ハワイのホテル、グルメ、ショッピング、オプショナルツアーなどの旅行情報 ホノルルから「ハワイ観光に役立つ最新情報」を毎日更新

Myハワイ編集部

ハワイの高架鉄道「スカイライン」の乗車体験記【駅情報や料金など】

投稿者: Myハワイ編集部 更新日:2023年07月29日

2023年6月30日(木)、ハワイで初となる公共交通機関の電車が、オアフ島のカポレイからアロハスタジアムまで一部開通しました。最初5日間の新しい電車に無料で乗車できる期間を利用し、Myハワイの編集部員も乗車してきました。

現時点ではまだホノルルまで開通していないので、ワイキキのホテルに滞在で電車を体験したい方は、市バス、またはレンタカーを利用することになります。この記事では、自家用車と市バスを利用して電車を利用した二人の編集部員の体験記をご紹介しています。次回のハワイのアクティビティに電車に乗ってみたいと考えている方々、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

<目次>
駅まで車利用の編集部員A、スカイライン乗車体験談
駅まで市バス利用の編集部員B、スカイライン乗車体験談
ハワイの電車「スカイライン」の基本情報

 

1. 駅まで車利用の編集部員A、スカイライン乗車体験談

アロハスタジアム(ハラヴァ駅)

 

ハワイの電車「スカイライン」がカポレイ(クアラカイ駅)ーアロハスタジアム(ハラヴァ駅)間で一部開通した週末の7月1日(土)、編集部員Aは乗車無料期間を利用して電車に初乗りしてきました。

午後1時過ぎに自分で運転して2時頃アロハスタジアムに到着。アロハスタジアムのすぐ横に設置された駐車場に駐車(無料)しました。アロハスタジアム駅(正式名称:Halawa)から鉄道でカポレイ駅(Kualakai)まで行きました。

最初はアロハスタジアムからカポレイまで行き、カ・マカナ・アリイ(ショッピングセンター)をぶらぶらして帰ろうと思っていたので、カポレイでいったん降りたのですが、ショッピングセンターまで徒歩で20分ほどかかるというのを知り、プランを急遽変更。

次の電車を待って折り返しました。アロハスタジアムの1つ手前のパールリッジ駅(Kalaualo)で降りて、パールリッジセンターまで徒歩で行き、ランチをして戻りました。パールリッジセンターから駅までは徒歩で約10分ほどです。

パールリッジ

 

開通して初の土曜日でしたし、独立記念日の3連休ということもあり混雑を予想して、事前に近くのスーパー「フードランド」でホロカードを購入していったのですが、思っていたほど人はおらず、10分おきに電車はきますし、駅ではホロカードが無料で配布されていたので、カードを3枚もらい、今回はもらったカードで乗車。

折り返し地点のクアラカイ(カ・マカナ・アリイ)駅からカラウアロ駅(パールリッジ)までは、先頭車両の一番前の真ん中にぽつんと1席だけある特等席(?)に座ることができ、目の前に景色を見ながら走行できたのは良かったです。皆さんもチャンスがあれば、こちらからの眺めを体験してみてくださいね。

車両の音は乗っている間はけっこう静かでした。ザ・バスに乗っているような感覚でしたね。ハワイで電車に乗るということがとても不思議な感じで、高速道路の上からの景色を見ながら走るのも面白かったです。

この日は、鉄道を体験しに来たローカルに加えて、日本人観光客もちらほらみかけました。自転車もラックに何台か入っていました。今後は電車と自転車を利用する通勤客も出てくるのかもしれないですね。

アロハスタジアムの駐車場は、午後の早い時間は空いていましたが、アクティビティを終えて戻ってきた午後4時ごろにはけっこう埋まっていました。ほとんどの人が一往復して戻ってきたかのようでした。

座席はやや狭く感じられましたが、室内の温度はザ・バス(ハワイの市バス)のように寒すぎず適温でした。日本のバスや電車と違う点は、座席がやや硬めであること、窓は開かないことですね。

今後の課題は、駅までの交通手段と駅の周辺の開発かなと思います。2025年にはパールハーバーからダニエル・K・イノウエ国際空港まで、2031年にはカリヒからダウンタウンまでの区間が開通する予定だそうです。ホノルル空港まで開通すると、利用者もさらに増えると思います。待ち遠しいですね。

ちなみに電車は乗り代えるたびに3ドル発生しますので、目的地があるなら途中下車せず、乗っていることをおすすめします。

 

2.駅まで市バス利用、編集部員Bのスカイライン乗車体験談

ハラヴァ(アロハスタジアム)のバス停

 

編集部員Bは、ホノルルからバスでパールリッジセンターへ行き、そこから電車に乗りました。バスはアラモアナセンターからエクスプレス(Express)Aに乗りパールリッジセンターまで行き、センターで買い物をしてから電車に乗ってカポレイまで行き、折り返して戻ってきました。

行きはアラモアナ方面から市バスのエクスプレス(Express)Aに乗り、パールリッジセンターで下車。パールリッジセンターに向かう途中、ハラヴァ(アロハスタジアム)駅に停車しました。バスはスタジアムすぐ横の大通りに停車します。スタジアム手前のバス停で下車してしまった人たちもいたようで、機転をきかせたバスのドライバーが下車した人たちに、「どこまで行くんだい?」「アロハスタジアム駅です」「次のバス停だよ」と親切に教えていました。

