前回はハワイの賃貸広告の読み方や物件の見学、見学する際のチェックポイントについてでした。今回は賃貸の申し込み手続き、クレジット・チェック、契約の仕方、そして最終段階の入居についてです。
■住む家を決めたら、さっそく申し込み
ハワイの豪邸は、見ているだけで楽しい! |
賃貸物件を見比べて、「ぜひここに住みたい!」という物件に出会ったら、すぐにでも契約手続きに入りましょう。モタモタしていると他の人に借りられてしまいます! 心を決めたら、まずしなければいけないのがアプリケーション(申し込み書類)の提出。アプリケーションを出したいと貸主にいうと用紙をくれます。書き込む内容は大体似たり寄ったりなので、あらかじめ必要事項を書き出しておくと便利です。一般的に記入する事項としては、名前、住所、電話番号、誕生日、ソーシャル・セキュリティ番号、雇用関係の情報(会社名、住所、給料、雇用期間など)について過去何件分か記入、学生の場合は学校名や経済的援助者の情報など。それから、賃貸関係(住所、管理人の名前、賃貸期間、退去理由)の情報を過去何件分か記入し、銀行関係(銀行名、口座番号、金額)などを記入します。同居人がいる場合はその人の情報も必要となります。日本から来たばかりの場合は現地の雇用関係がないことが多いと思うのですが、そういう場合は当分働かなくても家賃が十分払えるという証明や、すぐに仕事が見つかるスキルがあることをアピールすると良いかも。大家さんの立場を考えてみて、家賃をしっかり払い、問題を起こさない店子だと分かってもらえる書類を提出しましょう。
■懐具合は、クレジット・ヒストリーで判断される?
ガレージも立派! |
アプリケーションを提出すると、その内容の審査とその人物のクレジット・チェック(信用審査)、つまりクレジット・ヒストリーの審査が行われます。クレジット・ヒストリーとは「支払い履歴」とでも言いましょうか、その人物のアメリカでの(ココ大事!)ローンだとかクレジット・カード、公共料金等の支払いの記録のことで、ソーシャル・セキュリティ番号で管理されています。このクレジット・ヒストリーはスコア化されていて、何回か支払いが滞るとスコアが下がってしまい、低いスコアだと審査に通らなくなってしまいます。またアメリカに来たばかりでクレジット・ヒストリーがないと、残念ながら相手にしてもらえないことが多いです。日本でいくらゴールドカードを持っていようと、銀行にたくさんお金が入っていようとクレジット・ヒストリーがないと判断のしようがないということ。クレジット・ヒストリーがなくても貸してくれる場合、それに代わって身元保証をしてくれるもの、たとえば勤務先の身元保証のレターや、保証人の情報、家賃の前払いなどが要求されることがあります。ちなみにアプリケーション提出時にクレジット・チェック代(クレジット・ヒストリー照会費用で金額は様々)が請求されることも多々あります。(*クレジット・ヒストリーの作り方、ソーシャル・セキュリティ番号やクレジット・ヒストリーがない場合については後々、特集いたします。) |
コメントを残す