このコーナーでは、現地在住の「ハワイの歩き方」編集部が集めたハワイ暮らしに役立つ情報をご紹介します。ハワイでの滞在や生活に、もちろん旅行者にも役立つ情報が満載です。
ハワイ暮らし ベビー座談会 後編 ハワイでの子育ては、こんなに違う!?
■日本とハワイの育児の違いにカルチャーショック! 初めての出産を控えた女性は不安と期待で一杯です。ましてそれが慣れない外国での出産となると心配もいっそうでしょうね。そこで今日は、8月にハワイの病院で出産予定の萩原あき子さんの質問に、ハワイで出産&子育てを経験済みの先輩ママ、えりとかなが前回に引き続き、ズバリお答えします! |
■質問4. 赤ちゃんの検診はハワイではどれくらいの間隔ですか? ■かなさん(以下、かな):多分、1週間、2週間、1ヵ月、2ヶ月、4ヶ月、6ヶ月くらいの間隔だったと思います。 ■編集部、えり子(以下、えり):アメリカでは検診のたびに予防接種をするといった感じですね。 ■あき子さん(以下、あき子):リストをみたら(予防接種が)とにかく多かったのでびっくりしました。家は赤ちゃんが生後6ヶ月頃に日本へ戻る予定なので、予防接種のたびに先生から母子手帳に記録してもらうことにしています。 ■かな&えり: それは良いアイディアですね。 |
■質問5. ハワイではへその緒がとれるまでは沐浴しないのでしょうか (日本ではすぐ沐浴しますよね)?
■あき子:日本で母親学級を受けたときは、赤ちゃんは汗をかくものだから毎日お風呂に入れてきれいにしてあげてください、といわれたのですが、ハワイでは違うのですか?
■かな:多分、へその緒が乾いてちゃんと自分で取れるまではぬらしちゃだめ、ってことじゃないですかね。その子どもによって違うと思うけど、沐浴できるようになるまでは大体1~2週間くらいですね。傷口にばい菌が入るのを防ぐためもあるかな。 質問6.生後、いつごろから外出していましたか? ■かな: 家の場合は長男が退院して2週間目に2時間くらい。ちゃんとでかけるようになったのは3週目くらいしてからかな。 ■えり:家は長男と1週間目くらいで外出しました。両親を連れてドライブしてドール・プランテーションへ行きましたね。こちらでは生後まもないベビーを連れてスーパーなどにいる人もよくみかけますよね。
■かな:私は最初は検診の帰りにちょっとだけスーパーに寄ったりとかして、その後はだんだんと時間を延ばしていきましたね。スーパーもなるべく最初は清潔そうな雰囲気の所を選んで。例えば、ウォルマートよりターゲットとかね。ハワイは日差しが強いのでそれだけは気をつけてあげたほうが良いと思います。 質問7.赤ちゃんはハワイでも風邪をひきますか? ■えり:ハワイでも風邪はひきますよ(笑)。 ■かな:長男はデイケアへ行くと、しょっちゅう病気をもらってきちゃいます。でも、こちらではタイラノール(熱止め)をもらえるのですぐ下がりますよ。普通のドラッグストアでも市販されていますが、乳幼児だと量はドクターに聞いたほうがよいと思います。あと、ハワイでは熱が出たときは脱水症状にならないように気をつけたほうが良いですね。 ■えり:日本では「熱が出ると体を温めなさい」というけど、こちらでは逆に常温の水で体を拭いたり、行水をして体を冷やしたほうがいい、といいますね。人種によって体温が違うし、カルチャーが違うと対処法も違うのかもしれませんね。 ■あきこ:かなりカルチャーショックです(笑)。外出先で授乳するときはどんな風にしていますか? ■かな:私は授乳用のカバー(写真)を使っています。日本でも売っていると思いますが、エプロンみたいになっているものです。あと、抱っこ紐にカバーがついていて、それを使ってそのままおっぱいをあげている人も見たことがあります。 ■えり:ハワイで授乳する場所は、デパートのトイレはけっこう広くて、ソファがあったりして綺麗なので良さそうですね。例えば、アラモアナセンターにある高級デパート、ニーマン・マーカスやノードストロームのトイレ。それから、ワイキキのロイヤル・ハワイアン・センターのソファが広くて人もあまりいないので、よく使っているという人がいますね。 ■質問8. 赤ちゃん連れでタクシーに乗るときはカーシートは必要ないですか? ■あき子:ハワイでは、車を買う予定がないんですけどタクシーでもカーシートはいるでしょうか? ■えり:ウエブで、「タクシーでも必要」というコメントを見たことがあります。