ハワイ暮らし ベビー座談会 ハワイで赤ちゃんが産まれる前に先輩ママがアドバイス
■ハワイで出産予定のプレママから先輩ママへ質問! 初めての出産を控えた女性は不安と期待で一杯です。ましてそれが慣れない外国での出産となると心配もいっそうでしょうね。そこで今日は、8月にハワイの病院で出産予定の萩原あき子さんの質問に、ハワイで出産&子育てを経験済みの先輩ママたちがズバリお答えします! |
■今日のベビー座談会メンバー プレママ・あき子さん: ご主人のハワイ赴任に伴って約4ヶ月前にハワイへ来る。出産予定日は8月下旬。今回は初産。出産後6ヶ月後に日本へ帰国予定。 先輩ママ・かなさん: 2才児と7ヶ月の2人の男の子のママ。どちらもハワイのカピオラニ病院で出産。ハワイ在住歴4年。 編集部員・えりこ: ハワイで2人出産経験あり。1人はクイーンズ病院、もう1人はカピオラニ病院で出産。ティーンエイジャーの母。ハワイ歴19年。 ■一同:はじめまして。 ■かなさん(以下、かな):今、あき子さんは妊娠何週目ですか? ■あき子さん(以下、あき子):32週目です。8月が予定日なんです。 ■かな:準備とかされましたか? ■あき子さん(以下、あき子):まだあまりしていないんですよ。3日前にアラモアナ・センターにある「シアーズ」にクリブ(ベビー・ベッド)を買いにいってきました。生後6ヶ月頃に日本に帰る予定なので、持って帰りやすいように折りたためるものにしました。何を買うにしても日本へ持ち帰るとなると、なるべく荷物にならないようにとなかなか大変なんですよね。 ■かな:そうでしたか。それで、出産はどちらの病院で? ■あき子さん(以下、あき子): カピオラニの日本人に大人気のヤザワ・アキコ先生です。 ■かな:私と一緒ですね! 日本語が話せてすごくさっぱりした先生ですね。 |
■ハワイの母親学級で学んだことは? ■かな:カピオラニ病院のクラスに主人と2人で参加したんだけど、内容は、CPR(心肺蘇生法)のやり方とブレスト・フィーディング(母乳)のすすめでしたね。そこで言われていたことは、おっぱいのほうが栄養があるし、ボトルも洗わなくて良い。また、ミルク代もいらなくて経済的だし、作って冷まさなくてよいので時間も節約できる、ということでした。上の子の時は、最初は大変だったけどクラスですすめられたので、1ヵ月まではミルクと混合で、体重が順調に戻った時点で母乳のみにしました。 あとは、子どもがもう少し大きくなったときのチャイルドセイフティ(安全管理)なども習いました。例えば、トイレットペーパーの筒の中に入るくらいの物は赤ちゃんの周りに置くな、とか。実際の経験者がきて教えてくれるので役に立ちますよ。 ■あき子:長い目でみて教えてくれるんですね~。 ■えり:アメリカでは母乳のパンプ機を使う人も多いですね。 ■かな: ハワイは産休が短いんですよね。それで赤ちゃんをベビーシッターやデイケアに連れて行った時に、母乳をあげたいお母さんが使いますね。それから、赤ちゃんが寝ている場合も、母乳をとっておけるので便利ですね。母乳は出さなければ出なくなるので。がんばってくださいね~。私も最初の1ヵ月は本当に大変だった(苦笑)。 ■あき子:はい。がんばります。 ■えり: 私もずっと母乳でしたけど、ほんとうにラクですよね。 ■かな:母乳を絞ったものを入れる専用のボトルも見たことがあります。私はお出かけの時には中にすでにミルクが入っている携帯用のボトルを使用しています。使い捨てなので便利ですよ。 ■あき子:ボトル、まだ何も用意していないんですけど大丈夫ですかね? ■かな:大丈夫ですよ。ハワイでは、お産で退院するときにマザー・バッグのようなものをくれて、その中にボトルやミルクも含まれていますよ。でも、出産の前に哺乳瓶を2つくらい消毒して用意しておいたら良いかもしれないですね。もし、ミルクを飲ませなくても白湯とかもあげられるし。出産後は忙しくて消毒している暇がないかもしれないから。 ■あき子:粉ミルクはどういうのを使っていますか? ■かな:私はSimilac (シミラック)というブランドです。病院で貰うバックに入っていますよ。 ■無痛分娩OR 自然分娩? 質問2 出産は無痛分娩でしたか? それをおすすめしますか? ■えり:私の時(16年前)は無痛分娩というチョイスを考えたこともなくて、自然分娩が当たり前だと思ってましたから、普通に痛い思いをして生みました(笑)。私は安産のほうだったから、痛みは「こんなもんかな」という感じでしたけどね。 ■かな:病院の滞在は2泊でしたか? ■えり:多分2泊だったと思います。かなさんは? ■かな:1人目は、予定日を1週間過ぎても陣痛がこなかったので促進剤を打つことになって、それでも降りてこなかったので帝王切開になりました。それで、2人目は最初から帝王切開にしました。もし帝王切開でなくても、「無痛分娩」と決めていましたけどね。帝王切開の場合の入院は3日間でした。運動していると安産なんですよね? 私は生まれる間際まで働いていたので運動不足でしたからね。 ■えり:あき子さんはすごくフィット(健康的)ですけどなにかされているんですか? ■あき子:ヨガをやっています。 ■えり&かな:じゃあ大丈夫ですよ! ■えり:アメリカではほとんどの人が無痛分娩ですけどね。一般的にアメリカ人は小さな頃からどこか痛くなったらすぐ痛み止めを飲む習慣がありますから、痛みに耐えられないんでしょうね。ナチュラル志向で自然分娩を選ぶ人は少数派ですね。 ■あき子:いろんな人に聞くと、意見もそれぞれあって本当に迷ってしまいます。どっちが良いんでしょうね? ■えり:最終的には、ご夫婦の価値観や感覚で判断するしかないですね。私は、自然分娩にこだわる必要は全くないと思いますよ。 質問3 出産時のエピソードは何かありますか? ■あき子:(かなさんは)帝王切開だったら、出産の立会いとかもなかったんですよね? ■かな:ありましたよ。先生が取り上げてその後へその緒を切らせてもらえるんですよね。 ■えり:すごい!? 旦那さんが帝王切開の場所にいたんですね。 ■かな:でも、カバーを掛けてあるので、切っているところは見えないんですよ。 ■あき子:へその緒を父親が切るというのはアメリカでは一般的なんですか? ■かな:そうなのかな。でも、最初は先生が切るんですけど残りの部分をお父さんが切るんですよね。 ■えり:私の場合は、陣痛の途中で先生がランチを食べに出かけてしまったんですよね。で、先生が戻ってきてからすぐに長男が生まれました。間に合ってよかったです。でも、2人目のときはあまりに早く生まれてきたので、先生は間に合いませんでしたけどね(笑)。 つづく
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(2011年7月更新)
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