"Go for Broke! ~Memories of Hawaii Japanese~" to be Screened at Honolulu Festival
■真の愛国心で偏見に打ち勝ったヒーローたちの物語
3月6日(金)~8日(日)に行われる恒例行事のホノルル・フェスティバルの一環として、松元裕之監督のドキュメンタリー映画「Go For Broke ~ハワイ日系2世の記憶~」が、3月8日(日)の午後2時~3時40分、ハワイコンベンションセンター311号室で上映されることになりました。鑑賞は無料で誰でも参加することができます。 ■関連情報/ ハワイと日本、人々の歴史、第12回 ハワイ日本文化センターで知る日系人の歴史(2世、第442連隊) 松元氏はNPO法人NAC-Jを主催。ハワイの日系二世の苦難の歴史を広報啓発し、ハワイの日系人子弟に対し、日本文化伝承に関する支援を行うことを目的とし、活動を続けています。「日本人がハワイに歓迎される要因、理由を知って欲しい」との想いで上映活動を続ける松元氏。念願かなって、ホノルル・フェスティバルで上映されることになりました。 今日のハワイの基礎を築いたと言っても過言ではないのが、日系1世、2世の人々の「頑張り」です。真珠湾攻撃により、日系人の若者達は祖国と親の国が戦うという、身を引き裂かれるような状況に追い込まれ、その中で必死で自国アメリカに忠誠心を示すため、勇猛に戦いました。第442連隊戦闘団は、アメリカ戦史上、もっとも多くの勲章を受章した部隊です。ヨーロッパ戦線で勇猛に戦い、その死傷者数はのべ9,486名。死傷率は314%という数字からも、その猛烈なる死闘ぶりがわかるはずです。 442連隊がヨーロッパ戦線において、最高の殊勲を上げたことで、1946年に当時のトルーマン大統領は部隊を閲兵し、次の言葉を贈っています。「You fought not only the enemy, you fought prejudice-and you won. (君たちは敵のみではなく偏見とも戦い、そして勝利した)」、と。身を挺して戦い抜くことで、偏見をうちやぶり、日系人の地位を向上させた2世の人々もいまや高齢となり、その人数も減ってきています。今日、日本人がハワイで歓迎され、大切にされるのは、彼ら2世兵士の頑張りがあるからこそなのです。ぜひ、彼らの物語を知ってもらいたいと思います。 ホノルル・フェスティバルのスケジュールおよび詳細は、こちらのページをご覧ください。 ●ホノルルフェスティバル |
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