Movie under fire for casting Caucasian actor as real-life Native Hawaiian war hero
■先住ハワイ民族の俳優ではないのか?
ハワイのニイハウ島が舞台の映画が、撮影が開始される前から論議を巻き起こしています。
「ニイハウ」と題されたこの映画は、第2次世界大戦中にニイハウ島で起きた事件をもとにした歴史ドラマです。
真珠湾攻撃の後ニイハウ島に不時着した日本兵士、西開地 重徳が島の人々を人質にとった事件で、この日本兵と勇敢に戦い後にルーズベルト大統領から勲章を受けた戦争ヒーロー、Benehakaka “Ben” Kanahele(ベン・カナヘレ)夫婦のストーリーです。
ところが先日、米国俳優のザック・マックゴーワンがカナヘレ役を演じることを独自のツイッターでツイートしたことろ、ハワイ先住民族をはじめとする多くの人々が反論しました。
ハリウッド映画ではこれまで「アロハ」でエマ・ストーンがハワイ出身の中国系アメリカ人を演じたり、「ファミリーツリー」でジョージ・クルーニーがハワイ王族末裔を演じ、そのたびに論議を巻き起こしており、世間からは「ハリウッドはまだ学んでいないのか?」という厳しい声があがっています。
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「ハワイ先住民族の血を受け継いだ素晴らしい俳優がたくさんいるのになぜ青い瞳の白人?」などエンターテイメントだけでなく文化的な部分を尊重してほしいという意見がほどんどです。
「この映画の場合はノンフィクションなのでなおさら事実に忠実であるべき」とハワイアン先住民族の映画監督Anne Keala Kellyさんは述べています。
「ニイハウ」の撮影はマレーシアで行われるそうです。
映画制作側はこのような反論を受けながらこのまま映画を進行させるのでしょうか? 気になるところですね。
(KHON2 より)
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