できればカーシートがあったほうが安心ですね。 ■かな:ストローラー(ベビーカー)とカーシートが一体になっているアタッチメント式がありますよね。私はタクシーに子どもを乗せた経験がないんですが、退院してくるときにはアタッチメントなしでそれを使いました。1番良いのはタクシー会社にあらかじめ電話して、アタッチメントなしでもタクシーにつけられるかどうか、そういうサービスがあるかどうか聞いてみたら良いですね。でもそのトラベル・システムだったら大体は大丈夫ですよ。ちょっと高いんですけどこれがあると便利ですよ。 ■あき子:そうですね。 質問9. おすすめのベビー用品店があれば教えてください。 ■かな:おすすめは、ベビーザラスかターゲットですね。 この近くだったらウォルマートかアラモアナかな。ワードセンター近くのベビー・エンポリアムもストローラーなどの種類も多いですよ。値段もセールの時は狙い目ですね。ありましたよ。先生が取り上げて、その後へその緒を切らせてもらえるんですよね。抱っこ紐とか買う予定ですか? ■あき子:買おうとも思っています。それで質問ですが、日本では首が据わるまでは横抱きに出来る紐をお友だちは使っているみたいですが、赤ちゃんの首が据わる前でも抱っこひもで立て抱きをしても大丈夫なのでしょうか? ■かな:私は8パウンド(3.6キログラム)以上だったらOKというのを買いました。でも家の子は生まれた時すでに8パウンドあったので大丈夫かな、と思ってすぐ使いましたけど(笑)。 ■あき子:うわ? 大きいですね。それから、これはうちの主人が心配していたのですが、赤ちゃんに掛け布団をかけると窒息したりして危なくないのかな、と。 ■かな:家は薄いのをかけてあげていますが、一度上の子が赤ちゃんの時に顔にかぶさっていたことがあったので、お布団をかける際に必ず赤ちゃんの手をお布団の上に添えてあげるようにしています。
質問10. 出産、育児を通して便利グッズがあれば教えてください。 ■かな:あると便利なのは、ベビー・モニター。キッチンと赤ちゃんを普段寝かせる部屋が離れているので、子どもが起きたのがわかるので良いですよ。それと、これはベビーワイプを入れる携帯用の容器です。コンパクトだし日本でも買えるみたいですが、ハワイでは$3くらいで買えるので良いと思います。 ■えり:かなさんは、布おむつも使っているんですよね? ■かな:はい。布オムツだと肌にも優しいし、オムツ代の節約にもなるし、家みたいに子どもが2人いるとゴミも増えるので、エコ活動もかねて家にいる時は出来るだけ布オムツにしています。ただネックは布オムツのカバーが高いことかな。これは(写真)はセールで2つで$20くらいでした。内カバー、外カバー、中布の3パーツになっています。 ■えり: 最近の布オムツは画期的ですね。私の時もこんなのがあったら良かったのに。 先輩ママから亜紀子さんに何かアドバイスなどありますか?
■かな:2人目を持つと振り返ってみてわかるんですけど、赤ちゃんはちょっとくらい泣いていてもほっといても大丈夫ですから。あと、家事や掃除など、手を抜けるところは抜くことですね。なんでも完璧にやろうとしていると自分が参っちゃいますからね。 ■あき子:ご主人も育児に協力してくれるんですか? ■かな:2人目が生まれてから、上の子の面倒をよく見てくれるようになりましたね。私も最初はこんなに育児が大変だとは思っていませんでした。こちらに自分の家族がいないので特に。 ■えり:同じような境遇のママと情報を交換し合ったり話したりすると良いですよね。子育て中は孤独な気持ちになったりしますからね。ハワイは温かいし、子育てしやすいと思いますよ。 ■かな&えり:かな&えり: がんばってくださいね。 ■あき子:ありがとうございます! インタビューを終えて: なんと、かかっている産婦人科のドクターも同じだったりして、初対面から意気投合の様子のあきこさんとかなさん。真剣に先輩ママのお話を聞きながら、時にはアメリカと日本の育児の違いにカルチャーショックを受けたり、質問されていたあきこさん。座談会の後は「とてもとても勉強になって楽しかった」とコメントを頂きました。私たちも楽しかったです。元気な赤ちゃんを生んでくださいね~。アロハ~♪ |
(2011年7月更新)
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