市長、費用膨張で復元実現に強い疑念
歴史的建造物のワイキキ・ナタトリウム(ワイキキ戦勝記念プール)の復元計画が再び停滞の気配を見せています。
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ハワイ・ニュースナウの報道によりますと、ホノルル市のリック・ブランジアーディ市長は、2018年に3,500万ドル(約525億円)とされた復元費用が、現在は5,000万ドル(約750億円)~1億ドル(約1,500億円)に膨らみ、さらに責任の所在も不透明であることを理由に、実現性に強い疑念を示していることがわかりました。市は設計調査に資金を拠出するなど復元を支持してきましたが、市長は納税者負担による建設に否定的な姿勢を明らかにしています。
ナタトリウムは、1979年に安全上の理由で閉鎖されて以降、存続か撤去かをめぐる論争が続けられています。第一次世界大戦の慰霊碑自体は維持することで一致していますが、プールの扱いは対立が続きます。「カイマナビーチ保護団体」は撤去を求め、復元は高額な建設、維持費の高さから営利利用をともなう商業化につながると主張。一方、ナタトリウムの保存を目指す市民団体「ナタトリウム友の会」は、歴史的価値を訴え、復元に必要な資金を集められることを強調しています。
ブランジアーディ市長は、復元の実現は困難としつつも、老朽化した施設の撤去にも数千万ドル規模の費用がかかると指摘しています。いずれの道も容易ではなく、市長は連邦政府に助けを求める可能性にも言及しています。
(Hawaii News Nowより)
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