First observed interstellar object to pass by earth given Hawaiian name
過去からのメッセンジャー
11月20日(月)、ハワイ大学の天文学者が、先月ハワイで観測された太陽系を通過した天体について発表しました。この天体が発見されたのは世界で初めてのことです。
ハワイ大学のカレン・メーチ博士は、ネーチャー誌に論文を掲載した天体について、「すごく珍しい天体である。長さは2,625フィート(約80メートル)で、フットボールフィールドの7倍もしくはそれ以上。極端に細長くて太陽系にはない天体である」と語っています。また色は赤黒もしくは土色で、その他の特徴としては、太陽系に存在する宇宙物体と類似点があるとのことです。
ハワイ大学の天文学者は、ハワイ大学ヒロ校のハワイ語専門家と相談をして、この天体の名前を「Oumuamua(ハワイ語で最初の使者または偵察者)」と命名しました。これには天体がメッセンジャーのように大昔から我々に連絡しようとしている、という意味合いがあります。
この謎の天体は、2017年10月19日にマウイ島ハレアカラ山頂の天文台でハワイ大学研究員のロブ・ウェリュク博士により発見されました。研究者たちは、この天体は彗星ではなく小惑星のようだと言っています。7.34時間周期で回転していることから、研究者たちは、長さは幅の10倍という計算をし太陽系ではみられない天体だと述べています。
この天体はもう地上の望遠鏡から観測することは出来ないそうですが今後も研究が続けられるということです。正体は一体なんでしょうか?
(Honolulu Star Advertiser より)
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