おいしくて、雰囲気も最高なレストランでの食事は、ハワイ旅行の最大の楽しみでもありますよね? でも店のチョイスは大いに迷うところ。そこでこのグルメページでは、ハワイでもっとも権威あるレストラン・アワード、ホノルル・マガジン主催のハレアイナ賞2000に選ばれた名店をご紹介していきます。また、安くておいしくてちょっとディープな「B級グルメ情報」も右側のコラムからお楽しみいただけます。皆さんの「おいしい旅」の思い出が、より素晴しいものになりますように!
ロイズ・レストランRoy’s Restaurant ロイズワイキキの情報はこちらから
新進気鋭の若きオーナーシェフ、ロイ・ヤマグチ氏がハワイカイに最初の店をオープンしたのは1988年のこと。ほどなくロイズの名はハワイはもとよりアメリカ本土にまで広く知れ渡ります。開店から1年もたたないうちにアメリカ有数のグルメ雑誌「フード&ワイン」に特集され、また全米トップ40レストランにも選出されるという快挙を達成したのです。 ハワイで生まれた一軒のレストランが短期間のあいだにそれほどまでの評判を勝ち取った訳はいったい何だったのでしょうか。著名な料理評論家は「ヤマグチ氏はフレンチ、イタリアン、タイ、ジャパニーズ、チャイニーズといった各国の味覚を絶妙にブレンドさせ、彼独自の感性が光るまったく新しいトロピカル・テイストのジャンルを創り出した。今までだれひとりそのような試みを成功させたものはいなかった」と絶賛しました。こうして、現在では確固たる地位を築いているハワイ生まれのヌーベル・キュイジーヌ、「パシフィックリム」の歴史がスタートしたのです。当時ロイはそのユニークな料理をただシンプルにユーロ・アジアンとよんでいましたが…。 >今や、ハワイ各島、ニューヨーク、サンフランシスコ、東京、グアムなどおよそ20店鋪を有するビッグなレストランチェーンに発展したロイズ。それぞれの店ではロイ・ヤマグチ氏の代表的メニューを継承しつつも、その店をまかされたシェフにより独自のメニューも多数クリエイトされています。でもオリジナリティ溢れる料理の基本はあくまでも、ハワイ産の新鮮な食材を駆使して作り出す東西の食文化の融合。本店のほか、ネイバーアイランドの店や東京店など各店の味を食べ較べてみるのも面白いかもしれませんね。
写真のアントレはそんな日替わりメニューのひとつで、日本風に蒲焼きした大きなエビとホタテにほのかにレモングラスの風味を加え、目にも鮮やかなルビーレッドビートとベビーキャロットの2種類のソースを添えた「レモングラス・シュリンプ蒲焼き&スキャロップ」$25.95。新鮮なシーフードをジャパニーズ&エスニックなテイストに仕立てフレンチ風に凝ったソースでいただくロイズならではの洒落たひと皿です。もうひとつはデザートメニューから「チョコレート・ドリーム・ケーキ」$5.95。チョコレートケーキにキャラメル、マカデミアナッツ、バニラアイスクリームとまさにスイート尽くし。お皿の手前にあるRoy’sのロゴはわざわざチョコレートパウダーで描かれたもの。細部にまでこだわりが感じられます。 シンプルなインテリアの店内はまるでステージのようにフロア中央に張り出したオープンキッチンが印象的。丸いキッチンカウンターを取り囲むようにテーブルが並べられています。開店以来、この活気溢れるオープンキッチンから次々に生み出されてきた独創的なメニューと変わることのないおいしさで多くのファンを魅了してきたロイズ。パシフィック・リムの草分けとなった名店は、やはり一度は訪れてみたいレストランです。 (2000年取材)
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ロイズ – グルメ・レストラン情報
投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2000年01月01日
この記事が属するカテゴリー: パシフィック・リム料理, レストラン
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