ラインが引いてあるので体を乗せればOK |
楽しいけど、難しい 次は、いよいよ海に繰り出します。ボードは初心者でも乗りやすいロングボードで、体を置く位置がよく分かるようにラインが引いてあるので、それに合わせて体を乗せればOK。パドリングをして沖に出ますが、このパドリングが、なぜか先生のようには進まないのです。「ま、初めてだし、筋力ないし、仕方ないわ」と思っていても、みんなからドンドン遅れていくのでかなり焦りました。(でも、心配はご無用! 先生が優しく私のボードに足を引っかけて、一緒に連れて行ってくれます)。
良い波が来ると、「ハイ、前に進んで!」という合図とともに、一斉にパドリングを開始。丁度いいタイミングで先生がボードを押し出してくれるので、「ハイ、立ってー!」。事前に床の上で習った通り、立ち上がってみると、「おおお! 立てた!」。ま、格好はへっぴり腰で悪いかもしれないけど、「取りあえず、立てた!」のです。
何度か同じように練習を繰り返しているうちに、慣れてくるとバランス良くボードに立つことができて、1度はものすごく長く波に乗れたのです。波の動きを感じながら、海の上を滑る感覚はとても爽快。一緒に参加していた人たちも、みんな、「This is GREAT!」「So fun!」とご満悦でした。
でも、「これは、先生達がタイミングよく押してくれるからだよなー」。それまで何も考えずに、ただ先生の指示に従って進んでいた私でしたが、持ち前の好奇心がムクムク湧いてきて、「一体、どのタイミングで波をつかめばいいのだろう?」と考え始めてしまいました。先生の指示に従いつつ、自分で背後の波をしっかり見つめてタイミングを計ろうとしましたが、そうやって「考えて」やった時には、なぜかいつも失敗。思い切って、海の上で先生に質問。すると、先生は、「波がボードの後ろ側を押してくれて、少し上がったときが立つタイミングだよ」。「そそそ、そっかー。なるほどね」と思いながら、再トライ。確かに頭では分かっているものの、実際それを体で感じられるまでには、まだまだ練習が必要です。先生に「難しいよー」と弱音を吐いたら、「スポーツだからね!」とやんわり。「あ、波が来たら押してもらって、全てお膳立てしてもらっていて、自分がPlayしていることを忘れていたのかも?」。猛反省したのでした。
先生達は、「まずは、楽しむこと」を優先してくれるので、初めはあまり細かいことまでは教えてくれません。何か疑問に思ったら、遠慮せず何でも質問してみるのが一番。優しい先生たちは、必ず答えてくれます。それを手がかりに、少しずつサーフィンのコツを掴んで練習していけば、もっともっと楽しくなるはずですね。 |
コメントを残す