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本場テキサスの味!ハワイで食す極上スモークBBQ

投稿者: Eriko 更新日:2018年08月28日

Gourmet Texan BBQ at Sunset Smokehouse in Wahiawa

アメリカに来たらぜひ食べてみたいのが本場のアメリカン・フード。中でもバーベキュー(以下BBQ)はぜひトライしてみたいもの。しかしアメリカ本土から遠く離れたハワイでは、伝統的なアメリカンBBQを食べる機会がなかなかないのが現状です。そんな時、オアフ島中部ワヒアワに本場テキサスのBBQを食べられるフードトラックがあるという情報をゲット! BBQ好きのMyハワイ編集部員が早速行ってきました!

ノースショアへの通り道として知られるオアフ島中部のワヒアワ。ワイキキからはH-1の西方面(West)に乗り、ノースショア方向のH-2へ。そのまま直進し、ワヒアワ出口(Exit 8)で降りて、ワヒアワの目抜き通りであるカメハメハ・ハイウェイ(Kamehameha Hwy.)上に出ます。

ワヒアワは古くから砂糖きびプランテーションとして栄えていた町で、以前は日系移民が多く住んでいました。現在は米陸軍のスコフィールド兵営(Schofield Barracks)が位置する基地の町として知られ、通りやレストランでも主に米本土から来た米兵を多数見かけます。最近は復興が著しく、素敵なブティックや美味しいレストラン&カフェも増えています。

「サンセット・スモークハウス(Sunset Smokehouse)」はカメハメハ・ハイウェイ上に位置しています。この大きなトラックをまず見逃すことはなく、隣にはファーストフード店「ジャック・イン・ザ・ボックス」があるので、すぐに分かりますよ。駐車場はドライブウェイを入り、フードトラックと建物の後部にあります。

サンセット・スモークハウスはテキサス州中部のスモークBBQを専門とするフードトラック。元々はノースショアのサンセットビーチ付近で始めたビジネスでしたが、オアフ島の中でもアメリカ本土色が強いワヒアワの町でちょうどレストランの物件があったため、こちらに移ったとか。

トラックを停めた敷地内にあるレストランのインテリアは現在改装中で、完成後はもっと大きなスペースで営業が可能になります。同店では現在、平日ならばケータリングも行っていますが、フードトラックは週末(土・日曜)のみ。レストランオープン後は平日も営業する予定だそうです。

トラックの後ろには、米本土から取り寄せたという大きなスモーカー(燻製機)を収容したコンテナがあります。さらに、レストラン内のキッチンも調理のために駆使しているそうです。

こちらはオーナーのジェームズさん(写真が白っぽいのはBBQの煙のためです)。奥様と2人でこのビジネスを切り盛りしています。ジェームズさんはテキサス州出身の韓国系アメリカ人で、本場のBBQを日常的に楽しみながら育ったという、BBQに関しては一家言のある方。「テキサスでは、誰もが伝統的BBQの仕方を習うんですよ」と言います。

元々の職業はエンジニアでしたが、ハワイ移住後一念発起してフードビジネスを起業。知る人ぞ知るBBQトラックとして大評判になり、ビジネスレビューサイト「イェルプ(YELP)」でも5スターを獲得!

そして、なんと旅行誌「トラベル+レジャー(Travel + Leisure)」(電子版)では並み居るアメリカ本土の強敵を押しのけて「アメリカのベストBBQ」ランキングで10位に入賞するという名誉に輝いたそうです。わざわざテキサスまで行かずとも、ここで本場のBBQが味わえるのです!

「将来は、ホノルルにも店を出したいですね」とジェームズさん。早くその夢が実現することを期待していますよ!

さて、こちらは同店のメニュー。

サンドイッチやドリンク、デザートは書いてあるままの料金ですが、肉のみ購入する場合はポンド(1ポンド約454グラム)計算の料金、ソーセージは「リンク(1本)」ごとの料金です。サイドは「シングル」、「パイント」、「クォート」と入れ物の容量によりオーダーします。

ジェームズさんによると、同じテキサス州内でも地域によりBBQの仕方が異なるとか。ジェームズさんはテキサス州州都で同州中部に位置するオースティン(Austin)の出身。

テキサス中部ではBBQの際に肉を直火で焼くのではなく、長時間かけて低温で間接的に加熱してスモークしながら調理するスタイルが伝統的だそうです。

サンセット・スモークハウスでは、肉をスモークする際に上にようなヒッコリー材、またはメスキート材を使用しています。このような「かまど」の火でじっくりスモークしながら焼いていくわけですね。

フードトラックの中にあるキッチンはこの通り完璧なほどの清潔さで塵ひとつ見えず、すべてがきちんと整理されていて編集部員はビックリ。

レストランやフードトラックの衛生度が心配な方もいらっしゃるかもしれませんが、サンセット・スモークハウスに関しては安心できます!

ジェームズさんはテキサス州出身であることを非常に誇りに思っており、調理場の至る所に可愛いテキサスモチーフの雑貨が置いてあります。

肉はスモークし始めてからBBQが完成するまでに、なんと12~18時間もかかるそうです。この日は前日から調理していたという肉の数々を披露してくれました!

