いつもは水族館の分厚いウィンドウ越しにのぞいていた海亀やエイ、色とりどりの魚たち…そんな熱帯の海洋生物を、手が触れそうな距離に感じながらハワイの海で遊泳するなんて想像するだけでワクワクしてしまいますよね。
今回は、初心者ダイバーにぴったりな、オアフ島ハナウマ湾での体験ダイビングをレポートします。
初めてダイビングに挑戦する方やちょっぴりマリンスポーツが苦手な方にも、懇切丁寧な指導で定評のある「パシフィック・アイランド・スキューバ」なら、安心して念願のハナウマ湾デビューが果たせます!


丸くカーブを描いた美しいハナウマ湾
パシフィック・アイランド・スキューバでは、誰もいない気持ちの良い朝に行う、「アサイチ・ダイブ」が楽しめます。ダイビングを申し込むと、当日朝の5時半ごろにモーニングコールがかかってきます。ホテルへのお迎えは午前6時15分頃。ゆっくりと静かで、コンディションの良い朝の海を満喫できます。2本潜っても、午前11時半頃ごろにはホテルに戻れますので、その後ゆっくりとブランチを楽しんだり、休憩したり、ショッピングに出かけたりと、一日を有意義に使えますね。
好きなことを仕事にしてしまっている人に特有の、エネルギッシュなオーラを発散させているタイゾウさん。自ら運転するバンに乗り参加者一同いざハナウマへ! 道中はバスガイドも舌をまくタイゾウさんの案内でちょっとした市内観光気分が味わえます。ホノルル動物園からラッセンの別荘などが立ち並ぶカハラのビーチ・フロント・パークを抜け一路東へ。「ハナウマ湾ではホワイト・ティップ・シャークやウミガメ、3色に変色するアオリイカなんかが見られますよ」というタイゾウさんの一言に参加者一同ワクワク。パシフィック・アイランド・スキューバは、ホノルル市から正規のパーミットを取得しているので、ハナウマ湾入園の際も「特別優先レーン」利用で、長蛇の列に並ぶ必要がないというのも嬉しいところ。

ダイビングの注意事項を丁寧に説明してくれるタイゾウさん
ハナウマ湾のパーキングに到着すると、早速ウェットスーツやブーツの着用を開始。「明日からはエクササイズをしよう」と思いつつ3年間自堕落な生活を送ってきたしわ寄せが、ピチピチのウェットスーツ姿に…ウーム。その後芝生の上に車座になって座り、耳抜きの仕方や海中で使用するサイン、万一はぐれてしまった時の対処法などを時間をかけて説明してもらいます。どんな事でも、タイゾウさんの話術にかかるとちょっとした小咄になってしまうので、ガイダンスも楽しいひとときです。でも、ダイビングについてわからないことや不安なことがあれば、どんどんこの時に 質問しましょう。安心して体験ダイビングを楽しむには、信頼関係は不可欠なのです。注意事項を確認した後は水分補給。ダイビング中はタンクの中の乾燥した空気を吸い込むので喉が乾くのだとか。バンのトランクにはダイビング用具とあわせて各種ドリンクが用意されているのもうれしいサービスです。

まずは浅瀬でレギュレーターの使い方などをトレーニング
タンクを背負わせてもらったら、いよいよ海へ!が、ハナウマ湾の場合、パーキングから海までがやや遠め。そ こで活躍するのが、トラム・バスです。馴れない背中の重みに耐えながらヨロヨロとバスの手すりにもたれる参加者。トラムが到着すると、そこはまさにハワイ! 数々の映画の舞台ともなった、美しいハナウマ湾です。これからここに潜ると思うとワクワクも最高潮。そして3~4人組のグループに別れていよいよ入水!少人数制で、最低でも4人に1人インストラクターが付いてくれるのが、初心者には心強い限りです。ハナウマ湾はボートダイブが禁止されているので、 浅瀬から歩いて沖へ出ていくビーチエントリー方式で海の中へ。まず、海底に足のとどく浅瀬で、耳抜き、レギュレーターの使い方、ゴーグルの水抜きなどを教 えてもらいます。説明を聞いていた時は簡単そうに聞こえていたことも、実際にやってみるとぎこちなくなってしまうんですねえ。

