アラン・ウォンズ・レストランAlan Wong’s Restaurant オープンは1995年の春。パシフィック・リム・キュイジーヌ(ハワイではリジョナル・キュイジーヌと呼ばれていますが)というニューウエーブの台頭とともに、ハワイのグルメシーンに颯爽と現われた気鋭のシェフは、そのオリジナリティ溢れる独特のテイストでたちまちロコたちを魅了したのです。彼のスタートはフレンチですが、中国人の祖父や日本人の母から受け継いだオリエンタルな味覚を、実に見事にコンチネンタルに融合させたまったく新しいメニューを次々と生み出してゆきました。 パシフィック・リムでは、よく醤油や味噌、ワサビなど、日本古来の調味料を隠し味に使いますが、とりあえず使ってみたという印象が拭えないレストランが多いのも事実。でも、日本食に精通したアラン・ウォンは調味料本来の味や生かし方をきちんと知っていると言い切ります。このへんが日系人や日本人には違和感のない、ここならではの味を作り出す秘密、人気の高い理由かも知れませんね。
また、もっとも自信を持っているのが、その素材選び。あくまでもハワイ産にこだわった、可能な限り新鮮な食材を用いるのがポリシー。そのためメニューも毎日スペシャルが用意され、旬の味が堪能できるという訳です。前菜、メイン、デザート、すべての皿に気を配った美しく上品な盛り付けも秀逸。今、ノリにノッテいる人気、実力ともにナンバー1のシェフ、アラン・ウォンの世界を、まず見た目から十分に楽しんでくださいね。 ライバルたちの多店舗展開に静観の構えを見せていたアラン・ウォンですが、昨年秋、遂に注目の新コンセプト・レストラン「ザ・パイナップル・ルーム」を老舗デパートのリバティハウス内にオープン。本店とはやや趣の異なるこちらの店は朝食から営業しており、ランチタイム以降はアペタイザー中心のメニューが揃います。アラモアナ・センターでのショッピングと合わせてお楽しみ下さいね。さらに今回の取材でビッグニュースをキャッチ! 2000年夏、満を持して、アラン・ウォン・レストランの日本への上陸が決定。詳細はまた追跡してゆきますので、皆さん、乞う、ご期待!! 写真で紹介しているメニューは、メインディッシュのロブスターテイル・シュリンプ・帆立て・オナガ(ハワイで獲れる鯛のこと)のロースト、ウニソース添え$30。シーフードを代表する4種類の素材の旨さを素直に引きだし、ほのかに香るウニの風味を効かせたクリームソースでまとめた傑作です。やはりイチ押しは新鮮なシーフードをたっぷり使ったメニュー。ぜひ、トライしてみて。5つのチリれんげはデザートメニューで、ファイブスプーン・オブ・ブリュレ$7。マカダミアナッツ、コーヒー、リリコイ、ハワイチョコレート、タンジェリンの5種類のクリーミーな味が楽しめる、ユニークなデザートです。 (2000年取材)
|
アラン・ウォンズ – グルメ・レストラン情報
投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2000年01月01日
この記事が属するカテゴリー: パシフィック・リム料理, レストラン
関連キーワード: グルメ, パシフィック・リム,
コメントを残す