ハワイのホテル、グルメ、ショッピング、オプショナルツアーなどの旅行情報 ホノルルから「ハワイ観光に役立つ最新情報」を毎日更新

ホノルルの新聞スター・アドバタイザー紙によると、アメリカ合衆国とNASA(アメリカ合衆国航空宇宙局)は、新プロジェクト「月と深宇宙の有人と無人による探検」の次の段階に、ハワイを含めるという方向で、相互関係が成り立ちつつあると発表しました。このプロジェクトは月面で多国籍ベースで行われることが想定されています。

このプロジェクトのためにNASAは、ハワイ島に研究機関「国際月探査リサーチパーク」の建設を予定しています。まるで月面のような、このリサーチパークは、ハワイ島でも最も標高が高いテスト地点を持つハワイ大学ヒロ校に開発される予定ですが、月面の状態にも似ている独特な地形のボルケーノ・ナショナル・パーク(火山国立公園）の中の可能性も高いとも言われています。実はハワイ島は以前にも、初代アポロ月面着陸ミッションの際に宇宙飛行士のトレーニングの場所としてNASAが利用した土地としても知られています。

NASAはこのリサーチパークの建設費用は負担しないそうですが、ハワイ州政府や教育や民間の関係機関に、新技術や専門知識を提供するということです。現在はまだ計画段階で、建設などについては立法府と議会の承認を得ることも必要になります。ハワイでのこのプロジェクトの開始日はまだ未定ですが、ハワイ大学ヒロ校では来年2012年には、遠隔で操縦するロボテックを使った、石と土壌のサンプルをテストするリサーチを始める予定だそうです。このためにハワイ大学ヒロ校の建物と施設もアップグレードされるそうですよ。

ハワイ島が宇宙探索のメッカになればいいですね。夢が広がるこの計画の成功を祈ります。

(編集部より：このたびの東日本大震災による犠牲者の皆様に哀悼の意を表すとともに、被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。一刻も早く状況が改善され、復興の道が開けますことを願ってやみません。)