パールリッジセンターでバスを下車し、しばらく買い物を楽しんだあと徒歩でカラウアロ駅に向かいました。(駅までたどり着けるかな、迷ったらどうしよう…)と心配したのもつかの間、カラウアロ駅はパールリッジセンター内アンナミラーズの向かいにあるTerritorial Savings Bankのすぐ近くにありました。

カラウアロ駅の改札を通り抜け、今までハワイで体験したことない雰囲気にややテンションが上がりながらスカイラインに乗車。カラウアロ駅からクアラカイ(イースト・カポレイ)駅まで、約20分の旅を楽しみました。そのまま折り返し、ホノルルとは違ったカポレイの風景を見ながらハラヴァ(アロハスタジアム)駅へと戻り下車しました。

ハラヴァ駅は、改札を出るとすぐ横に広いバスの停留所エリアがありました。エクスプレス(Express)Aや、1L(一部の停留所には停車しない1番のバス)など、アラモアナ方面やカハラモール方面へ向かうバスが停車するようです。プラットフォームからもバスが停車しているのが見えました。

今回利用したのはカラウアロ駅とハラヴァ(アロハスタジアム)駅の2駅だけでしたが、両駅とも市バスからスカイラインへの乗り継ぎは想像していたより便利だと思いました。ただ駅名が聞きなれない名称ばかりなので、駅名だけでは停車する地域がどこなのかピンとこず、慣れるまでは分かりにくそうです。

ハラヴァ(アロハスタジアム)の駅

ハラヴァの改札口(左)とプラットフォーム(右)

クアラカイ(イースト・カポレイ)駅

カポレイ駅のプラットフォーム

 

3.ハワイの電車「スカイライン」の基本情報

名称:スカイライン

営業時間:月〜金曜 5:00₋19:00、土〜日曜、祝日8:00₋19:00

電車は10分間隔で運行。起点のクアラカイ駅から現在の終点ハラヴァ駅までの所要時間は22分。

 

スカイラインの現在開通している駅とその周辺

ステーション1. クアラカイ(カポレイ)

大型ショッピングモール「カ・マカナ・アリイ」があります。

ステーション2. ケオネアイ(UHウェストオアフ) 駐車場あり

ハワイ大学ウエストオアフ分校のキャンパスがあります。

ステーション3. ホノウリウリ(ホオオピリ)駐車場あり

ステーション4. ホアエアエ(ウエストロック)

ワイパフタウンセンターやリサイクルショップのグッドウィル、セイバーズなどのお店が周辺にあり。

ステーション5. ポウハラ(ワイパフトランジットステーション)

ステーション6. ハラウラニ(リーワードコミュニティカレッジ)

リーワードコミュニティカレッジのキャンパスあり。

ステーション7.ワイアワ(パールハイランド)

パールハイランドセンター。ロスドレス、フードランドファームズ、会員制のサムズクラブなどあり。

ステーション8. カラウアオ(パールリッジ)

大型ショッピングセンターのパールリッジセンターやグルメレストランも多いエリア。

ステーション9. ハラヴァ(アロハスタジアム)駐車場あり

アロハスタジアムのスワップミートあり。

 

スカイラインの料金:

スカイラインの運賃はザ・バスと同じシステムです。片道はホロカードを1回タップで、2.5時間以内の乗り換えは無料。

※子ども(5歳以下)は大人一名につき一名は無料となります。その場合はゲートは、ADAフェアゲート(右端、または左端に位置している広いゲート)を使用してください。ホロカードをタップしたら子ども1名を歩かせて、その後に大人が速やかに入場します。アシスタントが必要な場合は係員に申し出てください。

※カードをリーダにタップした時にシャカサインとAloha Mai!の下に、Valid Untilと書かれてあり、その右横に時間が表示されて、2時間半がいつまでか教えてくれます。

スカイラインの乗車にはザ・バスで使用するものと同じ「ホロカード」の購入が必要。ホロカードはABCストア、フードランド、タイムスなど、もよりのスーパーで購入可能。

片道:

大人(18歳以上) $3、子ども(6~17歳)$1.50、幼児(5歳以下) 1人は無料、二人は子ども一人分$1.50、シニア(65歳以上)$1.25

一日パス:

大人(18歳以上) $7.50、子ども(6~17歳)$3.75、幼児(5歳以下)1人は無料、二人目からは子ども一人分$3.75、シニア(65歳以上)$3

1ヵ月パス:

大人(18歳以上)$80、子ども(6~17歳)$40、シニア(65歳以上)$20

 

スカイラインの利用法:

まず、ホロカードを購入します。ホロカードはABCストアやフードランドなど、ハワイのスーパーで販売されています。ホロカードはお金を入金して、そのまま使用できます。現金支払いも可能ですが、おつりが出ないので、釣銭がいらないよう用意するのをおすすめします。

改札でホロカードをカードリーダーにタップして駅に入場します。

オアフ島に一部開通した電車、乗車体験記は以上です。ハワイでできる新しいアクティビティとしておすすめです。皆様もハワイ旅行に来られたら、ハワイの電車にぜひチャレンジしてみてくださいね。

◎スカイライン(Skyline)公式ウェブサイト:https://www.honolulu.gov/transportation/divisions/mobility/rail-operations.html

この記事が属するカテゴリー: オアフ島ガイド, 基礎知識

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*