おいしくて、雰囲気も最高なレストランでの食事は、ハワイ旅行の楽しみの1つ。でも、お店のチョイスには迷うことも多いのでは? そこで、このグルメ・レストラン情報では、ハワイで最も権威のあるレストラン・アワード「ハレアイナ賞」(ホノルル・マガジン主催)に選ばれた名店やハワイの歩き方編集部が自信を持ってオススメするレストランを紹介します。今回は番外編として、もうこんな顔ぶれは二度と揃わないかもしれない貴重なイベント、「有名シェフと行くノースショア農場ツアー」の様子をお伝えします。
有名シェフと行くノースショア農場ツアー その1 ハワイのカカオ豆はここで育つ! ワイアルアのカカオ農園
●料理の鉄人、シェフ坂井がノースショアにやってきた! ワイキキから北へと約50分の位置にあるノースショアのワイアルアへ。ここには、ハワイ産のチョコレートの原料となるカカオ豆を栽培する農場があるのです。「ワイアルア・エステート」は、パイナップルで有名なドール・フード・カンパニーを親会社にもつアメリカで唯一、カカオ豆を商業的に栽培している農場。だから、本物のハワイ産のチョコレートと言えば、ここワイアルアで育ったカカオ豆から作ったチョコレートのことを言うのです。 |
●ハワイ原産のチョコレートってどんな味? このツアーにゲストシェフとして招待されていた料理の鉄人、坂井シェフもワイアルア原産のチョコレートを試食。鉄人は、「酸味が効いてるね」と一言。アラン・ウォンズ・レストランのオーナーであるアラン・ウォン氏もチョコレート風味のデザートを作る際には、ここのカカオ豆から作ったチョコレートを使っているのだそう。そういえば、アラン・ウォンズで食べたチョコレート・ケーキはなんとも言えない今まで味わったことのないような風味でした。その秘密は、カカオ豆にあったのですね。 |
●「ハワイでは絶対に育たない」という説を覆した 「ノースショアのこの地域一帯は12年前までは、さとうきび畑でした。さとうきび工場が閉鎖されてから、さとうきびのかわりにコーヒーやフルーツを栽培するようになったのです。でも、カカオ栽培の専門家達は、『ハワイでは絶対に栽培できない』と主張していたんですよ。赤道から遠すぎるし、カカオは日陰と湿気が必要で風に弱い中からハワイでは無理だと。他のカカオ生産地は赤道から6度から8度くらい離れた場所にあるのですが、ハワイは北緯21度。それでも、カカオを育ててみたら、成功したんですね。だから、ハワイのチョコレートは、他とは少し味が違ってダークベリーのようなフルーティーな味なのです」。なるほど、ほかではない気候条件でカカオを育てているから、ほかでは食べることのできない限定感のある味ができるという訳なのですね。 |
このツアーはまだまだ続きますが、また次回ということで… |
◎シェフ・ドゥ・ジュール Chef Du Jour 日時:2008年6月21日(土)18:30-22:00 (シェフが参加したノースショア農場ツアーは、翌日に行われました) 参加シェフ:「料理の鉄人」、坂井宏行氏、ジョサイア・シントリン氏、エン・ミン・シュー氏、アラン・ウォン氏、アラン・タカサキ氏、ヘンリー・アダニヤ氏他 *このイベントは、ハワイ州で障害を持つ子どもたちのための団体、「イースター・シールズ」のチャリティイベントとして行われました。
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(2008年7月更新)
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