Native Hawaiians in worse health than many other Americans, national study finds
ハワイは全米で常に健康な州のトップにランクインしていますが、新しい政府の調査によるとハワイ先住民族(ハワイアン)は「不健康」だそうです。
ハワイアン(ハワイに最初に到着したポリネシア系の移民)は、全米のアメリカ人と比べると健康状態が悪く、喘息、糖尿病、肥満の割合も多いそうです。さらに深刻な精神的ストレスも抱えているとのことです。
この調査は、連邦防疫センター(連邦厚生省DHHSの一機関)が、2014年に11,000人のハワイ先住民族と太平洋諸国の人々を対象に行ったのもです。
ハワイはユナイテッドヘルス財団による全米の健康ランキングでは5年連続で1位にランクインしています。しかし、太平洋諸国の人々の研究者であるミシガン大学の教授はこの結果を「物価の高いハワイに住めるような経済的に豊かで健康的な人々が住んでいるからだ」と分析しています。
ハワイでは約4分の一がハワイ先住民族、またはパシフィックアイランダー(太平洋諸島出身者)とみなされていますが、これらの人々の多くが低所得者です。
この調査でわかったことは次のとおりです。ハワイアンの子どもや大人の4人に1人が喘息を患っている。これはアメリカ人全般の約2倍であり原因は人々の喫煙率と比例しています。
また、肥満や糖尿病の割合は米国の他の人種と比べるとサモア人に多い。しかしネイティブアメリカンやアラスカ先住民はさらに悪いそうです。40%に近いハワイ先住民族が肥満で、これはアフリカ系アメリカ人と並びトップである。また、14%が糖尿病で白人やアジア系の人々より上回っていること。さらに5%が深刻な精神的ストレスを感じたことがあり、これは一般アメリカ人(3%)よりも高いそうです。
(Honolulu Star Advertiserより)
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