映画ファン&ハワイ・ファン大集合!
Aloha! エリコです! アロハ映画館ではハワイが舞台または撮影された映画を紹介しています。さて連載第3回目は、ハワイが舞台のクラシック映画の名作、「地上より永遠に(From Here to Eternity)」をご紹介します♪
Vol.3 地上より永遠に(From Here to Eternity) *波うち際のラブシーンが有名なクラッシック名作 |
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Story |
Eriko’s Review |
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1941年ハワイ、米陸軍兵のブリュー(モンゴメリー・クリフト)は、ハワイのスコーフィールド基地勤務となる。プリューのボクシングの腕を知った大佐は、彼を隊のボクシング・チームに勧誘するが、それを断ったプリューに執拗な嫌がらせを始める。一方、プリューのもう1人の上司、ウォーデン(バート・ランカスター)は、大佐の妻と不倫関係に陥いる。ブリューの親友のマジオは、勤務中に抜けだし軍用刑務所送りになる。隊内での苛めはどんどんエスカレートしていく。そして日本軍による真珠湾攻撃…!? |
オアフ島のハロナ・コーブで撮影された、バート・ランカスターとデボラ・カーの波打ち際でのキス・シーンはあまりにも有名。私がこの映画を知るきっかけになったのもこのビーチでした。普段は地元の人がピクニックをしたりスキューバダイバーのエントリーの場所にもなっている、こじんまりした静かなビーチ、子どもたちが小さかった頃は我が家も頻繁に利用していました。 ストーリーは、軍隊が舞台なんですが戦争映画というよりは完璧なメロドラマ。2枚目兵士のランカスターが、職務で上司の社宅を訪れた先で大佐の奥さんと不倫関係に陥いる、という展開に、「安っぽすぎるんじゃ…!?」と絶句する私に、「こんなのニチジョウサハンジ!」と一緒に映画を観ていた元軍人の夫(汗)。内部でのいじめの問題やらひっくるめ、「米軍隊の裏側を暴いた作品」という当時の評もなるほど頷けるかも。ちなみに、同じく真珠湾がテーマのメロドラマ、「パールハーバー(2001)」よりは、はるかに楽しめました(好きな方ごめんなさい)。 主演のモンゴメリー・クリフトの陰のあるイケメンぶりも見どころのこのムービー。ティーンの私が崇拝していたあのジェームス・ディーン様もお手本にしていたという、ハリウッドの元祖アンチ・ヒーロー(クリフト)のレトロなアロハ・シャツ姿は必見です! 1つ不満を言わせてもらえば、ハワイが舞台なのに出演する女優さんは全員白人。1人くらいハワイアンの美女もいて欲しかった。これもハリウッドのクラシック映画だから仕方ないか…。とにかくハワイ好き&クラシック映画ファンには必見の一作。 Enjoy the movie~♡ |
映画の中にみるハワイのロケーション♪ Halona Cove Beach, Oahuハロナ・コーブ・ビーチ。オアフ東海岸のハロナ潮吹き岩の右側(西より)にあり、崖を2,3分ほど下るとこじんまりとしたビーチにたどり着く。行く際は足場が悪いので要注意。海水の小さな水溜りで子どもを遊ばせながらピクニックもできる。また、2010年には、「パイレーツ・オブ・カリビアン4」のロケ場所にもなった場所である。 Schofield Barracks, Hawaii Army Base, Wahiawa, Oahu スコーフィールド・バラックス米陸軍基地。劇中の軍隊内の撮影のほとんどは、オアフ島のワヒアワ地区に位置するスコーフィールド・バラックス・ハワイ(陸軍基地)で行われた、と言われている。基地内の古い建造物は今でも残っており、劇中のシーンをリアルに思い起こさせる。(基地内に軍関係者以外は許可なしでは入れない。)
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小学生の頃洋画好きの母に連れられてみた、ロンドンが舞台の「小さな恋のメロディ」でカルチャー・ショックを受ける。本屋で「ロードショー」や「スクリーン」を立ち読みしては映画をみたような気分に浸っていた。1番好きな映画は、「パリス・テキサス(1984年、ヴィム・ヴェンダース監督)」。次男の名前は劇中の男の子からとった。つい最近まで子育て&大学生を掛け持ちしていてすべての娯楽は禁断状態だったため、学生生活が終わった今また映画熱が爆発。最近は海外ものやインディペンデント映画を好んでよく観る。美味しいものより映画を観てるほうが幸せ♪ ハワイから楽しい映画情報をお伝えできたら幸いです。 |
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