ワイキキはもちろん、オアフ島を堪能したら、未知の魅力にあふれるネイバーアイランド(隣島)へ旅行してみませんか? 極上のリゾート、どこか懐かしいオールド・ハワイ、癒しのエネルギー溢れるパワースポット、ダイナミックな自然… ネイバーアイランドには新たな発見がいっぱいです。このコーナーでは、そんな素敵なネイバーアイランドの魅力をお届けします。
ハワイアンの神殿(ヘイアウ)が集中するハワイ島のパワースポット、ケアウホウ
Keauhou Beach Resort, Hawaii
■古代ハワイアンのエネルギーを体感! |
■3つの古代ハワイアン神殿が集中するヒーリング・スポット この場所は、ハパイアリイ・へイアウ、ケエクー・へイアウ、カプアノニ・へイアウという3つの神殿が集中する聖地でもありました。通常、ハワイアンの間では古代の神殿跡にある石を動かしたりしてはならない、という暗黙の掟があるそうですが、ここでは、カメハメハ財団によるハワイ州内でも珍しい神殿の復元作業が行われています。2009年8月現在で既に付近にある7つの神殿が復元されているとのこと。古代ハワイアンの神殿には、それぞれ役割があり、ケアウホウ・ビーチ・リゾート海側のすぐ左手にあるハパイアリイ・へイアウは1400年代に建設された祈りの神殿であったと言われています。この神殿の近くに行くと、とても清々しい空気が流れていて、天に届くような祈りが捧げられていた場所という印象があります。この神殿の再構築作業は、2007年に終了しています。 |
■神殿にまつわる不思議な話 その左にあるケエクー・へイアウは、マウイ島から攻めてきたカマララヴァルという族長をハワイ島のロノイカマカヒキが破った際にここでその族長を生贄にしたという言い伝えが残っています。主をなくした2匹の犬、カウアカヒオカオカとカパパコのスピリットが今でもこの場所を守っているといわれています。引き潮のときには、この伝承を物語るペトログリフを見ることができます。ここで歴史散策ツアーを催行しているハワイアンのカルチャー・エキスパート、ロリンダ・ビーンさんによると、この神殿にはその昔は6メートルほどの柱に松明が掲げられていたそうで、現在は何もないこの場所でともし火を見る人がときどきいるそうです。不思議ですよね。 |
■ハワイ王族ゆかりのヒーリング・スポット ケアウホウ・ビーチ・リゾートのプールのすぐ前にあるカプアノニ・へイアウは、豊穣の神殿であったといわれており、こちらの神殿はこれから再建される予定だそうです。この神殿の周辺には、その他にも古代ハワイアンが大切にした王族ゆかりの史跡があります。豊漁の神に捧げたウルパラクア・ストーンというヒーリング・ストーンがあり、これはウミガメの頭のような形をしており、釣り針の形が刻まれています。そのすぐ側にはポオ・ハワイ・ポンドというハワイの王族が使った池とカラカウア王のサマーハウスのレプリカがあります。建造物は再現されたものですが、もとのサマーハウスの場所には諸説があり、もともとこの場所に建っていたという説ともう少し高いところにあったという説があるそうです。さらに、リゾートの敷地内の反対側には、ハワイの王室の女性が使ったといわれる「安産の泉」があります。 |
■古代ハワイアンが使った祭壇を再現! また、古代ハワイアンが使った祭壇も再現してあります。祭壇というのは、ハワイ語で「アフ」といい、ブタのことを「プアア」というそうですが、「アフプアア」(土地の区分)の語源は「ブタの祭壇」といわれています。古代ハワイアンは伝統として祭壇にブタを捧げ、その祭壇は土地区分の境界にあったのだそう。そして、他の地区から来た人はその祭壇のところで立ち止まり、自己紹介をしながらチャント(祝詞)をあげてその地区に入ることを許されたのだそうです。このエリアは、古代ハワイアンの息吹が感じられる歴史的なスピリチュアル・スポットそのもの。解説を聞きながら歩いてみてると、古代ハワイアンの考え方がよく分かります。ハワイのディープなスピリットを感じたい方には、ケアウホウはおすすめの場所です。 ●ケアウホウ・ビーチ・リゾート |
コメントを残す