現在もオレンジ警戒レベル、住宅やコミュニティに危険はなし

(Mizuho YamamotoさんとKyle Luksovskyさんが2017年2月ハワイ島で撮影)
Khon2の報道によりますと、 キラウエア火山の第38回噴火は12月6日(土)の午後8時52分頃に終了しました。米国地質調査所(USGS)の科学者によれば、この噴火は12時間以上にわたり溶岩が空高く吹き上がる激しいものでした。溶岩の噴水は火口内の噴出口から最大で約1,000~1,200フィート(約300~360メートル)の高さに達し、北側の噴出口が先に止まり、その後南側の噴出口も夜遅くに勢いを失いました。噴火が終わるまでに約1,600万立方ヤードの溶岩が生成され、火口床の半分以上を覆う量に相当します。
噴火は非常に強力で、一時は溶岩があまりに速く高温で噴出したため、火口近くに設置されていたライブ配信カメラが破壊されました。溶岩の一部は数日間は赤く輝き続け、その後完全に冷える見込みです。さらに、噴火によって火山灰や「ペレの髪」と呼ばれる微細な火山繊維が空中に舞い上がり、風に運ばれてパハラや周辺地域に降り注ぎました。火山ガスは上空2万フィート以上に達しました。USGSによれば、今年の噴火の多くは1日程度で終わり、その間に休止期間が挟まれているとのことです。他の地域では新たな危険は報告されていません。
現在もキラウエア火山は「オレンジ警戒レベル」にあり、ハワイ火山国立公園内で噴火は続いていますが、住宅や地域社会に危険は及んでいないとされています。
(Khon2より)





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