■パンパシ選手権初代チャンピオンはガンバ大阪! 2月23日(土)午後8時30分より、オアフ島ホノルルのアロハ・スタジアムでサッカーのパンパシフィック選手権の決勝戦(以下パンパシ選手権)が行われました。日本のJリーグ代表のガンバ大阪とアメリカMLS(メジャー・リーグ・サッカー)代表のヒューストン・ダイナモが、パンパシ選手権の初代チャンピオンをかけて戦いの火花を散らしました。
まず、得点したのは、ヒューストン・ダイナモ。試合開始後11分、クラーク選手の放ったシュートがゴールに突き刺さりました。地元ハワイ出身のブライアン・チン選手を擁するダイナモの先制ゴールに、アロハ・スタジアムは大きく沸きあがりました。しかしその5分後、今度はガンバ大阪、ブラジル出身のバレー選手がシュート。試合を振り出しに戻します。これで勢いがついたガンバ大阪。本来の形を取り戻し、次第にボールを支配し始めます。試合開始後26分、バレー選手がまたまたシュート! ガンバリードのまま、試合は後半戦へ!
後半になると、さらに冴えわたるガンバの動き。バレー選手が3点目を叩き込みハットトリック達成! 続いて同じくブラジル出身のルーカス選手もゴール! そのすぐあと、バレー選手がなんと4点目のゴールを成功させます。ガンバのあまりの勢いに、会場を埋め尽くしたダイナモファンも、声もない状態です。ハワイのハレイワ出身、チン選手の名前と背番号25を染め抜いたTシャツに身を包んだハワイの子どもたちが必死で声援を送る中、ガンバの固い守りの前に突破口が見つけられないダイナモ。と、思う間にガンバの山崎雅人選手がダメ押しのゴール! そのまま、試合は終了。6対1という大差で、ガンバ大阪が第1回目のパンパシ選手権を制しました。
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青いユニフォームのガンバのバレー選手が 放ったシュートがゴールに突き刺さる!
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プロの技のぶつかり合いに 大きな歓声が沸き上がります
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チャンピオンシップを征し大喜びの ガンバ大阪の選手たち
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試合後の記者会見で、ガンバ大阪の西野朗監督は、 「主力選手7人を全日本の強化合宿で欠いているなか、照準をこの大会に合わせて調整してきました。新しい選手が加入しバック・アップの選手とともにチーム作りをしてきました。いろいろな選手のチェックができたことが大きな収穫ですね。これから代表選手が戻ってきたら、今の選手とうまく融合させ、さらに強いチームを作っていくことができると思います。4得点のバレーは、とても得点力のある選手。今シーズンは昨年の3倍くらい得点してくれるんじゃないかな。ダイナモは良いチームだった。どちらが勝ってもおかしくないゲームでしたが、今日に限って言えば、たまたまガンバのほうが少しコンディションが良かっただけです。アグレッシブなガンバ大阪ならではのサッカーができました」と、語りました。
4点を挙げたバレー選手は、 「選手やチームのために働いてくれている人々皆でこの喜びを分かち合いたいですね。J1からJ2に上がるときに一度6得点を記録したことはありますが、今回も4得点できて嬉しく思います。このようなチャンスをくれた皆に感謝します」と語りました。また、キャプテンの山口選手は、慣れない人工芝で終了間際に足がつってしまうというアクシデントはあったものの、ガンバ大阪ならではのサッカーができたということで、喜びの表情で記者会見に臨みました。
一方、ヒューストン・ダイナモのドミニク・キニアー監督とブライアン・チン選手も記者会見を行い、 「ガンバ大阪は本当に良いチームでした。このような大差で負けたのは初めてですが、素晴らしいチャンピオンシップでした。応援してくれたハワイの人々に感謝します」と述べました。
なお、決勝戦の前に行われた3位決定戦には、ベッカム選手率いるロサンゼルス・ギャラクシーとオーストラリア現代Aリーグ代表のシドニーFCが対戦し、2対1でギャラクシーが勝利、第3位となっています。
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ガンバのバレー選手(左)と 優勝カップを持つ山口主将
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試合後インタビューに答える ダイナモのチン選手
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ガンバ大阪の 西野朗監督
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●パンパシフィック・チャンピオンシップ2008
「ハワイの歩き方」のビデオに収まるバレー選手
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第1位 |
ガンバ大阪 |
第2位 |
ヒューストン・ダイナモ |
第3位 |
ロサンゼルス・ギャラクシー |
第4位 |
シドニーFC |
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