幼児連れのファミリーも安心して楽しめるショート・トレイル「マカプウ・ライトハウス・トレイル」を今回はご紹介しましょう。ベビーカーも通れる、この舗装されたトレイルで、ファミリー全員、快適な汗を流してみませんか? 4月末までは、ホエール・ウォッチングも楽しめます!
マカプウ・ライトハウス・トレイル
●ベビーカーもOKのファミリー・トレイル
雨が少ない地域として知られるオアフ島東部のマカプウ地区。岬の先に小さな無人の灯台があり、その近くまで続く約4キロの道路が、「マカプウ・ライトハウス・トレイル」です。本来は灯台を管理する沿岸警備隊の車用に造られた道路で、コンクリートで舗装されているので、ベビーカーでの通行もOK。所要時間(片道)は大人の足で約40分。子供連れでゆっくり歩いても1時間前後。近くの住人が犬の散歩を楽しむなど、カジュアルなハイキングコースです。
ワイキキからは、H-1フリーウェイ(East)経由で約40分。フリーウェイ終点から、そのまま続くカラニアナオレ・ハイウェイをさらに進み、ハナウマ湾を過ぎた後、約8分のドライブでトレイル入口に到着します(詳しいアクセスは下記参照)。入口には専用の駐車場などなく、何のサインも出ていませんが、人気トレイルなので付近の路上には必ずズラリと車が止まっています。路上に車が目立ち始めたら、速度を落として注意を。進行方向右側、道路を数メートル入ったところに高さ1メートルほどの黒い柵があり、それがトレイルのスタート地点です。この柵は沿岸警備隊以外の車両の通行を禁止するために設けられているので、ハイカーは柵を乗り越え(くぐって?)さらに進みましょう。3、4分歩くと同じような柵があるので、それも同じようにくぐって前進です。
目ざす頂上は標高約200メートル。緩やかな坂が続き、登り道といっても息が切れるほどではありません。幅3メートルほどの道路の左手は丘陵、右手は海に向かって開けたなだらかな崖になっています。周囲にはケアヴェの木やハワイでは珍しいサボテンなどに混じって、紫や白、ブルー、オレンジの可憐な花も目立ち、雨が少ない地域とはいっても、自然美を満喫できること間違いなし! 自然を散策する楽しさが、次第に盛り上がってきます。
●ホエール・ウォッチングのメッカ!
こうして景色を楽しみ、なだらかな坂を歩くこと40分。いよいよ頂上に到着です。頂上付近には柵や階段、展望台が設けられてあり、そこからグルリと約300度にわたって海が見渡せます。眼下にはラビットアイランドやワイマナロ、カイルア、カネオヘと続く白い砂浜、そして海の彼方にはモロカイ島やマウイ島の島影も。一方、灯台は展望台から10メートルほどの崖下にありますが、柵があり、立ち入り禁止なので、上から眺めてくださいね。
帰りはまた同じ道を通りますが、下り道なので、結構アッという間に到着する印象です。帰路は道々、左手に雄大な海が眺められ、爽快な気分でハイキングが終了します。以上のように、子供の足でも往復2時間(休憩時間を除く)前後で踏破できるトレイルなので、3歳以上の子供なら無理なくチャレンジできるはず。実際、ベビーカー連れやベビーを抱っこしたファミリーもやってくる、地元で大人気のトレイルなのです。ファミリー揃って体験してみてはいかがでしょうか? ●覚えておきたい注意点
1. 日中のハイキングは避け、涼しい朝の時間帯に出かけるようにしましょう。遅くとも午前9時、10時までには、トレイルに到着したいですね。また、トレイル周辺にはトイレがないので、子供はトイレを済ませてから出発しましょう。
5. 水は必携。特に子供は水分を補給しながら歩きましょう。頂上に到達したごほうび&エネルギー補給に、オヤツも多めに! |
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![]() Makapuu Lighthouse Trail アクセス:ワイキキからH-1フリーウェイ、カラニアナオレ・ハイウェイ経由で、ハナウマ湾方面へ。そこを過ぎ、Kealahou St.も過ぎてカラニアナオレ・ハイウェイをさらに直進。左手にハワイカイ・ゴルフコースの入口が見えてくるので、そこからさらに1分ほど行くと、右手にトレイル入口を示す黒いゲートが見えてきます。ハナウマ湾からは約8分のドライブ。シーライフ・パークまで行ってしまったら、行きすぎなのでUターンしてくださいね。 (2003年4月取材) |
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