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ハワイ歩き方事務局
人気連載「ハワイで家を探すには?」

ハワイで家を探すには? 3

投稿者: ハワイ歩き方事務局 更新日:2007年09月10日

このコーナーでは、現地在住の「ハワイの歩き方」編集部が集めたハワイ暮らしに役立つ情報をご紹介します。ハワイでの滞在や生活に、もちろん旅行者にも役立つ情報が満載です。

ハワイで家を探すには? 3

ハワイの家
賃貸を選ぶときは、キッチンの使い勝手をまずチェック

前回はハワイで賃貸物件を探すときに必要な基礎知識として、家具オプション、賃貸期間、エリアについて説明しました。今回は賃貸物件の選び方と注意事項などです。

賃貸物件の広告を読む
住みたいエリアが決まったら、後は個別の条件でよい物件探し。ほとんどの賃貸広告に出ているのは家賃、ベッドルームの数、バスルームの数。小さい広告だと1/1/1、2/1、3/1.5/1などと書いてあります。最初の数字はベッドルームの部屋数、次の数字はバスルームの数、そして最後の数字は車の駐車スペースの数です(駐車場については省略されることが多い)。ちなみにバスルームはトイレとお風呂(シャワーのみでも)が揃って1と数えられるので、トイレだけだと0.5となります。その他に物件のセールスポイントとしてラナイ有、水道代が家賃に含まれる、パーキング有、改築したて、新しいカーペット、洗濯機つきなどなど。あと禁止事項でペット禁止、スモーカー禁止、パーティ禁止などの記載もあります。大きさは平方フィートで表示されており、100平方フィートは約2.8坪です。

洗濯
洗濯機やキッチンの設備をチェックしましょう

小さい広告には略語で物件の説明があります。たとえばloc(location ロケーション)、nr(near 近く)、W/D(washer and dryer 洗濯機と乾燥機)、D/W(dishwasher 食器洗い機)、smkg(smoking 喫煙)、amen(amenityアメニティ)、sec (security セキュリティ)、cvd pkg(covered parking 屋根つきパーキング)、glnd flr(ground floor 1階)、mo(month月)、ac又はa/c(air conditioner エアコン)、util(utilities 光熱費)などなど。基本的には小文字を落としてほぼ大文字のみで表記してあるので、分からない略語を見たらまず不動産広告に出ていそうな言葉を考えて英語に直し大文字だけにして当てはめてみると、わりと簡単に見つけることができます。地元の人に略語の意味を聞いてもいいですね。きっと親切に教えてくれますよ。そのほかに分かりにくい言葉では、Walk-up(エレベーターのないアパート)やcul-de-sac(袋小路)などがあります。

椰子の木に囲まれた道路
両脇に椰子の木が植えてあるハワイの道路

条件のいい物件は競争率高し 選ばれる店子の条件とは?
見てみたい賃貸物件が決まったら、広告にある連絡先にすぐにでもメールか電話をしましょう。のんびりしていると良い物件はアッという間になくなってしまいます。本気で物件を探している人はクラシファイド(広告)が一番充実している新聞の日曜版を日曜の朝一にチェックして、すぐに電話をかけまくり、実際に見て回るという気合の入れようです。一人ずつアポを入れて、貸主が見せてくれる場合もあれば、オープンハウスといって一定の時間部屋が開放してあって誰でも見にいけるスタイルもあります。見学希望者が殺到する場合や貸す人の時間があまりとれない場合はオープンハウスが多いようです。条件の良い物件は、希望者が殺到するので、どんなに自分が借りたくても貸主の判断次第になることも。実際に物件を見学に行く時はドレスアップする必要はありませんが、せめてこぎれいな格好で行ったほうが良いでしょう。その他の条件がほとんど同じ2人の応募者がいて、1人がヨレヨレの服にビーサンで、もう一人がきれいなシャツと靴だったら、身なりがきちんとしている人のほうが貸主に選ばれる確率は高いです。しっかりとした(家賃をちゃんと払って問題を起こさない)人物だという印象を与えると有利になります。印象って意外と大事なんですよね。また、同じような条件の人が賃貸を希望している場合、先に申し込み書類とデポジット(日本で言うところの敷金、1ヶ月分の家賃と同額が基本です)を貸主に渡した人に決まる場合もあるので、物件を借りたい意思を早めに行動で示すことも重要です。申し込みの書類の中には、「リファレンス」といって家族や上司以外の知り合いの連絡先を書く欄があります。リファレンスは、その人の人格などについて信頼して間違いない人物だということを貸主に証言してくれる人のことです。あらかじめ、知り合いなどにリファレンスをお願いしておくといいでしょう。

 
家選びのチェック・ポイント

ハワイの家
適正価格で借りるには、相場を知ることが大切

賃貸物件を見学するときに見るポイントは、周囲の治安、セキュリティ、騒音、バス停や幹線道路からの近さと遠さ、近所にあるお店や学校、公園、駐車場、隣人環境(子供がたくさんいるか、生活レベルは自分に近いかなど)、通行人環境(近所にお店やレストランがたくさんある、または物件がホテルコンドなどの場合不特定多数の人が出入りが多い)など。周囲のチェックはできれば昼と夜2回行くと、時間によって違う騒音や治安のチェックができます。小さいステュディオだとキッチンが旅行者用の簡易キッチンということもあるので必要にあわせてチェックが必要です。) ハワイでも日本でも同じだと思いますが、見学に関してはある程度の件数は見たほうがいいと思います。適正価格で借りるにはやはり相場を知らないと、法外な値段で借りることになってしまうこともありえます。

リースの豆知識

家探しで良く聞くハワイでしか使わない用語がいくつかあります。ひとつはラナイ。これはベランダという意味で本当に良く使われます。あまり日常的に使いすぎて普通の英単語かと錯覚してしまうほど。あとウィンドワードとリーワード。ウィンドワードは島の東側の貿易風が吹き込む方角で、リーワードはその逆の西側で風下という意味です。あとマカイとマウカ。ハワイ語でマカイは海側、マウカは山側。天気予報を見ていても「明日は午後からマウカ・シャワーが降るでしょう」などと聞きます(マウカ・シャワーとはその名の通り山の方で降る雨)。アラモアナ・ショッピングセンターにもマカイ・マーケットという名のフードコートがありますね。ショッピングセンターの海側にあるからマカイ・マーケットなのです。


(2007年9月取材)

この記事が属するカテゴリー: 不動産・賃貸, 暮らし
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