毎年4月にハワイ島のヒロで行われるフラの大会の最高峰、メリー・モナーク・フェスティバル。その2013年度大会を観戦した、ハワイ歩き方のライター、アンティ・アヤが、楽しいこぼれ話を披露してくれました。
AuntyAYAのメリー・モナーク・フラ・フェスティバル50周年のこぼれ話♪ (後編)
●ジンクスをやぶり、2回目の挑戦でミス・アロハ・フラに輝いたマナラニ!
(前編からの続き)
なぜでしょうか、ミス・アロハ・フラに2回挑戦すると順位を落とすというジンクスがありました。
ハーラウ、ナー・レイ・カウマカ・オ・ウカのマナラニ・ミリ・ホコアナ・イングリッシュは一昨年、2位に入賞した時から、かわいいお顔と素晴らしい演技で人気がありました。
今年は、さらに豊かな表現力が加わり少し大人っぽくなって、見事、ハワイ語賞と記念すべき50周年のミス・アロハ・フラに輝きました。
日本でも人気急上昇しそうですね!
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●ロイヤル・コートに敬意を表するハーラウ
メリー・モナークとは、デービッド・カラーカウア王のニックネーム。世界一周の航海を初めて行った王様、イオラニ宮殿に世界の王室で初めて電気、電話、下水道を設置した王様としても知られていますね。そして、西洋文化が入り、禁じられていたフラを再開した王様でもあるのです。彼は、社交的でとても明るく、ニックネームがメリー・モナークでした。その彼を称えて始まったのがメリーモナーク・フラ・フェスティバル。その彼や王室の方達のそっくりさんが毎年選出され、ロイヤルコートとして毎晩、会場に出席します。今年の競技会では、ステージ上から、ステージが終わってからも、ダンサー全員でロイヤルコートに丁寧にお辞儀をするハーラウが多かったです。もちろん、カラーカウア王を称えるパフォーマンスも多かったですね。
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●世代交代が見られた競技会 初代、ミス・アロハ・フラだったアロハ・ダリレイさんのケオララウラニ・ハーラウ・オラパ・オ・ラカのパフォーマンスでは、ミス・アロハ・フラだった3人のお嬢さんが勢ぞろいしました。長女のカプアさん、次女のカウイさんは既に自分のハーラウを持っていますが、今年はお母様のハーラウのダンサーとして踊り、アウアナで見事、1位に入りました。 去年のメリー・モナークの直前に亡くなったクム、オブライアン・エセルさんのハーラウ、ケ・カイ・オカヒキは男らしい演技とダンサー達の礼儀正しさで人気。アラカイだったラアケア・ペリーが後継者としてクムフラとなり、素晴らしい演技を披露してくれました。ケ・カイ・オカヒキのファンの私としてはとても嬉しいステージでした。
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●節目の意味が込められたハラの花を使ったレイ ラウハラ(ハラの葉)の手織りのマットや工芸品が好きな方も多いのではないでしょうか。そのハラの花を使ったレイは、「終わり、そして始まり」という意味があり、学校を卒業する時などに渡す習慣があります。今回のメリモは50周年という事もあり、ハラの花のレイをつけてパフォーマンスをするハーラウも多かったですね。ハワイ島のヒロにTSUNAMI(津波)の打撃が襲った次の年に復興の願いを込めて始まったメリー・モナーク・フラ・フェスティバル。半世紀が過ぎ、これからは、どのように発展するか楽しみですね!
まだまだ、一晩中、語れる私ですが、こぼれ話はここらで~。
ちなみにこちらのページで、今年のメリーモナークの様子をビデオで見ることができますよ。
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