まず登場したのは、こちら「ビーフブリスケット(Beef Brisket、牛肩バラ肉)」。アメリカ人には非常に人気の高い部位です。ジェームズさんはテキサス中部の伝統にならい、肉を塩と胡椒だけで味付けする方式を取っています。長時間スモークすることにより、独特の香ばしいフレーバーがプラスされます。

中はしっとりとジューシーで柔らかく、包丁でサクッと切ることができます。中の赤身と脂身のバランスも絶妙ですね。見ただけで肉が柔らかいことがよく分かり、本当に美味しそうです。

これが切った肉の断面。「うおお~っ、早く食べたい!」と思いませんか? Myハワイ編集部員の目つきもだんだんギラギラしてきました…!

完璧に調理されたテキサス式BBQ。写真を見ただけで肉の柔らかさとジューシーさ、そして風味が伝わってくるようです。

特に、赤身とその上に重なる脂身の絶妙なコンビネーションがたまりません…! ブリスケットは脂身の多い部位(Fatty)か少ない部位(Lean)を選べますので、オーダーの際にどちらがいいか伝えてください。

次に出てきたのはこちらの「プルドポーク(Pulled Pork)」。つまり、スモークしてほぐした豚肉のことです。

上の写真を見て「ほぐれてないじゃない」と思いませんか? まったくその通りです(笑)。さあ、これからジェームズさんが驚きの方法でこの肉をほぐしますよ!

…そうです、驚きの方法とは「手」(笑)。手で軽くもんだだけで、こんな風にスルスルとほぐれてしまうほどの柔らかさなんです! 編集部一同、唖然!

プルドポークが大好きな編集部員、これを見て頭はクラクラ、お腹はグーグー。そのまま食べても、サンドイッチの具にしても、またはご飯にのせてもとっても美味しいですよ。肉はもちろんしっとりしていてパサパサ感はまったくなし。ジェームズさんのBBQテクニックに、編集部員一同脱帽…!

肉はどんどん出てきます。ジェームズさんが次に取り出したのが、こちら「ビーフリブ(Beef Rib)」。

見た目から、「骨付きだし、これは固そうだな」と思った編集部員、大きな間違いでした(笑)。ジェームズさんがこれを切ると…!

信じられないほど柔らかいので、サクッと簡単に切れます。中はこんな感じ。後で食べた際に、触っただけでスルスルッと骨から外れてビックリしました!

そして次は「ポークスペアリブ(Pork Spare Ribs)」です。

ジェームズさんは手慣れた手つきでこちらもサクサクと切っていきます。

スペアリブといえば、口の回りをソースでベタベタにして、必死で肉を骨から引き離して食べる図が思い浮かびますが、こんなに柔らかく調理できるとは知りませんでした…!

そして、まだ出てきます! こちらは「ベイビーバックリブ(Baby Back Ribs)」。背中側の骨付き肉です。

塩と胡椒で味付けしただけなのに、キラキラと光るこのお肉。スモークのフレーバーが効いていて口の中でとろけるように柔らかく、赤身と脂身のバランスが絶妙…! 悶絶級の美味しさです(笑)。

そして最後に出てきたのが、こちらのビーフ・ソーセージ。皮がプチッと口の中で弾け、中は最高にジューシー!

普段はソーセージをあまり食べない編集部員ですが、これは別格! ぜひ試してみてください。ソーセージは「レギュラー」と「ハラペーニョ」の2種があります。どちらも美味ですが、編集部員のお気に入りはピリ辛のハラペーニョ!

下は今回作っていただいた肉を盛ったプレート(アラカルト、値段は重量による)。ジェームズさんがセンスよく素敵に盛り付けてくださいました。プレゼンテーションも手抜きをせず、さすがです。中でも目を引くのは、やっぱり中央にある巨大な骨付きのビーフリブ! 肉が骨からスルリと外れ、とってもジューシーで柔らかいですよ。

BBQ初心者という方におすすめなのが、こちらのBBQサンドイッチ。

手前がプルドポークの「Hタウン・プリティ(H-Town Pretty)」$10、後ろはビーフブリスケットの「シティリミッツ(City Limits)」$11。サンドイッチの場合でも、ブリスケットはFatty(脂身が多い)かLean(脂身が少ない)かを選んでくださいね。

なお、写真で肉の上にのっているコールスロー(2種)は$1でプラスできます。サイドは全8種あり、うち5種は前述のようにシングル、パイント、クォートで容量別にオーダーできます。ほか3種はハラペーニョが$1、ライスが1スクープ$1、ハワイアンロールが1個$0.50となんとも良心的すぎる値段…!

サイド、左から「ATX(Austin Texasの略)スロー」、「ポテトサラダ」、「ヒル・カントリー・スロー」、サイズはシングルです。

以上、ワヒアワにある「サンセット・スモークハウス」をご紹介しましたが、いかがでしたか? 午後になると肉が売り切れになる場合があるそうなので、なるべく午前中に寄るのがおすすめですよ!

ノースショアに行く前に寄って数種のお肉を頼み、ビーチでピクニックするのも楽しそう。本場のBBQをハワイで食べてみたいと思う方、ぜひトライしてください!

 

◎サンセット・スモークハウス
Sunset Smokehouse
場所:23 S. Kamehameha Hwy., Wahiawa, HI 96786
電話:(808)476-1405
ウェブサイト:http://www.sunsetq.com

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