グルメ
全部「地球の歩き方」に出てくる店。自分なりの評価をミシュランぽく☆3つまでで。前述したようにあくまでも一度の体験による自分の主観なので、参考程度に。
☆ =はらったお金に見合う価値あり。そのクラスではまちがいなく良い。
☆☆=ハワイに行ったら是非寄ってみることをおすすめする。
☆☆☆=そのためにハワイ旅行を考えても悪くない。
価格との総体評価なので☆が多いほどうまいというわけではないのであしからず。
●デュークス・カヌー・クラブアメリカ人に大人気。ホテル内にあり、プールへの通り道なので何度も見たが、いつも待っている人たちがいっぱい。バーカウンターの側は、立ち飲みの人が店外にまであふれていた。アメリカ人の考えるリゾートにぴったりなんだろう。バッフェの朝食とカクテルを何杯か飲んだだけなので味についてはいえないが、なによりその雰囲気を味わう所だ。☆1つ。
●3660オン・ザ・ライズ $215
店内は混みあっており結構賑やか。オープン・キッチンで調度品も悪くはない。ウエイターの気配りもよかったし店の雰囲気は合格。食べ物は二人ともアラカルトで、前菜盛り合わせをシェア、スープorサラダ、メイン、デザートとコーヒー。食前酒はアルゼンチン産のブリュット、ワインはナパ・バレーのシャルドネ。量はさすがアメリカという感じで多い。
さて問題のお味はというと、正直言って塩が強すぎた。旨みはあって悪くないんだが自分の頼んだスープや中華風の鯛は最後まで食べられなかった。妻のサラダやロブスター&ステーキはそこまでではないが、やはり味が濃い。前菜がなかなかいけただけにちょっと悲しかった。ウエイターに伝え、アンケートにも記入した。こういうクロスカルチャーしたような料理を出す、進歩的と言われる店の中には未消化のままの皿が出てきて「なんだこれは?」ということも多いんだけど、それはなく七味などの使い方もこなれていて悪くなかったのにな。というわけで今回の星はなし。いつもこうではないことを祈る。
●カピオラニ・コーヒーショップ $15
ボーリング場の中の一角で、大会にいそしむお年寄り達をみながら、オックステイルスープとフライドライスをシェア。朝から油っこいかなと思ったが、スープは澄み切っていてあっさり、思ったより上品。大量のコリアンダー、ねぎ、しょうがが使われているがそれがなくても臭みはないだろう。テイルの深みある味に香草がマッチしていておいしい。フライドライスは油っこいが、スープとあわせてちょうどいい。
「シェアするの?」といって丼をもう一つ持ってきてくれたり、「テロのせいで観光客が少なくてねえ…」と話し掛けてくるおばちゃんのサービスも親しみがもてていい。ハワイにおける日系文化の根付き方や一般庶民の姿も垣間見れた気がする。ただ一ついえばここの駐車場にジャガーを止めるのはためらいを覚え、ビショップミュージアムから歩いた。すぐそばなのでここでの食事と組み合わせて行かれることをおすすめする。☆1つ半。
●マイラン $60
オーナーのサムさんは日本語OK。全部で4品をシェアとビールを6本。「多すぎるからカニカレーは半分でいいよ」などとフレンドリーなサービスもうれしい。パパイヤ・サラダと前述のカレーは絶品。はっきりいって今まで食べたベトナム料理のなかでベスト! 今回の旅行中でも1,2をあらそうおいしさ。日本人比率が9割以上を占めるところで食べたのは初めてだけど、アメリカ人ももっと評価すべき。ZAGAT.comにも投稿しようかな? ☆☆2つ。
●シアトルズ・ベスト コーヒー1杯 $1.40〜60
「アメリカのコーヒー=エスプレッソ・バー」という図式がいまでは「アメリカン=薄いコーヒー」より着実に浸透して、一番煎りの浅い薄いコーヒーを飲んでるのは日本人じゃないかな? もともとフレンチ・ローストのコーヒーが好きだったんで、スターバックスにしても日本で普及し、濃いコーヒーの裾野が広がってくれるのはうれしい。ホテル内にあるから毎日行ったけど味も値段もまあまあ、グルメ・コーヒー・スタンドの及第点。
●ABCストア
日本のパンはもっちりしすぎ、うますぎで、あまり好きじゃない。そんな自分にはここのサンドイッチはけっこういける。スパムムスビにしてもパパイヤにしてももっと安くてうまい所はあるんだけれどその利便性は評価するまでもなく「☆2つ=ハワイにきたら必ず行く」になるんだろう。
●マツモト・ストア かき氷 $5少年時代を思い出させるのはハレイワの郷愁的な町並みか、合成着色料のどぎつい色か?
●北京 $130チップ含み (で請求が来る)
日本語は通じるし、場所的な利便性もいいし、セットメニューもある。そのセットとビール、紹興酒、カクテルを頼む。味も含めて日本にいるのとなんら変わりなく食事できるから疲れたときはいいかも。北京ダックに脂分のジュッとくる旨みがなかったのは残念。それさえあれば☆を付けてもいい。
●バニヤン・ベランダ 一人$35のサンデーブランチ+シャンパン$5.5
味はさておき、一流ホテルのサービスを気軽に受けられるチャンス。あのバニヤンの大木の下で朝からシャンパングラスを傾けて、ゆったりのんびりと時を過ごすのはリゾート気分を満喫させてくれる。混んでいてもここでは待ってる人のことなんか気にしないでいい。☆1つ半。
●シェフ・マブロ $255
完成された味。「ハワイ・リージョナル・クイジーヌ」というよりは南仏プロヴァンス風で軽い味わい。使っている塩一つにしてもミネラルを多く含むいいモノを使っているはず。ワインが付いた6コースを頼んだのだが、料理とのマッチングについては勉強させられる所も多かった。店内の雰囲気も洗練されており、ウエイター (ギャルソンかな?) もプロフェッショナル。
正直ここに来るまで、ハワイでは洋食よりエスニックの方がいいかなと思っていただけに、まさに目からうろこ。ロマンチックディナーや本当に美味しいものをと考えるのだったら「アラン・ウォン」よりこちらを奨める。ワイン6杯は少し酔うかもしれないがワイン抜きのコースもあるし、予算面も3コース、4コースとあり、選べる。☆☆2つ半。間違いなく今回の旅行のベスト。
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