ソーシャル・セキュリティー(社会保障)のカードはこんな感じです |
■社会保障番号と信用履歴の深い関係とは? アメリカでは主にこんなときにソーシャル・セキュリティ番号(SSN)を聞かれます。 (A). 税金手続き、年金手続き (B). 住む場所を借りるとき、クレジットカードを作るとき、携帯電話のサービスに申し込むとき
(A)の最初の2つは政府関係の手続きで、ソーシャル・セキュリティ番号が正規に使われるシチュエーションですが、次の3つ(B)は番号が派生的に身分証明として使われている例です。なぜこういった場面でソーシャル・セキュリティ番号が聞かれるかというと、これは個人の信用照会をする際の個人特定番号としてこの番号が使われているからなのです。クレジット・ビューローと呼ばれる信用情報機関が作る個人の信用情報はソーシャル・セキュリティ番号を使って管理されています。そしてその情報をもとに、クレジットカードなどを申し込んだ人物がサービスを受けるに適当かが判断されるのです。
よく見ると、(B)のサービスがいわゆる掛売りのような、または信用をもととした性質があることが分かりますね。クレジットカード会社や携帯会社は購入後や使用後に支払いをしてもらう必要があります。大家さんは大切な家屋を他人に預けるなどリスクを背負っているため、お金や家屋を貸す人物が信用に値するかどうか判断する材料が必要なのです。その材料はソーシャル・セキュリティ番号を使ってクレジット・ビューローに照会して得ることができ、クレジット・ヒストリー(信用履歴)と呼ばれます。簡単にいうと、たとえば大家さんが「大事な家を貸すんだけど、この人は家賃をちゃんと払ってくれる経済的にしっかりした人かしら?」というような質問をクレジット・ビューローにして、ビューローは「この人は大丈夫だと思うよ」又は「うーん、この人はあんまり信用できないかも」という答えを返します(実際はスコアが返されるだけですが)。その答えによって大家さんはその人に貸すかどうか決めることができるのです。 |
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