静かなブームを呼んでいるB級グルメ情報! 安くて美味しくて、ちょっとディープな秘密のお店を紹介します。誰も知らない怪しいお店やロコで賑わうお店にチャレンジしてみませんか? 独断と偏見で選んだ美味しさは超A級、でも、お値段はB級の素敵なお店を「ハワイ大食いクラブ(知る人ぞ知るハワイ大学一熱心なサークル)メンバーの私がご案内いたします。
大食いクラブが行く! ニューオーリンズの味をハワイで、ア・テイスト・オブ・ザ・バイユー
●大食いクラブがアメリカの南部料理に挑む! さてさて、今回参加の大食いクラブ員は、女子ばかりの4人。新しい味への挑戦にワクワクしながら、カパフル通りの一角にひっそりとたたずむこのレストランに踊り込みました。店内には陽気な調子のザイデコ・ミュージック(フランス起源のダンス曲に、カリブ音楽やブルースの要素を取り入れたルイジアナ州の大衆音楽)が流れ、素朴な様子のバイユーの壁画が描かれています。「うーん、良い感じ」。 さっそく注文してみましょう。とても優しいお店の人におすすめを聞きつつ、私たちが注文したものは、1. フライド・グリーン・トマト、2. シーフード・フィレ・ガンボ、3. ざりがにのエトゥフェ、そして4. エビとソーセージのジャンバラヤの4品。代表的なところを抑えてみることにしました。楽しみだな〜、ワクワク。待つ間に熱々のコーン・ブレッドが出てきました。円盤のような形。黄金色にぷっくりと輝くコーンブレッドにバターを塗ってさっそく食べてみましょう。パクリ、ほのかに甘いコーンブレッドは、素朴な中にも繊細な味わいが美味しーっ! |
と、いう間に次々と料理が出てきました。フライド・グリーン・トマトは、カリカリっと揚がった緑のトマトのフライのこと。緑のトマトというと「えぐ味」があるんじゃ…なんて思いますよね。でも、フルーツのように爽やかな酸味がフライの衣とよく合って、新鮮な美味しさでした。ガンボとはドロッとしたオクラのスープ。いまいち華のない外見とは裏腹に、複雑かつリッチで繊細な味わいでビックリ! 後味はかなりピリ辛で、さすが名物スープといった感じ。続いて、ジャンバラヤ。スパイスたっぷりの南部風炊き込みご飯です。これまたピリ辛。そのピリ辛に付け合せの甘いコーンを混ぜ合わせて食べると、辛さが中和されてちょうど良い具合に!
そして、何といっても特筆すべきは、「ザリガニのエトゥフェ」。平たく言えばザリガニのシチューがご飯にかかっているものなのですが、奥深い味で上品。ザリガニからイメージされる泥臭い感じはまったくなく、エビとカニのちょうど中間のようなデリケートな味わいが、マイルドなスープにうまく溶け込んでいていくらでも食べられそうです。 「もーっ、どれもこれも美味しーっ!」 あと、忘れちゃならないのが手作りデザート。ここのピーカン・パイはハワイ1と言ってもいいほどの美味しさでした。 今まで、あまりなじみがなかったケイジャン−クレオール料理ですが、日本人の口にもとっても合うと思います。最初口に含むとマイルドな感じなのですが、ところどころにピリッとしたスパイスが効いていて、暖かいハワイの気候にもぴったり。しかもフランス料理の影響を受けているので、とても繊細なのです。お値段もリーズナブルだし数人で行ってあれこれシェアすると楽しいかも。
|
(2009年5月取材)
![]() |
![]() |
![]() |
●お店データ
A Taste of the Bayou (ア・テイスト・オブ・ザ・ バイユー) ![]() |
住所: | 740 Kapahulu Ave., Honolulu, HI 96816 |
電話: | 732-2229 | |
アクセス: | 車での行き方:ワイキキからだと、カラカウア大通りまたはクヒオ通りを利用してカパフル通りに出て、カパフル通りを左折し直進、デート通りを越えてすぐ左。 バスでの行き方:ワイキキからだと2番、13番などで、カパフル通りのアラワイ・ゴルフコース近くで下車、カパフル通りをワイキキとは反対側に少し歩いた左側。 |
|
大食いクラブからの アドバイス: |
お酒を飲みたい人は自分で持ち込みましょう(持ち込み料は$5)。 | |
営業時間: | ランチ:11:00-13:30(木〜土) ディナー:17:30-21:00(水、木、日)、17:30-22:00(金、土) 定休日:月曜日と火曜日 |
|
ホームページ(英語) | www.tasteofthebayou.com |
コメントを残す