連れて行ってもらっているのは、ダイヤモンドヘッド。ここは風が強いので、ウィンドサーファーもたくさんいます。先日はサーファーとウィンドサーファーがたくさん沖にでていて、さすがにケガ直後の私は、「誰かのボードが自分に当たるかもしれないし、自分が誰かにボードを当てて同じような怪我をさせてしまうかも?」という恐怖心でいっぱい。あまり沖にでないで、内側の方で波を待ちますが、それでもそこには私と同じような初心者風の人達がたくさん(余計怖いですよね)。そういう時には、やっぱり無理をしないのが一番。私は少し物足りなさを感じつつも、ビーチに上がりました。
そこで、みんなの様子を観察していると、熟練した人は小さな波でも上手にサーフィンしてます。今は波と格闘している感じですが、「いつかは、あんな風に自然に波と遊べるようになりたいな」と思いました。ハワイの海は、水温も高くて、やっぱりサーフィンするには最高です!
<余談> ERでの手術が終わった後、ダンは私に、「マイタイ、飲みに行く?」(マイタイ=カクテルの一種)と聞いてきました。冗談と思って、「まさか! 飲めないよ〜」と軽く交わした私でしたが、彼は真剣に、「大丈夫だよ、ストロー付いてるから。飲めるって!」。カリフォルニアの人も、ハワイの人に負けないくらい、お気楽なんです。
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