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ハワイのワクチン可能人口9割が接種済み、全米一のワクチン率とコロナ現状

投稿者: Eriko 更新日:2021年10月13日

Hawaii Becomes First State In Which 90% Of Eligible Residents Are Vaccinated Against Covid

ハワイのワクチン接種率、全米平均を大幅に上回る

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は10月8日(金)、ハワイ州が全米で初めてワクチン接種可能な人口(12歳以上)の90%がワクチン接種を行った州であると発表しました。

ハワイ在住者の12歳以上の人口108万9千984名、または接種を受けることが可能な90%の人が、先週金曜日までに少なくとも一回ワクチン接種を受けているとのことです。全米平均の76.3%を大幅に上回っていると、CDCは述べています。

ハワイ州政府は、ハワイ在住者に関して65歳以上のほぼ全員、50歳から64歳の95%、12歳以上の76%が少なくとも1回以上のワクチン接種を完了していると報告しています。

現在、ハワイ州では公務員へのワクチン接種または定期的な陰性証明書の提示の義務付け、オアフ島ではレストランやその他のビジネスにおいて従業員や利用者へワクチン接種完了の証明書または陰性証明書の提示の義務付け、マウイ郡でも一部のビジネスを利用する際にワクチン証明書の提示を義務化しています。

 

全米で接種率が高い州と低い州は?

ハワイ以外で全米でワクチン接種率が高い州は、マサチューセッツ州(89.2%)、バーモント州(88.6%)、コネチカット州(88.4%)、ロードアイランド州(86.9%)、ニューメキシコ州(85.8%)、ニュージャージー州(85.3%)、ペンシルバニア州(85.3%)などで、逆に接種率が低い州は、ウエストバージニア州(55.7%)、ワイオミング州(58%)、ミシシッピ州(59.8%)とされています。

 

ハワイは全米で最も規制の厳しい州

ハワイ州はパンデミック当初、全米で最も厳しい渡航規制を実施した州として知られています。2020年3月にはハワイ渡航者に対してハワイ到着後2週間の自己隔離措置を義務付けましたが、同年秋には陰性証明書の提示による自己隔離免除を実施、2021年7月には米国でワクチン接種を完了した渡航者がワクチン証明書の提示によりハワイ到着後の自己隔離を免除されるワクチンパスポート制度を導入しました。

昨年のロックダウンでは観光業に携わる大多数が失業するという経済危機に陥りましたが、その一方で、全米で低い感染率を保つことに成功しました。

CDCのデータによると、先週の新型コロナウイルスの感染者数はハワイ在住者10万人あたり114.5人で、全米では3番目に低いとされています。

 

観光業が回復の兆しを見せた今年の夏、そして感染者急増へ

今年の夏には米本土からハワイへ多くの観光客が訪れ、昨年と比較すると観光業が回復の兆しをみせました。

しかし7月頃から感染者数が急上昇し、9月には感染者数が過去最多を記録。深刻な医療危機に直面したため、イゲ州知事は、旅行者や不要不急の渡航者にハワイへの渡航自粛を要請しました。感染状況は9月末から回復しています。

イゲ州知事は、感染源のほとんどは米本土へ渡航したハワイ在住者であり、旅行者は10~12%に過ぎないと述べています。また、この上昇はデルタ株の蔓延が原因であり、入院患者や死者の大多数はワクチン未接種者であるとのことです。

ハワイ州は先週、病床率が未だ高いことなどを懸念し、ワクチン接種完了率がハワイ人口全体の70%に達すると全撤廃の予定だった新型コロナ規制を、60日間延長すると発表しました。

その一方で、最近の感染者減少傾向を受けて、オアフ島ではスポーツ観戦やコンサート、ウェディングなどのイベントにおける集会人数や、レストランでのアルコール提供などの規制緩和を10月13日(水)から開始。

ハワイのワクチン接種完了率は現在69.6%と報告されており間もなく70%に到達しますが、2ヵ月後には全ての規制が撤廃されるのか気になるところですね。Myハワイでも引き続きレポートしていきます。

ハワイの新型コロナウイルスに関する記事はこちらから毎日更新しています。

(Forbes、ホノルルスターアドバタイザーの記事を基に作成しました)

 

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