カラフルでとってもフレンドリーなハナウマの魚たち
ひととおり必要事項をマスターした後は、さあ早速潜ってみましょう! ワーイ! います、います! 魚がたくさん!まさに360°ハワイで唯一海洋保護区に指定されているハナウマ湾で保護されている魚たちは、人間をまったく怖がらないとか。そんな無垢な魚たちを脅かさないように静かに漂うのがダイビングのコツです。水の中で呼吸ができるのも何だか不思議… ゆっくりと深呼吸を繰り返していると、その内レギュレーターから呼吸をしていることを忘れてしまうくらい自然に酸素補給ができるようになってきます。初めのうちは深度が下がると耳に圧迫感を感じるかもしれませんが、パシフィック・アイランド・スキューバでは時間をかけて耳抜き等の指導をしてくれるので、他のショップで出来なかった人たちも出来るようになっているそう… リラックスしてトライ!

海ガメに遭遇できる確率は70-80%
そうして3メートルくらいの水深で徐々に水圧に馴れてきた頃合いをみて、妊娠中のホワイト・ティップ・シャークが棲みついているという穴場へ連れて行ってもらえることに! 1人ずつ順番に穴を覗くと…いました! それにしても、サメをこんなに間近で見ていてもいいのでしょうか。興奮するとともに、何だか妙な気分。その後GOサインがでると10メートルくらいの水深がある沖へと連れて行ってもらえます。ここは、かなりの確率で海ガメに遭遇できるポイントとのこと。今回もハワイの海の中をゆうゆうと泳ぐ海ガメに見事遭遇できました。

パーキングからビーチまでを往復するラクラク・トラム・バス
パシフィック・アイランド・スキューバの50分間というダイビングタイムは、他の体験ダイビングツアーの倍以上のデラックスなスケジュール。本当にゆっくりと初ダイブを楽しむことができました。帰りもまたトラム・バスでパーキングまで戻ってくると、フレッシュフルーツとペイストリー(菓子パン)の用意が整っているではありませんか。まさに至れり尽くせり。楽しい歓談の後、タイゾウさんのバンでホテルまで送ってもらうと、ちょうどランチタイム。
陸からは見えない海の中に、こんな素敵な別世界が広がっていたんだと、感慨にふけりながら、「次はスキューバ・ライセンス取得!」と心に誓った1日でした。みなさんもハワイに来たらぜひトライしてみてくださいね!
電話:(808)373-7193
ハワイ:午前6時から午後5時
日本:午前1時から正午
※オアフ島内においては808は必要ありません。
お問い合わせ:
info@pacificislandscuba.com

月、水、木、金曜日のみ(※火土日曜日&祝祭日は規則によりハナウマ湾でのダイビングは出来ませんのでハナウマベイ以外のビーチになります。) |
パシフィック・アイランド・スキューバでは、ダイバーのレベルに合ったツアーを各種ご用意しています。詳細はホームページをご参考ください。
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参加時の注意事項
● ダイビングツアーに参加する際、クレジットカードや現金、トラベラーズチェックの入ったお財布やパスポート、貴金属品、高級ブランドバッグ等は持参しないでください。万が一の盗難や紛失の際には、パシフィック・ア イランド・スキューバでは一切の責任を持ちません。保障及び弁償も出来ません。
● 当日は水着、タオル、ダイビング料金の3点だけ持参してください。
● パスポートや現金などの貴重品をなくしてしまうと楽しい旅行が台無しになってしまいます。一番安全なのは、なくなって困る貴重品を出歩く際に「持たない」こと。アクティビティに参加する時は貴重品をホテル室内金庫などの安全な場所に保管しておいてください。
● 写真を撮りたい方には水中撮影可能な使い捨てカメラ等がお薦めです。
● カメラ、ビデオ、部屋の鍵、サングラス、携帯電話等は各自の責任のもとに持参してください。
*料金に州税(4.7%)は含まれていません。ハナウマ湾でのダイビングにはトラム代$3.50、入園料$7.50(2009年7月1日より)が別途かかります。
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