Honolulu Mayor Signs Vacation Rental Enforcement Bill Into Law
第85条例案には拒否権発動
オアフ島で目下論争を巻き起こしているバケーションレンタル(バケレン)の規制強化に関する条例案2本が6月17日(月)、ホノルル市議会で承認され、カーク・コールドウェル市長が同月25日、うち1本である第89条例案に署名し、法が施行されました。法の執行は今年8月1日からで、違法行為が見つかった場合は罰金対象となります。
新法では、Airbnb(エアビーアンドビー)やエクスペディア等のウェブサイトにバケーションレンタルの広告を出す場合、許可証番号またはレンタルの住所を記載することが義務付けられ、違反した場合は1万ドル以下の罰金が科されます。
コールドウェル市長は一方で、バケーションレンタルの違法運営や宣伝行為を取り締まり、違法レンタルを合法化するための道を与えない第85条例案に対し、第89条例案の内容と矛盾があるとして拒否権を発動しました。
ホノルル・スターアドバタイザー紙は、今回コールドウェル市長が署名した第89条例で、2020年10月より住宅所有者が同居するユニット1,715軒にのみ30日間以内のベッド&ブレックファスト(B&B)宿泊施設として運営許可が与えられるものの、その他のトランジェント・バケーション・ユニット(TVU)といわれる一軒家をバケーション用の短期宿泊施設としてレンタルすることは禁じられると報道しています。
ホノルル市郡政府では1989年以降新規のバケーションレンタル許可を発行していません。市計画・許可証発行局によると、オアフ島内で現在違法に運営されているバケレンの数は6,000~8,000軒に上るものとみられ、合法的に運営されているユニットはわずか816軒しかありません。
(Honolulu Star-Advertiserより)
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